概要
ファーネリア王国で確認できる唯一のガイメレフで、王の専用機。
搭載するエナジストは両肩に緑のエナジスト、左胸に赤いエナジスト、さらに赤いエナジストの内部に埋め込まれるドラグエナジストの計4つである。
伸縮式の両刃の剣を背に納めている。
特徴は、イスパーノ・ホワイトと呼ばれる白い機体色及び装甲と、飛竜の形に変形することである。
変形時には搭乗者が竜の背中に当る部分で手綱のようなものを用いて操作する。
この時は推力機関は外部に露出していない。
また、さらに搭乗者の想いに反応して4本足を収納した高速飛行形態にも変形する。
この高速形態ではジェットエンジンのような推力発生機関が露出する。
本機の心臓ともいうべきドラグエナジストは、危険な大型動物である地龍の体内で生成される特別なもので、ファーネリアの王位継承者は即位の試練として、地龍とドラグエナジストを単身にて狩り獲るならわしである。
伝説のイスパーノ一族の製造であり、通常のガイメレフ製作期間よりも長い150年もの歳月を費やして作られている。
作中での修理代が5千万ギルド(アレンの部下たちの給料2千年分)。
作中では現ファーネリア王バァンが駆る。
搭乗者の力量にもよるが、最高級機だけあり性能も高い。特にイスパーノ製ガイメレフ最大の特徴は、搭乗者の血液を取り込むことで人機一体を体現する点にあり、その際の戦闘力はまさに鬼神の如しだが、機体の受けた傷を搭乗者自身も負うこととなり修理しなければ癒えることがないという諸刃の剣でもある。