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ガンダムTR-S

がんだむてぃーあーるえす

ガンダムTR-Sとは、メカニックデザイン企画『A.O.Z Re-Boot』に登場する可変モビルスーツ。メインイラストは護衛用強化形態の「ガンダムTR-S[エルアライラー]」。素体である「ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]」の詳細は未公表。
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概要

ガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ]を再設計した次期主力量産機。ガンダムTR-6[ウーンドウォート]とは兄弟機の関係にあたる。

TR計画」の到達点として万能化換装システムを採用しインレのコアMSとなる予定だったが、機種統合計画も反映したTR-6の開発にシフトし、本機の量産化は見送られた。


グリプス戦役後、エゥーゴに鹵獲されてアナハイム社の「アドバンスオブゼータ計画」(AOZ計画)の開発母体となり、MSA-0012 ZZZガンダム(AOZガンダム)に改修されている。


バーザムは四肢のムーバブルフレーム構造をガンダムMk-Ⅱから流用したヘイズル・フレアの簡易量産機で、ウーンドウォート完成までの繋ぎとして量産された。


ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]

型式番号RX-123

TR-Sのコアユニット。現状でのこの形態の画稿は背面とラフしか存在しない。

フレア(Hrair)は『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』の独自言語「lapine」で4以上の数、いっぱい、沢山、千を意味する。炎の揺らめきや広がりなどを表すFlareではないため注意。


ドラムフレームと胸部モビルポッド[プリムローズⅡ](イベント展示ではプリムローズ2という表記揺れが用いられている)を中心とした構造であることが判明している。万能化換装システムの完成度はウーンドウォートより劣るが、オプションパーツは専用に設計された物が多いため、それらオプションとの親和性は高い。


頭部V字アンテナは折り畳みが可能だったガンダムTR-1のものと比べると更に大型化し、バウンド・ドックのように基部でフレキシブルに動かすことが可能となっている。


肩部は[ヘイズル・アウスラ]のラッチ内蔵式の物を更に小型化、腕部は折り畳んで胸部と一体化可能な構造しており、この設計は後のガンダムTR-6にも流用されている。また、側面にスラスターを備えた肩部装甲が増加オプションとして用意されており、ヘイズル・アウスラの四肢を用いたTR-6[バーザムⅡ]にも用いられていることからTR-1と共用のオプションの模様。


腰部は分厚いフロントスカートが2基のサブアームとなっているが、展開時の形状は不明。[アドバンスド・ヘイズル]とは異なりOSによるサポートによりメインアームと同時に運用が可能。

また、背面には臀部にTR-6の股間部サブアームと同様の部品らしきものが1本確認できる。

バックパックはTR-1の可動式ブースター・ポッドに似た形状のものがベロウズフレームと筒形の増加ドラムフレームを介する形で腰部ドラムフレームに接続されている。


脚部は下腿部がガンダムTR-1の物を基礎にムーバブルフレームを内蔵し再設計した構造となっているが、大腿部左右の装甲は後のガンダムTR-6と酷似した形状になっている。

ガンダムTR-6への発展後も下腿部は汎用強化脚パーツとして量産される予定だったが、TR-Sの設計を簡易化したバーザムの量産に伴いその役割もバーザムに譲った。


武装

シールド・ブースター

ガンダムTR-1から用いられているTR計画おなじみの武装。本機はシールド表面中央部のラッチを活用しているのが確認されている最初の例で、ビーム撹乱幕を搭載した縦長の箱状のマイクロミサイルポッドが接続されている。ポッドは左右に開くことで中身が露出する。

最近の記事においてマイクロミサイルポッドは形状が変更されると共に大型化してリニューアルされており、大型化に加え、強化型シールドブースターのものと同じスプレッドビーム、Iフィールドジェネレーターらしきものも追加されている。

また、[ヘイズル・フレア]ではフレア・ユニットの飛行用ブースターも一組接続されている。


マシンガン

[エルアライラー]で装備しているゼク・アイン第三種兵装のそれと同じ装備と思われるベルト給弾式のマシンガン。本機はIフィールドを用いる運用の性質上ビーム兵器の運用に制限が生じており、実弾兵装の充実に重きが置かれている。


長銃身型ビーム・ライフル

[ヘイズル・フレア]形態で携行している、ハイザック飛行型等と共用の装備。ヘイズルのビームライフルをベースに延長ストックと連射用バレルの2種の強化パーツを取り付けている。


ミサイルポッド・バインダー

プリムローズの拡張兵装であるミサイルポッド・バインダーを量産向けにシェイプしたものと思われる両肩部のミサイルポッド。ガンダムTR-6[バーザムⅡ]にも本装備が流用されているほか、TR-6同様に前腕部にも装着可能。


専用ウインチ・キャノン

胸部に接続される、有線射出による遠隔操作が可能な開放バレル式メガ粒子砲。基本的な機能としてはプリムローズの拡張兵装のウインチ・キャノンと変わりないが、上部に4門の実弾式機関砲を備えている。ウインチ・ユニットが外部依存という点も据え置きだが、本モデルと同様に胸部接続用のラッチを持つ「強化型ウインチ・キャノン」を扱うギャプランTR-5やガンダムTR-6と異なり、ガンダムTR-Sは胸部にウインチユニットを搭載しているため、前述の2機と比べ胸部装着でも問題なく有線射出できるようになっている。


チョバム・アーマー

胸部のウインチユニットを換装する形で装備される増加装甲。

大規模改装前のヘイズルやその大元であるアレックスに用いられていた同名の装備の形状をTR-S用に調整した装備と思われる。装着部位はヘイズルから更に削減されとうとう胸部のみとなった。


ガンダムTR-S[エルアライラー]

後述の侵攻・殲滅型モビルアーマー[ラブスカトル]形態を護衛する随伴機としての形態。

ヘイズル・フレアにフレア・ユニット(強化型ギガンティック・アーム・ユニットとウェポン・コンテナそれぞれ1対)を装備した機体で、頭部アンテナは六翼の女神を象ったタイプ(恐らくサイコ・ブレード)に換装された。


名称は『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』に登場する民間伝説の存在「エル・アライラー」(エリル・フレア・ラー)に由来する。エリルはうさぎの天敵、フレアは先述通り4以上の数でこの場合は千、ラーは群れの長を意味する。その短縮形が“エル・アライラー”(千の敵を持つ王)である。


「矛」として攻撃を担当するラブスカトルの「盾」であり、同時期に開発されたガンダム[スコル]と航宙イージス艦[ハティ]に似たコンセプトを持つ。

装着された強化パーツ群は、TRジェネレーターから発生される電力を動員した高出力・広範囲型Iフィールドによって機体と護衛対象を敵のビーム攻撃から守りつつ実弾兵装による攻撃と、Iフィールドから突き出た大型ビーム砲によるビーム攻撃という護衛機としてのコンセプトに忠実な設計となっている。


一方、対象の防衛が困難な緊急時にはモビルアーマー形態へと変形する事で強襲へ転じる事が可能。エルアライラーはグリプス戦役後の混乱期にラブスカトルと共に地球への核攻撃に使用されるが、その際にエゥーゴによって鹵獲され、衛星軌道基地「スターシップダウン」(SSD)に於いて第四世代モビルスーツの開発ベースとして再利用され、後に開発されたΖΖΖガンダムユニットの原型とされた。


フレア・ユニット

ヘイズル・フレア専用の強化パーツ一式。これらを装着することでガンダムTR-S[エルアライラー]になるが、エルアライラーに用いられていないパーツも多い。レジオンでは量産されており、発展型であるガンダムTR-6も[クィンリィ・フレア]などの構成部材として装備されている。

エゥーゴにおいても接収したSSDにおいて検証実験に使用されている。


左ギガンティック・アーム

指先が三連装ビーム砲となっているギガンティック・アーム。

砲口から大型ビームサーベルを展開したり自機の展開するIフィールド外から攻撃できるようウインチユニットで有線射出できたりとサイコガンダムMk-Ⅱと似通った機能が多いが、TR計画内ではこのギガンティック・アームと同様にマニピュレーターとしての役割を持たない遠隔操作可能な多連装ビーム砲としてサイコ・ギャプランの大型バインダーが該当するため、そちらの実験データが用いられた可能性も高い。


右ギガンティック・アーム

ビーム主体だった左腕部とは対照的に4連装機銃とヒート・ブレードで構成されている。

主に中近距離での戦闘を想定しており、ギガンティックの名の通り長大なリーチを生かした近接格闘戦をこなす。

ちなみに左右のギガンティック・アームは上下に重ねることで1本の極太のギガンティック・アームとして運用することも可能となっており、レジオンではこの形態をTR-6[クィンリィ・フレア]形態の腕部としての他、ハイザックの右腕にも砲撃ユニットとして装着している。


ウェポン・コンテナ

TRシリーズ汎用強化パーツのものに強化パーツを外装した、左右に太く厳つい形状が特徴のコンテナ。両脇にTR計画共通規格のジェネレーター、後部に高出力推進器を搭載しており飛行ユニットとしての側面も有する。

エルアライラーの場合は[フルドドⅡ]のショルダー・ユニットを介し両肩に装備し、左にIフィールドジェネレーター、右に予備弾倉やクラッカーなどの実弾兵装を搭載するのがデフォルトの模様。

ラブスカトルとの連携でコンテナへの補給や換装が可能となっている。ラブスカトルから投下されたコンテナは中核部のカートリッジが2個1セットでパッケージ化されているため、ウェポン・コンテナそのものではなくカートリッジ部のみを交換する方式となっている。

その飛行能力を買われレジオンではガンダムTR-6のみならずバーザムのエスコート機やハイザックにも簡易飛行ユニットとして搭載している。(基本的に火星の大気圏内は総帥アリシア・ザビの意向により彼女とその親衛隊以外の飛行が禁止されており、禁を破った者は監視衛星エレノアの狙撃を受けるため火星への出入りには誤射されないようエスコートが必須となっている。)


ブーストポッド

エルアライラーの背部に装着されるバックパック代わりの装備。

ガンダムTR-6のマルチコネクターポッド式のそれを前後に引き伸ばし正面に四角い開口部を5つ設けたような形状をしているが、具体的な機能は不明。


ハイメガ粒子砲

エルアライラーへの装備が確認されていないフレアユニットのひとつ。

本体に装着するためのベロウズ・フレーム(ある程度の伸縮が可能な蛇腹状の関節を持つアーム)を備えた四角柱の形状をしており、ガンダムTR-6の同様の各種装備と比べ長砲身。

サイズに見合うだけの威力を持っており、作中ではTR-6[クィンリィ・フレア]形態のギガンティック・アーム側面に装着されており、フェンリス・ヴォルフの追加バレルを装備したハイメガ粒子砲に競り勝ったり、後述のフルドド・フレアではシェルターの壁面をいともたやすく融解せしめたりしている。


飛行用ブースター

エルアライラーへの装備が確認されていないフレアユニットのひとつ。

エンジンポッドにウイングが一枚付属しており、対となる形状のものを2基セットで運用する模様。

[ヘイズル・フレア]ではシールドブースター及び腰部に装着しており、用部のものはウィングを折りたたみリアスカート場となっている


エルアライラー(フライルー形態)

エルアライラーから更にギガンティックアームとウェポンコンテナを2基ずつ増やした形態とされるが、画稿はシルエットのみで詳細不明。


運用は主にMA形態で行うとされ、本形態は[ヘイズル]、ギャプランと続いてきた高高度迎撃形態の完成形にあたる。


フルドド・フレア

[ヘイズル・フレア]に合体するフレア・ユニットに自律性を持たせた強化Gパーツ形態。

[プリムローズⅡ]を中核に上部にブーストポッド、下部にウェポンコンテナ、左にハイメガ粒子砲、右に左腕用ギガンティック・アーム(画稿ではこちらが用いられていたが運用上右腕用も存在すると思われる)、ブーストポッドの左右に飛行用ブースターという構成をしている。

飛行用ブースターやハイメガ粒子砲、プリムローズⅡは[エルアライラー]への合体後は確認できなくなる。

『くろうさぎのみた夢』においてはフレアユニットを利用したガンダムTR-6のカスタムを担当したマリナ技師がフォボス宇宙港から脱出する際に有り合わせの部材で組み上げた形態として登場いている。マリナ本人は一人だけでズラかる魂胆だったが、取り残されたレジオン兵に見つかり、一緒に脱出してその志まで共に背負う羽目になる。


ガンダムTR-S[ラブスカトル]

Rabscuttle

ヘイズル・フレアにロゼットTR-4[ダンディライアン]の発展形である大気圏突入・成層圏機動用バインダーを装着したモビルアーマー形態。バインダーは極めて大型なためコアMSとなっているヘイズル・フレアは埋没しており外からは確認できない。

耐G肉体強化施術を施された強化人間の搭乗を前提としている。

名称は『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』の「ラブスカトル」に由来する。ラブスカトルはエル・アライラーに仕えるアウスラ(上士または幹部)のうさぎで、彼の右腕的存在であった。


ラブスカトル形態はモビルアーマー形態からモビルフォートレス形態への変形機構を持ち、旧ジオン公国軍のモビルアーマー「ビグロ」の設計思想が取り入れられている。そのためかセンサーもモノアイがビグロと似通った位置に存在する。

機体中心の2連装ハイ・メガ粒子砲はサイコガンダムと同型のもので、MA形態では機首のバインダーを開放バレルとすることで収束率を高めて発射することが可能。

また、クローアーム掌部にも収束することでビームサーベルとして振るうことができるビーム砲を備えており、バインダー上部側面にもこれらと大きさの近しいハイメガ粒子砲らしき意匠が2対見られるほか、頭部の両脇にも小さいながら同様の意匠がある。


宇宙から地球へ直接侵攻を行う敵を成層圏で迎撃する事をコンセプトとしており、任務終了後は大気圏突入能力を駆使して地上へ帰還、大気圏内においては尾部に搭載されたダイダロス・ユニットによる飛行も可能となっている。


護衛用随伴機である[エルアライラー]との連携運用を想定しているため、バインダー下部にエルアライラーの他にその支援用の大量のウェポン・コンテナを格納でき、オプションパーツの換装や弾薬・推進剤の補給を行えるなど、先述のビグロを頭部代わりの管制ユニットとして接合され実戦投入された記録のあるMA「ラング」のような母艦的な運用もできるようになっている。


後に開発されるガンダムTR-6[ダンディライアンⅡ]にコンセプトは受け継がれ、ダイダロス・ユニットやクローアームの内部フレーム、一部バインダーなども引き継がれているが、ラブストルの方は大量のコンテナを搭載したりMSを護衛機として従えているなど[ファイバーⅡ]の要素も有しているため、両機の合体したTR計画の到達点である[インレ]をスケールダウンした構想と推測することもできる。


[ガンダム・インレ]

フレアユニットの無限の組み合わせと進化の果てとなる究極形態であり、決戦兵器。

当初はTR-SをコアMSする予定だったが、TR-Sに機種統合計画を盛り込んだTR-6への発展に伴い、コアユニットとしての役割もそちらに譲った。


AOZガンダム(ZZZガンダム/ZZZガンダムユニット)

アナハイム社のアドバンスオブゼータ計画の基幹MS。型式番号MSA-0012。

エゥーゴに鹵獲されたTR-Sをベースに、外装や武装、内部部品をアナハイム社製の規格品に置き換えられている。

詳細はZZZガンダムユニットを参照。


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