概要
スポーツ競技としては、ダーツの銃版と思えばよい。
クレー射撃、ライフル射撃、ピストル射撃の三つがあり、いずれもオリンピックの競技に選ばれている。
この他オリンピック競技ではレーザーピストルを使用した射撃「レーザーラン」と、フェンシングランキングラウンド・水泳・フェンシングボーナスラウンド・馬術を合わせた近代五種競技、冬季オリンピックではスキー競技と合わさったライフル狙撃「バイアスロン」がある。
オリンピック競技で扱われる、動かない的を打つ競技以外では、スチールチャレンジのような得点以外に速度も競うもの、IPSCのような遮蔽物を用いた射撃や動く的を撃つもの、IDPAのように競技向けの銃の改造を制限しセルフディフェンスシチュエーションを元とするもの、3ガンマッチのように複数の銃を使用するなど、さまざまなものがある。
「狙って引き金を引くだけだろ」と思ったあなた、脈拍や呼吸、引き金の引き方ひとつでも着弾が変わってくるため、敵弾の飛んでこない競技であってもピンポイントを狙うのは簡単ではない。実際の戦闘となれば…お察しください。
余談
パリオリンピック(2024年)では、ユスフ・ディケチ選手が一般的な射撃用メガネを使用せず、両目を開けて射撃を行い銀メダルを獲得したことに対して「オリンピック用の訓練を受けていない」と話題になり、射撃用メガネを用意しなかったことを指して「無課金おじさん」と日本で話題となった。また、若い頃に軍隊での出世を果たしながら早々と退役し、その後SNSでやたらと一般人アピールしていたその怪しげな経歴・雰囲気から「本職の殺し屋では?」という憶測を呼んだが、詳細は無課金おじさんタグで調べてほしい。