概要
ティターンズに組するニュータイプ研究機関であるライプチヒ研究所が、「プロジェクト・セイレーネ」に基づき開発した試作型モビルスーツ。
本来は同じく「プロジェクト・セイレーネ」で開発されたモビルアーマー「テラ・スオーノ」の護衛機として開発されていたが、エゥーゴに強奪され、カラーリングを改められた上で同組織の戦力として組み込まれる事になる。
パイロットはシグ・ウェドナー。
本機は目的ポイントへ高速で移動し、敵の攻撃を広範囲にわたって無効化する任務が与えられ、いわば物量戦対策を主任務とする機体といえる。その為、機体を簡易変形させ巡航形態とする機能も備わっている。
コスト度外視で機動性を追求した設計がされており、通常はリミッターにより性能を抑制しているためオールドタイプでも操縦が可能だが、リミッターを解除した「オフェンスモード」に移行した場合、戦闘機動時には強化人間ですら対応出来ない加速Gを伴う。
よってシスクードを完全に乗りこなせるシグの肉体能力は強化人間以上、反射神経はニュータイプ以上と言っても過言ではない。
なお、ライプチヒ研究所には本機に搭乗可能なニュータイプや強化人間はおらず、外部のニュータイプ研究所から派遣される予定であった。
強化人間ですら扱えない、本機を乗りこなしたパイロットがオールドタイプのシグなのはある意味、皮肉かもしれない。
武装はIフィールド・ランチャーおよびビーム・サーベル。
Iフィールド・ランチャーはIフィールドジェネレーターにメガカノン、ロングレンジビーム・ライフルを搭載した装備であり、攻防一体の武器となる。
外装デザインはガンダムでありながら、ザクなどに代表される「モノアイ」を持つ為、「モノアイガンダム」の渾名で呼ばれる。
立体物
ガシャポン戦士NEXT、Gフレーム、SDガンダムクロスシルエットシリーズの3つから立体化されている。
ガシャポン戦士NEXTでは08弾に収録、モノアイの位置が違う3種が収録されており、後に成型色をメタリックにした「SP02」でも同じ仕様で収録された。
現在は絶版につき入手は困難。
Gフレームではプレミアムバンダイにて2019年4月より予約受注を開始、こちらは鹵獲される前のティターンズカラーも同時展開されている。
後に2023年10月に再販された。
独自ギミックとしてIフィールドランチャーをジェネレーターとロングレンジライフルに分離可能。
こちらも予約終了済みの為入手困難。
クロスシルエットではGフレームと同様の2色同時発売が行われ、モノアイにはジュエルシールが採用され左右に可動、オフェンスモードの巡航形態も再現可能。
この巡航形態を再現出来る立体物は今の所このクロスシルエットのみ。