概要
型式番号RMS-108。
『A.O.Z Re-Boot』に登場するマラサイの改修機。
ガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル]の試験で得られたデータを取り入れた強化仕様。
「トランスパックシステム」による共通規格を利用しバックパックをガンダムTR-1の物に交換し、左上腕部にもマラサイの前身であるロゼットの強化陸戦形態から増設コネクタが流用されているほか、フロントスカートにもEパックなどを懸架可能なラッチが増設されているなど拡張性を考慮した改修が各部に施されている。
バックパック以外にスカートも大型のスラスターが付いたサイドスカートとスタビレータータイプのリアスカート、ランディング・ギアを内蔵したソールブースターなど同様にアドバンスド・ヘイズルの試験データをフィードバックしたアドバンスド・ハイザックと共通の改修点が見受けられるが、下腿部の増加スラスターは側面への外装式だったあちらと比べると後部に貼り付く形で増設されていたり膝部にも逆噴射スラスターが設けられていたりとより参考元であるヘイズルに近づいた配置であることに加え、マラサイが元々有していた外側側面のスラスターノズルも大型化している。
肩部装甲はハイザック・カスタムをベースにスパイクが削除された物になっており、アドバンスド・ハイザックからは前後の小型増加スラスターの設計が流用されている。
胸部装甲の丸みを帯びたレイアウトは後のバーザムのブラックヘアーズ所属機に引き継がれているほか、ブレードアンテナから交換された強化センサーはゼク・アインを強く想起させるものとなっている。
武装はハイザック飛行型と共通の長銃身ビーム・ライフルを携行しており、空中浮遊用の球状の大型装備「ダイダロス・ユニット」や大型ホバースカート「グラン・ユニット」の管制機としても運用された。