概要
転じて、まっしぐらに目的めがけ突っ込むこと。
ドラクエには「とつげきへい」という敵モンスターが、スパロボなどでは「突撃」という精神コマンドが登場する。
建物施設に対して入っていくものは「突入」と呼ばれる。
現代戦における突撃
余程の馬鹿でない限り、塹壕戦にしても市街戦にしても、敵味方は何らかの遮蔽物に身を隠しながら、最低限だけ身を乗り出して銃を撃ち合うものである。
しかしながら、隠れて撃ってを繰り返すばかりではいつまでたっても決着がつかず、弾も時間も体力も無限に消費するばかり。勝利のためには、極力速やかに敵を無力化する必要がある。
そして、敵を無力化するために最も確実な方法は、「絶対に外さない距離で銃を突きつける」ことである。このために現代の突撃は行われる。
しかしながら、ただただがむしゃらに敵陣へ走って行っても機関銃の連射によって皆殺しにされるだけであるから、味方の重機関銃、野砲、戦車の支援射撃により、敵の火力を制圧しながらの突撃が基本となる。支援が無ければ誰かが囮となって敵を引き付ける、煙幕などで視界を遮断してから突撃という手もある。
よくイメージされがちな、支援も何もない状況で機関銃の前にひたすら飛び出していくなどは本来あるべき突撃の姿とは全く異なるのだ。
念には念を、突撃が困難となるよう鉄条網や地雷といった罠が設置されている場合も多く、人数があっても順調に接近できるとは限らない。
スーパーロボット大戦における突撃
移動後に使用不可能な武器を一回だけ使用可能にする精神コマンド。
同シリーズでは射程の短い格闘武器が移動後使用可能(P属性)、射程の長い射撃武器が移動後使用不可能(非P属性)とされている事が多い。特にMSなどのリアル系ユニットは非P属性武器を主力とすることが多く、敵に接近しても攻撃可能になるまでにはターン経過を待つ必要があった。
しかし、この「突撃」を使用すれば敵に接近しつつ長射程武器で先制攻撃を仕掛けることが可能になる。また、ユニットの中には高威力だが、射程が極めて短く非P属性な武器を持つものもあり、こうした武器、ユニットを活用する際にも有効である。
使用可能なパイロットは藤原忍、ヒイロ・ユイ、アイーダ・スルガン、キョウスケ・ナンブなど、やはり猪突猛進なイメージの強い者が多い。また、搭乗可能ユニットの武器が全てP属性なので、精神コマンド枠が一つ死んでしまうという悲しい運命を背負った者もいる。