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ガンダムMk-Ⅱ

がんだむまーくつー

ガンダムMk-Ⅱ(ガンダム・マークツー)は、TVアニメ『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する、モビルスーツである。
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好きさ、自分の名前だもの

カタログスペック

頭頂高18.5m
本体重量33.4t
全備重量54.1t
ジェネレーター出力1,930kw
装甲材質チタン合金セラミック複合材
スラスター総推力81,200kg


概要

型式番号RX-178地球連邦軍の特殊部隊「ティターンズ」が開発した先行試作型モビルスーツであり、上二桁[17]はサイド7宙域コロニー・グリプスにおいて開発された事を、三桁目の[8]は同工廟において八番目に開発された機体であることを示す。

ティターンズが世論に対して、自身の行為を正当化すると言う政治的な思惑(事実、ティターンズ側は本機を『我々の、我々による、我々のためガンダム』と称している)の元に開発したガンダムであり、フランクリン・ビダン大尉を開発主任とし当時でも指折りの技術者が集められた。

同組織最初期の主力機であるジム・クゥエルをベースとし全天周囲モニターリニアシート等、この当時連邦軍における最新の技術が投入されており、特にモビルスーツとしては初めてムーバブルフレームを全身に採用、後に続く第二世代以降のMSの雛形となっている。ただし装甲材質は従来のチタン合金セラミック複合材を用いている(このためMk-Ⅱは第二世代に数えられておらず、第一世代もしくは1.5世代に相当する機体に当てはめられている)為、開発当初は剛性不足が原因で事故が頻発する事となった。

開発は宇宙世紀0085年にスタート、量産も視野に入れる形で4機が先行して製作され、宇宙世紀0087年に完成する。(なお、この4機は仕様上の差異が無いため、全機同じ型式番号が用いられている。)
すぐに試験が行われたが、4号機がグリーンノア1内で実施された高速機動試験中に墜落事故を起こして大破してしまい、新素材の開発遅延やフレームの剛性不足もあり量産は断念された(もっともティターンズ上層部はこの計画の裏で、MSをコアとした超大型決戦兵器の開発を推進しており、その過程で本機に代わるフラッグシップ機が生まれている事から、最初から本機の量産は考慮されていなかったとも考えられる)。

残った3機は引き続き次世代機開発のデータ取りを行うために運用試験が行われたが、宇宙世紀0087年3月2日、反連邦組織「エゥーゴ」によって最終的に全機が奪取される。これらの内1機が予備パーツ用に、もう1機が機体解析の為に解体され、残された3号機は白を基調とした色に塗り替えられた上でアーガマに配備され、エゥーゴの戦力として運用された。
グリプス戦役の本格化によって他の最新鋭機に遅れを取る事もあったが、Gディフェンサーメガライダーなどの追加装備が開発され、第一次ネオ・ジオン抗争終盤において、クイン・マンサに撃墜される(宇宙世紀0089年1月16日)まで戦い抜いている。

メインパイロットはカミーユ・ビダンエマ・シーングリプス戦役期)。エル・ビアンノ(第一次ネオ・ジオン抗争期)。
その他リック・ディアスを失ったクワトロ・バジーナカツ・コバヤシモンド・アガケエルピー・プルといったパイロットも一時的に搭乗している。

機体解説

「単独で稼働が可能なフレームに、装甲を“着せる”」という思想のムーバブルフレームを初採用した機体であるため、足首や肩口部のシリンダーが露出するほど装甲面積が狭い。これは、当時既にビーム兵器がMSの主武装となっていた事から、軽量化によって機動力を向上させ、被弾率を低下させるという設計思想に基づくものであるが、更に本機は上述の通り装甲材質においても劣るため、耐久力面においては大きなディスアドバンテージを抱えていた。
加えて、ティターンズでの運用試験期間中はムーバブルフレームのモーションプログラムに不備があったため、幾度も墜落事故を起こしており、開発者であるフランクリン・ビダンをして「(データは十分に収集され、すでにそれをもとに新型機が開発中だったため)あんなもの、もういらんでしょう」とまで貶されていた。

しかしながらエゥーゴが奪取した後は、この不備が改善され、設計思想通りの高機動・広可動域を存分に生かしたモーションにより、多数の後発MSを蹴散らしている

本機は世代分類的には第二世代に届かないとはいえ、ジェネレーター出力はΖガンダム(2,020kw)にも劣らず、パワー・ウェイト・レシオは1.5倍という高い数値を誇っている。
スペックノートの一部分だけを見れば、スラスター推力を一方向に集中する事で高速巡行を可能とした第三世代MS(可変型MS)や、ジェネレーター出力が5,000kwを越える第一次ネオ・ジオン抗争期の第四世代MSに見劣りするのは確かに事実である。しかし前者はサブフライトシステムの併用で充分に補う事が可能であり、後者はその後の機能収斂により3,000kw台に落ち着いている推移を鑑みると、有視界戦闘を主体とするMS戦においては本質的なディスアドバンテージにはならなかった。(例として、多機能重攻撃MSドーベン・ウルフのパワー・ウェイト・レシオは1.17倍しかない。)
個別の装備を見ても、Eパック型のビームライフル、対ビームコーティングの施されたシールド、そして後年には『名機』ジェガンに引き継がれたバックパックのフレキシブルバーニアスラスター(スラスター=力点を、本体=作用点から離しつつ、可動域を持たせる構造)による効率的なAMBACなど、むしろムーバブルフレーム最初期機でありながら、最適解に近い設計に達していたと言っても過言ではない。

武装

バルカンポッド・システム

頭部バルカン砲をオプション兵装化したものであり、頭部スペースを考慮する必要がないため、内蔵されるタイプと違い装弾数が多い。
本機は頭部にフレームを最適駆動させるためのコ・プロセッサーを搭載した結果、バルカンを内蔵するスペースを確保できなくなったため、このような形で装備されている。

内装火器としての頭部バルカン砲は連邦系MSの標準固定装備であり、これを内蔵していない機種は連邦内でも希少であるが、この外装ポッド・システムは後に開発されたバーザムジェガン系に継承されている。

ビームサーベル

バックパックのフレキシブルバーニアスラスターに各1基を装備しており、出力0.45MWと当時としては高出力の部類に入る。
同型のバックパックを装備するジムⅢもこれの簡易型を採用している。

ビームライフル

型式番号XBR-87-D。
Eパック方式を採用しており、出力の切り替え機能が初めて採用されたビームライフルでもある。
弾数は通常出力2.6MWで7発、最大出力6.07MWで3発撃てる。不使用時はサイドアーマーにマウントされる。

ハイパーバズーカ

ジム改などが運用したものと同型モデル。
一年戦争時のものとは違いマガジンがカートリッジ式になっているため、継戦能力が向上しており、通常弾と散弾の撃ち分けが可能。不使用時はリアアーマーにマウントされる。
マガジンは腰部に積載。

ロングライフル

Gディフェンサーの主兵装である狙撃用ビームライフル。
出力は6.8MW。原則はスーパーガンダムの状態で使用するが、TV版ではGディフェンサーから切り離して使用するシーンがある(劇場版では装備のみ)。
劇中ではラムサス・ハサが乗るハンブラビの下半身を一瞬で消し飛ばし、隕石越しにダンケル機を真っ二つにするほどの出力を発揮し、アレキサンドリアの艦橋を一撃で大破させるなどMk-Ⅱが使う火器では最大級の威力を持つ。

出力に比したロングバレルではあるがバレル直径はスマートであり、片腕かつ前腕のみで支持可能な形状のため、Ζガンダムのハイパーメガランチャー等と比較して取り回しに優れる。

シールド

GP01で試験運用された伸縮機能付きのシールド。
伸縮機構はネモΖガンダムにも受け継がれた。
表面に耐ビームコーティングが施されており、ビームライフルの直撃にも数発程度ならば耐えられる。
裏面にミサイルランチャーを装備する事も可能な他、予備のEパックを2基までマウントし、継戦能力を高めるためにも使用される。

バリエーション

次世代試作機

雑誌企画『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』で描かれたジム・クゥエルをベースとした試作プランの一つ。
機体構成は外観上は大部分がジム・クゥエルのままだが、頭部をガンダムTR-1[ヘイズル]と同型のガンダムヘッドに換装し、ガンダムMk-Ⅱと同型のバックパックと、ライフル、シールド、バルカンポッドを一式装備する。また両脛側部にガンダムNT-1のサブスラスターユニットが装備される。
本機は「ヘイズル開発相関図」に記載されているバリエーションだが、コンセプトはヘイズルと異なり、オプション装備での能力拡張よりも、MS単体での完成度を高めているという。
設定のみで、作中には登場せず、実際に試作されたかも不明。

プロトタイプガンダムMk-Ⅱ

ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜』などに登場。
ガンダムMk-Ⅱの先行型として、コストを度外視して開発された機体。そのためガンダムMk-Ⅱよりも高性能だが、操縦性や整備性に多大な問題を抱えており、稼働時間も極めて短い。
その扱い辛さ故に並みのパイロットではまともにコントロールできず、パイロットにはムラサメ研究所の強化人間プロト・ゼロ(ゼロ・ムラサメ)が選ばれている。
また、外装はジム・クゥエルと同一形状の部品が部分的に使用されており、装甲とフレームが脆弱であるという課題はガンダムMk-Ⅱまで持ち越された。
製造コストはペガサス級戦艦数隻に匹敵すると言われているが、存在自体を疑問視する意見もあり、データ上にのみ存在する架空の機体とする説もある。
頭部アンテナやシールドの形状がガンダム試作1号機と酷似している事から、アナハイム社による開発関与が疑われている(これはガンダム開発計画が凍結されなかったというIFのストーリーに基づく設定)。
ゲーム中ではガンダムMk-Ⅱの開発と無関係に、特殊な条件で開発提案される隠し機体として扱われており、正式なMk-Ⅱの開発に際し本機を開発する必要はない。

スーパーガンダム

ガンダムMk-ⅡにGディフェンサーをドッキングさせた形態。Mk-Ⅱディフェンサーとも呼ばれる。
詳細はスーパーガンダムを参照。

フルアーマーガンダムMK-Ⅱ

Z-MSVに登場。
ガンダムの強化プランであるフルアーマーガンダムと同じくガンダムMk-Ⅱに追加装甲「FXA-03」を装着し火力と装甲を強化するプラン。
増加武装として2連装ビーム・ライフルとグレネード・ランチャーを有する。
しかし、スラスター増設による推力向上が重量増加をカバーできる程ではなく、早くから機動性の低下を指摘されていた。
結局、Gディフェンサーによる強化案(スーパーガンダム)が採用され、本機のプランは実現しなかった。
プラモ狂四郎の作中にも登場するが、アーマーを纏っていたのはガンダムMk-Ⅱでは無くガンダムである。

バーザム/バーザム改

ガンダムMk-Ⅱを参考にした量産機、もしくは簡易量産型。
詳細はバーザムを参照。

ジムⅢ/ヌーベルジムⅢ

ガンダムMk-Ⅱのパーツを採用した量産機。
詳細はジムⅢヌーベルジムⅢを参照。

バリエーション(宇宙世紀作品外)

ビルドガンダムMk-Ⅱ

ガンダムビルドファイターズに登場するガンプラ。
詳細はビルドガンダムMk-Ⅱを参照。

余談

リアルロボット物の嚆矢とされながらもそれ以前の所謂スーパーロボット的要素を持っていた初代ガンダムに対し、ヒーロー的なトリコロール配色を廃した黒い塗装で初登場する(第一話のサブタイトルは「黒いガンダム」だった)・最初から3機登場する(聖戦士ダンバインの主役機ダンバインも最初から3機登場していた)・同時代の他機種に対して抜きんでた性能ではない事が劇中で度々語られる(装甲騎兵ボトムズの主人公が乗る機体は特別な物では無く一般的な量産機であるスコープドッグ)等、後続のリアルロボット物やMSVで培われた要素を盛り込んで生まれたある意味「初めてリアルロボットとして映像作品で描かれたガンダム」であり、現在でも人気のある機体である。
また、額アンテナ部の赤と黄の配色やカメラアイ部の緑系の配色は本機のデザインで確立され、後にデザインされた多くのガンダムに受け継がれている。

歴代の主役ガンダムの中でも唯一劇中での塗り替え描写がある純粋な意味でのカラーバリエーションを持っている機体であり、元祖SDガンダムの頃から商品化される際にはエゥーゴ仕様とティターンズ仕様の2種が発売されるのが常となっている。

商品展開

放送当時の商品展開で発売されたガンプラ1/1001/1441/220。所謂旧キット。1/220スケールのものは当時としては画期的なスナップフィットである)においてはエゥーゴ仕様が商品化されるのみで、ティターンズ仕様は塗装で再現必須となっており、モデラーにとっては塗装で再現する定番ネタでもあった(説明書にカラーレシピが掲載すらされていた)。最初期BB戦士でもティターンズ仕様は懸賞プレゼントのみのものだった。
ティターンズ仕様が商品化されるようになったのは元祖SDガンダムの頃からであり、ガンプラではMG以降となっている、それ以降になるとフィギュア等の玩具でエゥーゴ仕様とティターンズ仕様が必ず発売されるようになり、ハイコンプリートモデルでは劇場版Z上映に連動してハイザック連邦カラー同様に遅れて発売されている。リファインされたBB戦士や旧HGUCの様に単独販売がティターンズ仕様のみで、エゥーゴ仕様はフライングアーマー付属、スーパーガンダム名義、グリプス戦役セットなど単品販売がなされていなかった時期もあり、RG及び
HGUCのリファイン版(所謂REVIVE)でエゥーゴ版単独販版がなされるようになった。
なお、HGUC旧版ではヘイズル系列のHGUCと互換性が存在したが、REVIVE版にはない。

現状ではガンプラが作品の枠を超えた新たなカテゴリーを作った場合には、短命な物や特殊な枠を除けば初代ガンダムやザクに次ぐ商品化鉄板枠の座に君臨している。

関連イラスト

刻を越えて
RX-178


関連項目

ガンダムMk-2 ムーバブルフレーム 全天周囲モニター
機動戦士Ζガンダム 機動戦士ガンダムΖΖ 
バーザム ジムⅢ ジム・クゥエル ヘイズル Ζガンダム
カミーユ・ビダン エマ・シーン エル・ビアンノ

ビルドガンダムMk-Ⅱ

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