概要
ロボットの人間の目に当たる2つ目の部分の事を指す。「2つ」を意味するデュアル(Dual)と、「目」を意味するアイ(eye)を組み合わせた言葉。
ツインアイとも呼ばれる。
ガンダムシリーズのモノアイからの派生語で、戦隊ロボや勇者ロボの2つ目をわざわざデュアルとかツインとか言わない。
主に戦争物やガンプラバトル物で主役(味方)側のロボットに採用される事が多い。
一方、ガンダムシリーズだと敵側はモノアイのロボットに為る事が多いが、近年は敵側もガンダムに乗るパターンが定番化して来た事から、ラスボスの機体はデュアルアイに為る事が多い。
ガンダムで無くとも副ボスに当たるキャラの乗るワンオフ機もデュアルアイに為っているパターンがよく見受けられる。
デザイン的に見れば採用した場合キャラクター性が一気に人間に近づくので、作劇上、「看板役者」である主役機もしくはレギュラー機に採用される事が多い(斬られ役である)。
量産機は設定上ではデュアルアイとされていても、実際の作画では省略される方が大半である。
因みに近年のガンプラでは、ガンダム型の機体のほとんどで、この部分がクリアパーツで成形されている為、これを利用してラピーテープ(メタリックテープ)の反射による疑似発光や、後頭部までクリアパーツ部を貫通させ採光する事での発光表現、LED内蔵による電飾等、多彩な発光表現を行えるモデラーにとっての腕の見せ所と為っている。
但しHGのガンプラではサイズの問題も有ってクリアパーツが使われる事はまず無く、顎の赤い部分と一体成形されている事が普通(そのため色分けはシールで再現される様に為っている)。
EGに至っては組み立て易さを重視して塗装はおろかシールによる色分けすら省略しており、パーツの段差により生まれる陰影でデュアルアイとその周りの黒い部分を再現するというそれまでに無かった手法が採用されている。