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ロゼットTR-4

ろぜっとてぃーあーるふぉー

ロゼットTR-4[ダンディライアン]とは、メディアミックス企画『ADVANCE OF Ζ』に登場する可変モビルスーツである。
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概要編集

型式番号RX-107+NRX-005X

ティターンズの「TR計画」第4段階として開発された大気圏突入用モビルスーツ

マラサイのプロトタイプ「ロゼット」をコアMSとし大気圏突入用モジュールを外装する形で開発されており、モビルアーマー形態からクローを収納した大気圏突入形態、そして地上行動用のモビルスーツ形態へと状況に合わせて3形態への形状変化(後の可変MS・MAとは異なり、MS形態に変形すると前の形態に戻ることを考えられていない。後のリ・ガズィのBWSに近い)を行うことが出来る。


名称はイギリスの児童文学『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』に登場する主人公ヘイズルの故郷サンドルフォードを共に脱した一行の一員のうさぎ「ダンディライアン」に由来。エンブレムは上下逆さでフランベされている白兎。体は肋骨以外失っていながら目を見開き左右に裂けた口で笑みを浮かべる不気味なものとなっている。


一年戦争後、モビルスーツによる大気圏突入はバリュート・システムを外装して行う事が一般的であった。

しかし、システム装着時の調整作業や母艦によるモビルスーツの輸送、そしてシステム展開時の隙の大きさもあって、決して万全の装備とは言いがたかった。

ダンディライアンはそのバリュートの欠点を補う目的で、外装をガンダリウム合金製の耐熱バインダーで構成し、更にモビルスーツ形態時にシールドとなるモジュールに冷却ガスによる耐熱性フィールド発生装置を搭載。これによって自由度の高い大気圏突入を可能としている。


モビルアーマー形態編集

クローアームを展開した宇宙空間での格闘用の形態。

裏面左右に2対4基のメインスラスターノズルを備えており、180度回転が可能なため自由度の高い空間機動が可能。

外装上面とクローアーム部がそれぞれMS形態における左腕部シールドと脚部を構成しておりシルエットも似通っているなどバウンド・ドックとの関連を窺わせる要素が多い。型式番号もNRXナンバー(オークランド研究所製)であることから開発の際のコンセプト元になった可能性もある。


長距離輸送仕様編集

脚部クローアームはバイザックTR-2の脚部推進ユニットとセットの物と交換し航続距離を延長することもできるが、あちらに付随するクローアームはランディングギアや自機固定用としての色が強く格闘戦には不向きなうえ、後述の大気圏突入形態時はパージする必要がある模様。


大気圏突入形態編集

モビルアーマー形態からクローアームを収納した形態。着艦時はこの形態からクローアームの爪1対のみと裏面防護板のスキッドを展開する。

また、大気圏突入時は耐熱性フィールド発生装置を下面に構える必要があるため上下が180度反転する。この大気圏突入機構は後のガンダムTR-6[ウーンドウォート]MA形態にも受け継がれている。

背部裏面にモビルスーツや武装を格納可能なカーゴスペースを持ち、大気圏突入時はこのカーゴスペースの防護板をはじめとした各種カバーパネルを全て展開し、エアブレーキとして使用する。

防護板の裏面には汎用ステーが据え付けられており、ガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル]などのサブアームにホールドさせることにより安定した姿勢でサブフライトシステムとして運用することも可能。


モビルスーツ形態編集

バックパックのドラムフレームを中心にバインダー群を展開し、コアMSの上半身を露出させた地上行動用の形態。クローアームは脚部になるためロゼットは竹馬に乗ったような状態になっており歩行に適しているとは言えず、基本的にホバーにより移動する。

武装はガンダムMk-Ⅱビーム・ライフルに強化ユニットを装着したロングレンジ・ビーム・ライフルと大型シールド。ただしシールドはロゼットの腕部では保持しきれないため、肘の可動を殺したギプス状の専用ラッチを介して装備する。

外装ユニットは状況に応じてパージでき、緊急時に装備を排除し、機体のダメージを最小限に留める事が可能。


関連項目編集

アドバンス・オブ・Z ティターンズ

ロゼット マラサイ ハイザック バウンド・ドック


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