概要
ティターンズに組するニュータイプ研究機関であるライプチヒ研究所が、「プロジェクト・セイレーネ」に基づき試作したモビルスーツ。
シスクードと同じくテラ・スオーノの護衛機として同時期に開発された兄弟機であり、やはりガンダムタイプでありながらモノアイを持つ。
本機はニュータイプ専用に開発されており、前衛攻撃を主に担当し、対エース・パイロット戦を主任務とする。
パイロットは本機及び「システム・ファブニール」の開発にかかわったアイン・レヴィ。
シグ・ウェドナーの駆るシスクードと幾度かの交戦を繰り広げた末に撃破されている。
武装としてオールレンジ攻撃可能なサイコミュ誘導式スタンロッド「サイロッド」(ニュータイプ用の「海ヘビ」)を携行する他、両腕のウェポンパック・バインダーに各種武装を搭載している。
また、本機には「システム・ファブニール」という双方向通信システムが搭載されており、テラ・スオーノのパイロットがNT能力で感じ取った気配などを即座にデスパーダにフィードバックする事が可能。
本来は護衛機の管制をより効率良く行うためのものであるが、このシステムのおかげで本機のパイロットのNT能力が低くても驚異的な戦闘力を発揮できるようになった。その一方で、送信者にかかる負担が大きく、またシステムの調整に相当な手間がかかるなどといった短所も存在する。
「システム・ファブニール」という名称は、邪竜ファブニールの血を浴びて不死身になった英雄ジークフリードの神話に由来しており、シグの本名、ジークフリードへの皮肉を込めてアインが命名した名称である。