「アメリアーーー!!!」
概要
モビルスーツパイロットで、階級は中尉。
宇宙世紀0063年生まれで24歳。
ジェリドのよきライバルであるが、直情的なジェリドよりはるかに大人(小説版での登場人物紹介より)。
テンプテーション機長ブライト・ノアがティターンズのやり方に異を唱えた際には他の士官とともに袋叩きにしているなどエリート意識もかなりあったが、この行為がエマのティターンズの方針について疑問を持たせてしまった。
劇中での活躍
ガンダムMk-Ⅱのテストパイロットとしてグリーン・オアシスに招集された。
グリプスに降り立つなりクワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)率いるエゥーゴ、アーガマのMS隊によるガンダムMk-Ⅱ奪取作戦に遭遇、彼も2号機に乗り迎撃に出るものの、同じく3号機に乗ったカミーユ・ビダンに不意を突かれ乗機を奪われてしまう。
この事件をきっかけに同僚のジェリドとともにアーガマの追撃に参加。物語序盤でカミーユと数々の死闘を繰り広げる。
第9話ではエゥーゴの拠点となっている月面都市、アンマンに2機のハイザックで奇襲をかけ、ティターンズを裏切ったエマのリック・ディアスを窮地に追い込むなどの活躍を見せるも、彼女の危機を感じ取ったカミーユのMk-Ⅱの登場により、撤退を余儀なくされた。
さらに第10話ではジェリドと新型機マラサイに搭乗し出撃、2機を1機に見せる時間差攻撃をカミーユに仕掛けるが、これは見破られ、結局プチ・モビルスーツの妨害もあって攻撃は失敗している。
第11話では、エゥーゴによるジャブロー攻撃作戦時に追撃部隊としてマラサイで出撃。
地球に残した恋人のアメリアと再会できるためか奮起したカクリコンはジェリドと共に大気圏突入時にMk-Ⅱを強襲するが、フライングアーマーを装備したMk-Ⅱに苦戦し、大気圏ギリギリでバリュート展開したジェリドと逆に最後まで追撃するが危険高度まで下がったために、Mk-Ⅱの近くでバリュートがオートマチックで開いてしまった。
結局、至近距離をフライングアーマーが通過した衝撃でバリュートが破裂したために大気圏への突入に失敗し、機体ごと燃え尽きて戦死。
その際に恋人(アメリア)の名を呟きその姿を思い浮かべた。
彼の死は、戦友であるジェリドに仇討ちを誓わせ、カミーユへの復讐心をさらに強めることとなった。
搭乗機体
RX-178 ガンダムMk-II
RMS-106 ハイザック
RMS-108 マラサイ
パーソナルエンブレムとして、鳥の翼を乗機やノーマルスーツのヘルメットと胸部に描いていた。
その他の出演作品
Zガンダム Define
Zガンダムを再構成した本作でのカクリコンはかなり立ち位置が変わっている。
原作ではジェリドとの連携など腕の立つパイロットだったが、本作ではなんとティターンズの選考に何度も落第している。連邦軍で秘書を務めているアメリアから情報を漏洩してもらってようやく合格したようで、原隊への降格を恐れるあまり粗暴な立ち振る舞いが目立つ。
冒頭でガンダムMk-Ⅱのテストパイロットを務めているのは同様だが、その後は原作のフランクリンに相当する役割としてアーガマと接触し、リック・ディアスを奪取したがカミーユによって撃墜され、戦死した(フランクリンはヒルダと共にカプセルへ閉じ込められていた)。
本来のポジションであるライラ戦死後〜ジャブロー降下作戦におけるジェリドのパートナーはオリジナルキャラのシェリー・ペイジ少佐が務める。
Gジェネレーションシリーズ
基本的には敵NPCとしての登場が多く、能力は余り高くない。
スピリッツ以降では戸谷氏の逝去に伴い、斉藤次郎氏が担当している。
ガンダム無双シリーズ
オフィシャルモードのカミーユ編の大気圏突入でのみ登場する敵NPCで、バリュートが落とされて燃え尽きるところも再現されている。
真・ガンダム無双では、パートナーとして選択でき使用機体はマラサイである。