「ふん。ファイバーの力がこんなものだと思ったら大間違いだ。」
カタログスペック
フライルー・ラーⅡ形態時のもの。
型式番号 | ORX-005+FF-X39A |
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所属 | ティターンズ・T3部隊宇宙巡洋艦イズミール→同隊宇宙巡洋艦アスワン |
製 | 地球連邦軍・コンペイトウ工廠 |
生産形態 | 試作機 |
全高 | 25.2m |
本体重量 | 50.8t |
全備重量 | 115.1t |
ジェネレーター出力 | 3,040kW(+410kW) |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
固定武装 | 腕部ムーバブル・シールド・バインダー内ビーム・キャノン2基2門、ビームサーベル2振、腰部スプレッド・ビーム2門 |
携行武装 | ロング・ブレード・ライフル1挺 |
概要
ティターンズのテストチーム(T3部隊)が可変モビルアーマー「ギャプラン」を改修したTR計画第5段階の実験機。ガンダム・インレの戦術実証機であり、「兵器を搭載する母機(母艦)の役割」「弾道軌道での超音速侵攻」を両立した機体を目指して開発されている。
名前の由来はイギリスの児童文学『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』に登場する主人公ヘイズルの弟「ファイバー」。「フライルー」はファイバーのうさぎ言語であり「フレア」は4以上、沢山、1000。「ルー」は小さいという意味で接尾語として使用される。
TR-5の各形態はガンダムTR-6[ウーンドウォート]のアドバンスド・フライルーⅡ形態およびファイバーⅡ形態として結実する。またフルドドⅡ装備形態の運用コンセプトもここで確立された。
エンブレムは耳が翼となった兎が長大な槍で貫いた黄色い小鳥を天へ掲げている図。図柄は他のエンブレムと比べ、共通してい描かれた背景の盾から大きく逸脱している。
2024年にプレミアムバンダイから発売された「ガンダムデカールDX09」ではエンブレムに修正が入り、貫かれているのが小鳥から人参になり穂先を滴る液体も血液からオレンジ色の汁に変わった。この修正は単に暴力的な表現だったが故の自主規制というメタ的考察以外に、ハイゼンスレイⅡ形態やインレでは兎が鷹になるというイメージでエンブレムがデザインされたているが故に、ティターンズの象徴である鳥を刺し貫くのは組織にの理念にそぐわないためという考察もある。
武装
ロング・ブレード・ライフル
ガンダムTR-1[ヘイズル・ラー]でテストされた複合武装。Eパックを試験的に採用したショートバレルタイプのビームライフル(ビームピストル)に、ヒートブレードを有するロングバレルとストックを装着した形態。
ヒートブレードは余剰熱を使用して刀身を加熱するが、あくまで予備兵装であり、過度な運用は銃身の歪みが発生する為、フェールセーフティとしての運用が主となる。
シールド・ブースター
ヘイズルで初期からテストされていた複合兵装。シールドに22,000kgの出力を有するスラスターと、低可燃性プロペラントのタンク機能を持たせた装備。 本機では、ベース機であるギャプランの加速性能を下げるためにムーバブル・シールド・バインダーに代わる形で用いられているほか、後述の[ファイバー]形態のコアユニットもこちらを装備する。
ウインチ・シールド
ガンダムTR-1用Gパーツ[フルドド]の構成部材のひとつであるノーズ・センサー・ユニットをシールドの拡張ハブとして左腕に装備可能で、これにより両腕に装備した2枚のシールド・ブースターを防御面積の拡大した1枚のシールドとして扱える。
本機の場合腕部とノーズ・センサー・ユニットの間に「ウインチ・ユニット」を噛ませて装備するため、シールド・ブースターの推力でノーズ・センサー・ユニットを内蔵のメガ粒子砲ごと射出する有線遠隔攻撃兵装「ウインチ・シールド」として扱うことが可能になっている。
ラフスケッチでは強化型シールド・ブースターへと変更して攻撃力をより高めたり、シールド・ブースターのラッチにミサイルランチャーを増設する事も可能となっていた。
ビーム・サーベル
原型機のギャプランから引き続き装備されている格闘兵装。左右のサイドスカートにそれぞれ1振ずつマウントされており、MA形態ではサブ・ウェポンのビームガンとして使用される。
各種形態
ギャプランTR-5[フライルー]
型式番号ORX-005。
元々は後述の[ファイバー]のコアユニットとして配備された機体。当初は単に「ギャプランTR-5」や後述のユニット共々「ファイバー」、ブレードアンテナが装備された頭部の形状から「ファイバーガンダム」などの愛称で呼ばれていた。
後にファイバーから大気圏離脱・再突入用のパーツを外した機体の区別を明確にするため、メカニックマン達からの要望に応えてメインパイロットであるウェス・マーフィーにより「フライルー」と命名された。
ギャプラン本体は基本的にベース機と変わらない仕様だが、頭頂部の外装がヘイズルと同規格のセンサーとブレードアンテナを装備したガンダムタイプに近い形状となっており、2号機は更にフェイス・エクステリアもモノアイからガンダムTR-6[アドバンスド・ウーンドウォート]同様のチンガードを有したデュアルアイに換装されている。このデュアルアイは通常はヘッドカバーのスリットから覗くが、本機がガンダムであることを誇示する際にカバーが上にスライドしその顔を露出させる。(1号機は逆にカバーを閉じることでスリットからモノアイを覗かせる形でガンダムに寄せる)
また、両腕のムーバブル・シールド・バインダー(推力36,000kg/基)を廃し、ヘイズルなどが装備するシールド・ブースター(推力22,000kg/基)へと換装する事によるデチューン(総推力24,000kg低減)を行う事で、強化人間でなくても操縦可能となったが、2号機が配備されフライルーと名付けられる頃にはファイバーユニットとは別の装備を試験する関係でムーバブル・シールド・バインダーに差し戻されている。
武装面においてもムーバブル・シールド・バインダーに備わっていたジェネレーター直結型メガ粒子砲が取り外された事で、メインウェポンをロング・ブレード・ライフルへと変更している。
1号機、2号機とも最終的には宇宙世紀0088年2月のコロニーレーザー攻防戦におけるエゥーゴとの決戦に投入され、乱戦の最中に中破。部隊の母艦であるアレキサンドリア級[アスワン]への帰還は果たしたものの、同艦の轟沈と共に失われた。
ギャプランTR-5[ファイバー]
型式番号ORX-005+LRX-007X。
ファイバーユニットの型番は長らく明かされていなかったが、『SDガンダムGジェネレーション モノアイガンダムズ』に登場するゲームオリジナル設定のライプチヒ研究所製のMS・MAと同じ「LRX」ナンバーが用いられていることが書籍『機動戦士ガンダム新訳MS大全集 U.C.0081-0090編』で明らかになった。
「弾道軌道による敵拠点への超音速侵攻」をコンセプトにフライルーをコアユニットとしてファイバーユニットを装着する形で開発された拠点侵攻用の大型可変MA。ガンダムTR-6の大型オプションパーツ「ファイバーⅡ」の前身であり試験運用のための形態。
ファイバーユニットはセンサー・弾道ユニット、機首ユニット、耐熱フィールドユニット、スラスターユニットと二対四枚の複合防御バインダーから成る追加パーツで構成されている。
旧世紀に開発された大陸間弾道ミサイルに類似した運用コンセプトを有しており、MA形態で地上から打ち上げられ、一度大気圏を離脱後、大気圏に再突入し地球の引力を利用することで敵が迎撃不能な速度まで加速して敵軍の拠点を強襲する。ICBMと異なり、敵地に進入後、可変MAの利点を活かしたピンポイント攻撃が可能である。
コアMAの全高のおよそ倍ほど大きさを誇る特徴的な複合防御バインダーは基部のドラムフレームを肩部と腕部の中継フレームで挟み込む形で接続される。
基部にIフィールドジェネレーター、その上下に付いた2対のバインダーには拡散ビーム砲が5門ずつ内蔵されており、それぞれビーム兵装と実弾兵装に対し能動的な防御行動を可能としている。
バインダーは他にも下の1対には大型の姿勢制御ブースターの他に大量のEパックの予備弾倉を搭載、上の1対にはMS懸吊用のサブアームが内蔵されており、2機のMSを搭載し敵地にて展開することで小隊規模での拠点制圧も可能となっている。
また、このバインダーは拠点強襲時に機体を減速させる為のエアブレーキにもなっている。
ギャプランと同様にMS形態への変形も可能となっており、強大な推力により重力下における空中戦闘が可能なため地上戦機を圧倒できる一方、総重量の大幅な増加とバインダーの干渉によって歩行はほぼ不可能になってしまう他、この形態では両脇の大型バインダーがIフィールドジェネレーターごと上下に分割されるため、Iフィールドを展開できなくなる。加えて、空力学的に劣悪な形状も手伝い、空戦での運動性能はむしろ低い部類である。よって、可変機との戦いでは装備排除による[フライルー]への移行が重要となる。
ウェス・マーフィーもまた、カムチャッカのエゥーゴ基地跡において、小回りの利くアッシマーとの空中戦では不利と、素早く判断。ファイバーユニットを惜しみ無く捨てることで、戦況の優位を取り戻している。
以上の他に運用面での欠点として、ファイバーは高い防御力と加速性を得た引き換えに、旧ジオン公国軍が運用した大型MAに迫る巨体となってしまい、戦艦のMSデッキには入ることができないため、宇宙での輸送の際には船外にワイヤーで牽引されて整備などが行われる。
加えて装備が大型、かつ推進剤容量の限界により、制圧に失敗した場合は出撃地点まで自力での帰還は不可能であり、更には仮に制圧に成功したとしても、専用の大がかりな回収部隊が必要となってしまう。
事実上の特攻兵器であるため、試験運用の際にこれに同乗したカールをして「カミカゼアタック」と揶揄された。
ギャプランTR-5[フライルー・ラーⅡ]
型式番号ORX-005+FF-X39A。
ギャプランTR-5[フライルー]の肩部にサポートユニット「フルドドⅡ」の主要装備「ショルダー・ユニット」1対を装備した「領域支配(エリア・ドミナンス)モビルアーマー」。
強化パーツ装着に対する重量増(原型機のギャプランと比較して20t増)に対応する為、シールド・ブースターをムーバブル・シールド・バインダーへと差し戻している。
追加装備
ショルダー・ユニット
ガンダムTR-6に先んじて完成したTR計画の成果物であり、ガンダムTR-1[ヘイズル]用の追加武装であるGパーツ[フルドド]の発展形態[フルドドⅡ]の主翼。
右肩のある程度の可動域と伸縮性を持つ「ベロウズ・フレーム」で繋がれたビーム発振器内蔵式のクローアーム「クロー・ショルダー・ユニット」と、左肩のTR式新型ジェネレーターを内蔵した「クロー・ショルダー・ユニット」の1対から成る。
本来フルドドⅡは胴体を有し両肩と股間の3点で機体をホールドする形で合体するが、まだTR-6本体が完成していなかった関係かギャプランの肩をショルダー・ユニット本体とそこから伸びるレールで繋がったドラムフレームで挟み込むだけに留まっている。
ドラムフレームはTRシリーズにおける大型オプションのジョイントハブでもあるため、下記のようにサイコガンダムの腕をオプション化したギガンティック・アーム・ユニットを接続できるなど、高い拡張性を有している。
強化スカート
ギャプランのスカートに外付けされた増設スカートユニット。
フロントスカートは跳ね上げる形で固定され、上にガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル]の試験データを基に開発されたと思われるサブアームと対実弾防御用のスプレッドビーム砲をそれぞれ1対備えている。なお、サブアームは先端からマイクロミサイルを1発ずつ撃ち出すミサイルポッドにも換装可能。
サイドスカートとリアスカートにはそれぞれ補助スラスターユニットが1対ずつ装着され、臀部の中心にはウインチ・ユニットを搭載したサブアーム「マルチ・アーム・ユニット」等を接続可能なラッチが据え付けられている。
ギャプランTR-5[フライルー]ギガンティック・アーム・ユニット装備
『ティターンズの旗のもとに』の設定画稿を経て『Re-Boot』で正式に設定された形態。上記フライルー・ラーⅡのドラムフレーム側面にギガンティック・アーム・ユニットを装備している。ガンダムTR-S[エルアライラー]のプロトタイプ的な存在。
腕部シールド・ブースターはすぐ横にギガンティック・アーム・ユニットが存在するため取り回しの都合で装備できず、代わりにフルドドⅡに付随するマルチ・アーム・ユニットにホールドされる。このマルチ・アーム・ユニットにはシールド・ブースターの他に有線射出が可能な開放バレル式メガ粒子砲「ウインチ・キャノン」や核弾頭を搭載した大型対艦ミサイルの装備も検討されていた模様。
サイコ・ギャプラン
ギガンティック形態同様に『ティターンズの旗のもとに』の画稿が初出で『Re-Boot』でも紹介されたジオングのコンセプトを継承した火力強化形態。
胸部に拡散ビーム砲を外装し、ムーバブル・シールド・バインダーはファイバー同様にドラムフレームを介し先端が有線射出可能な4連装大型ビーム砲を内蔵した遠隔操作対応大型バインダーに交換、それに伴い背部スラスターには遠隔操作管制用のサイコミュユニットが増設されている。
このサイコミュの機構は後のサイコガンダムMk-Ⅱやエルアライラーの左ギガンティック・アームにも確認できるため、本機の試験データが利用されている可能性がある。
後に専用強化パーツをガンダムTR-6などと共用化したTRシリーズ汎用強化パーツとして再設計する形で、計画は後述の[アドバンスド・フライルー]へスライドした。
ギャプランTR-5[アドバンスド・フライルー]
型式番号ORX-005AD。
フライルーに新開発されたTRシリーズ汎用強化パーツ一式を装備したTR-5の最終発展型。
当初これらのパーツはマーフィー搭乗の1号機に装着される予定だったが、戦線の激化による2号機の実戦配備に伴い、各々にパーツを分配した別仕様の機体として完成された。
もっとも、この計画変更も実際はエリア・ドミナンス仕様の一つであり、異なる2機の特性を活かしたフォーメーション戦術、同一機故の高い互換性による柔軟なパーツ換装等、様々な利便性をもたらす。
ムーバブル・シールド・バインダーに「ウイングブースター」1対、背部スラスターの上にハイ・メガ・キャノンとマルチウェポンコンテナを装着しており、胸部には強化型ウインチ・キャノンを装備している。
ショルダー・ユニット同様、これらのパーツもガンダムTR-6などとの互換性を持ち、装備一式をまとめてTRシリーズ汎用強化パーツとも言う。
ムーバブル・シールド・バインダーはウイングブースターの増設に伴い腕部の他にハイ・メガ・キャノンから伸びるアームで固定されMA形態への変形は不可能となっているが、MS形態のままでMA並の高速機動が可能なため両者の中間の運用形態をとっている。
この形態はガンダムTR-6[ウーンドウォート]アドバンスド・フライルーⅡ形態の構想に流用されている。
追加装備
サイコガンダムの腹部のそれを転用した高出力の拡散メガ粒子砲。
背部スラスターに被せる形で装着されており、上部ラッチや左右に伸びるアームなどそれそのものが強化兵装用のプラットフォームのような様相を呈している。
なお、ガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル]のような増加バイザーを介し顔面を覆う形で装着する搭載案もあった模様。
マルチウェポンコンテナ
ハイ・メガ・キャノンの上部に接続される各種兵装を収納可能なコンテナユニット。同じ媒体内でもウェポンコンテナ、ウェポンカーゴ、ウエポン・カーゴなど呼称が安定しない。
パッケージングされた携行武装や各種ミサイル等を搭載するカートリッジ式で、内蔵武装の補給や交換が容易となっている。
上部にはスラスターを搭載しており推進の補助も担う。
他にも多彩な用途があるが、アドバンスド・フライルーでは用いないためここでは割愛する。詳細はガンダムTR-6の当該項目を参照。
ウイングブースター
裏に増加フレームによる補強が施されたムーバブル・シールド・バインダーに装着されたスラスターユニット。スラスターそのものはマルチ・ウェポン・コンテナに使われている物を2発繋げたもの。
ハイ・メガ・キャノンから伸びるアームがこれを繋いで固定することで、MS形態のままでのMA並みの高機動を実現している。
強化型ウインチ・キャノン
ヘイズル・アウスラのものを改設計し胸部にも接続できるラッチを備えた開放バレル式メガ粒子砲。ただし、ウインチユニットは外部依存のため、ギャプランの胸部そのもので当然ウインチユニットなど内蔵していないフライルーの胸では射出不可。
延伸された下部バレルには6連装のグレネードランチャーをオプションとして搭載可能。
クラッカー
フロントスカートにラッチを介して懸架する爆弾。片方のホルダーに3発懸架でき、計6発携帯可能。
名前こそクラッカーだがザクの用いていた親子式ではなく、チェーンマインの弾体を一発ずつ切り離したような物。
ギャプランTR-5[フライルー・ラーⅡ]フルアーマー形態
型式番号ORX-005AD+FF-X39A。
1号機・2号機に分散装備された兵装を統合・装備した形態。フルドドⅡの装備により、単一の機動兵器としてはティターンズ最強クラスとまで評される領域支配形態の完成形となる予定だった。
立体化
立体化については、HGUCにてギャプランをベースに頭部を新規造形、ロング・ブレード・ライフル(とビームピストル)、ショルダー・ユニットなどを追加することで、[フライルー・ラーⅡ](1号機)が一般流通で製品化された。商品名は「ギャプランTR-5[フライルー]」だが後年の命名規則改定で商品名と作中の名称の不一致が起きている。
ショルダー・ユニットやスカートのサブ・アームユニット(アドバンスド・ヘイズルのような武器ホールドギミックなどは無いダミー)などは取り外せるもののシールド・ブースターは付属しないため、[ファイバー]のコアMAとしてのギャプランTR-5を再現するにはヘイズル改のシールド・ブースターが2枚必要となる。
なお、この製品に付属するショルダー・ユニットはのちに販売された「フルドドⅡ拡張セット」などとは互換性がないので注意。
また、ギガンティック・アーム・ユニットとしてサイコガンダムの腕を接続する際にはフルドドⅡ側の穴は軸の径とは合わない為、軸を太くする必要がある。
ギャプランからオミットされた増加ブースター・ユニットはガンダムTR-1やガンダムTR-6への接続ジョイントを新規造形した「クルーザーモード用増加ブースターセット」としてプレミアムバンダイ限定で発売された。
色は試作カラーのホワイトと実戦配備カラーのダークブルーの2色が存在し、無塗装でフライルーに合うのは前者。
2023年11月にプレミアムバンダイの受注販売限定で[フライルー]ギガンティック・アーム・ユニット装備(1号機)と[フライルー]ティターンズ仕様(2号機)の予約受付が開始された。
フライルー・ラーⅡや更にそのベースとなったギャプランから、関節の材質がABSからKPSに置換されたり肩の色分けや股間のスタンド穴が増やされるなどアップデートが施されており、新規造形で握り手やガンダムフェイスも付属する。
加えてギガンティック・アーム・ユニット装備のショルダー・ユニットは強度向上のため接続部の構造が変更されスタンド穴が付いた。
食玩ガンダムコンバージでは[フライルー・ラーⅡ]2号機が収録された。
関連項目
- TRシリーズ
- ガンダムTR-1[ヘイズル]…万能化換装システム試験機
- バイザックTR-2[ビグウィグ]…インレの大火力主砲試験機
- プロトタイプアッシマーTR-3[キハール]…ドラムフレーム式可変機構試験機
- ロゼットTR-4[ダンディライアン]…インレの大気圏突入試験機
- ギャプランTR-5[ファイバー]…インレの護衛機搭載ならびに超音速侵攻試験機
- ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]…TR-1の万能化換装システムを基礎にムーバブルフレームとドラムフレーム式可変機構を盛り込み発展させたTR-6直接の原型機
- ガンダムTR-6[ウーンドウォート]…ガンダムTR-Sに機種統合計画を盛り込んだ完成形にしてインレのコアユニット
- インレ…大気圏突入機能を持ち護衛機と大火力主砲を伴う超音速侵攻を目論んだ戦略兵器