「死に土産を頂く…!」
CV:中村秀利→髙皆俊嗣(U.C.ENGAGE)
概要
階級は少佐。
劇中での搭乗機はアッシマー。
一年戦争での実戦経験もあると思われる生粋の地球連邦軍の士官。
自らの能力に強い自信を持つが、それに見合うだけの非常に高い技量を誇るエースでベテランのパイロットであり、優れた戦術眼を有する指揮官でもある。
劇中に登場する連邦軍人においては珍しく、佐官でありながら後方で指揮をするのではなく、自らモビルスーツに搭乗して最前線で指揮し、戦うことを好む。(因みに小説版では自ら出撃する事は無くスードリから指揮を執り、その戦力を全て喪失した後はスードリでアウドムラに特攻をかけている)
地球連邦軍内で台頭してきたアースノイドの特権意識の強いティターンズを良く思ってはいないが、「宇宙人は宇宙にいればよかったんだよ」と発言するなど彼ら同様にやはりスペースノイドには偏見をもっていると同時に「エゥーゴの思想は地球の汚染を嫌うもの」として、コロニー落しを敢行したジオンとは違うとロザミアを窘めるだけの分別は備えている。
快く思っていないはずのティターンズに所属している理由は、所属しているオークランド研究所がティターンズの指揮下に入った為に否応なく彼もティターンズに所属する形となったせいで、随伴するハイザックが連邦軍仕様なのに対し、自分も含め部隊全員がティターンズの軍服を着用しているのもそのためである。
活躍
TV版第13話にて初登場。
ケネディ宇宙港から宇宙への脱出を図るエゥーゴとそれを支援するカラバの部隊を強襲し、彼らがジャブローで奪取した大型輸送機ガルダ級「スードリ」を奪還。
その後も北米大陸を脱出しようとするカラバの同級アウドムラを、スードリを指揮して追撃し交戦する。
途中、ティターンズからは撤退の要請を受けるも、手柄を掠め取るようなやり方に反発しこれを無視、追撃を続行した。
また、カラバ追撃にあたりオーガスタ研究所の強化人間ロザミアと合流し指揮下に置くものの強化人間に対して部下・兵士の面で不信感を抱いている。そして、それはそんな彼女を創り出したニュータイプ研究所への不快感にも繋がっており、人間的には彼女に対して憐れみを抱き、同情している面が若干見られる。
可変モビルアーマーであるアッシマーを駆り、ケネディ宇宙港では発射準備中のシャトルとロベルトのリック・ディアスを撃墜(TV版のみ)。
続く北米上空の戦闘では、アッシマーの性能を活かした空中戦を展開し、ニュータイプであるカミーユ、クワトロを翻弄。
アウドムラのブリッジ破壊へあと一歩のところまで迫るが、アムロの輸送機の乱入により撤退する。
その後、カラバのヒッコリー基地上空にてアムロ・カミーユと交戦。
得意の空中戦でガンダムMk-Ⅱを翻弄し、撃破寸前まで追い詰めるが、アムロのリック・ディアスに乗機を撃破され戦死した。
彼の死により、スードリの指揮とカラバ追討の任務は副官であるベン・ウッダー大尉が引き継ぐこととなった。
乗機であるアッシマーには並々ならぬ信頼と愛着を抱いていたようである。劣勢に陥った際にもそれが揺らぐことはなく、その性能には絶対の信を置いていることを最期の瞬間まで窺わせた。
断末魔の「アッシマーがぁぁッ!」は作中でも有名な台詞の一つ。