- 聖書の登場人物(下記参照)。
- 『天空のエスカフローネ』のキャラ(下記参照)。
- 『ソードワールド2.0』リプレイのエリヤ ⇒ 『蛮族英雄』
- 『ワールドフリッパー』のキャラクター→エリヤ(ワールドフリッパー)。
- 島袋光年の読み切り漫画の一つ。 トリコ外伝島袋光年短編集に収録。
①の概要
聖書に登場する預言者の1人。英語での綴りはElijah。立ち位置としてはモーセ並に重要で重大な存在。
当時のイスラエルの王アハブが王妃イゼベルに唆されバアル崇拝に手を出していたところへ現れ、バアルを信仰した為イスラエルは未曾有の旱魃に襲われると伝えて去る。彼はケリテ川の側に住み、神が遣わしたカラスに食糧を与えられ生活する。その後彼はサレプタに行き、そこで未亡人に食糧と飲物を乞う。未亡人は自分と息子の分すら足りないのであげられないと言ったが、エリヤは「この旱魃が終わるまで貴方の食糧と飲物は無くならない」と伝え、その通りになった。その後息子が死ぬと彼女はエリヤが来た所為で罪の意識が芽生え息子が死んだとエリヤに迫るが、エリヤは神を信頼できる証として息子を蘇生させた。これが聖書における初の蘇生に関する記述である。
3年以上の旱魃と飢餓の後にエリヤはアハブへ戻り、バアルの預言者(大勢)とアシェラの預言者(大勢)を呼び出させカルメル山で対決を行った。結果的にバアルの預言者達は奇跡を起こせず、エリヤのみが真の神の預言者として天から火を降らせるという奇跡を行えたので、大勢の偽の預言者を処刑させた。これにより旱魃も終わったが、イゼベルの怒りを避ける為に彼はホレブ山(かつてモーセが十戒を授かった場所で、エリヤはモーセ達が此処を去ってから初めて戻ってきた人になる)に籠る。ホレブで彼は後の後継者に関する神の言葉を聞き、それを伝えるべくホレブを出る。
一方でアハブは一般人のぶどう畑を欲してしまい、イゼベルがその人に無実の罪を着せて殺してしまう。エリヤは「その罪によりアハブの家系は滅ぶ」という神の言葉を伝えた。アハブはその場で罪を悔いたので、神は改めてエリヤに罰は彼自身ではなくイゼベルと、彼女との間にできた子に降り注ぐことを伝えさせる。
アハブとイゼベルの子アハズヤはある時落ちて怪我をしてしまう。彼は回復するかどうかを問う為にバアル・ゼブブの神官に使者を出すがそれをエリヤが阻む。アハズヤはエリヤを捕える為に軍を3度送るが、最初の2軍は天よりの火で焼き尽くされ、3軍目は恐れをなして慈悲を乞う。エリヤは彼らと共にアハズヤのもとへ赴き彼が回復せず死ぬという預言を直接下す。そしてその言葉通りアハズヤは死んだ。
その後、彼は自身の後継者であるエリシャに見守られる中、火により天へ迎えられていった。生きたまま天へ召し上げられるのは聖書内でも限られた人物しか成していない至上の誉れであると言える。
その他、彼は「約束の日」が来ると伝える為にいつか再来するとされている。
一説ではエリヤは天に召し上げられた後サンダルフォンに成ったとされる。サンダルフォンはメタトロンと兄弟関係にあたり、頭が天に届くという圧倒的な背丈の高さが特徴。また、王冠を授ける天使であり、胎児の性別を決める役割も持つ。
②の概要
CV:日高奈留美
エリヤとは、『天空のエスカフローネ』のキャラクター。
ザイバッハ帝国の豹人で幸運強化兵。
フォルケン・ラクール・デ・ファーネルの部下である。
エリヤという名前はフォルケンに名付けられたもので、本名はベルベルという。
瓜二つの容姿の双子の姉であるナリアとは、互いに対となる金銀の髪色をそれぞれ持つ。
神崎ひとみとはお互いの存在を認知しているが、最後まで自分の姿を見せた事はない。
劇場版では酒場の歌姫という設定。ひとみに姿を見せたのは今回が初である。