レッドライダー(ガンダム)
れっどらいだー
漫画『機動戦士ガンダム アグレッサー』に登場。
「ペイルライダー計画 試作2号機」として開発され、ジオン脱走兵を中心に構成された地球連邦軍「アグレッサー部隊」に配備された。パイロットはチェイス・スカルガード。
ペイルライダーと同じくその名はヨハネの黙示録に登場する第二の騎士に由来する。
実地試験を行おうとした際にジオン軍から奇襲を受けてしまい、試験運用部隊のほとんどが戦没。アグレッサー部隊に配備されたのも、そのまま実戦形式で試験を続けさせるための緊急配備であった。そのため当初はろくな整備も受けれずジム並のスペックしか発揮出来ないでいた。
AREUSも使えないどころか調整不足で教育型コンピュータを巻き込んでオーバーヒートを起こしてしまう代物になってしまい、しばらくはオートサポート機能なしのマニュアル操縦で対応していた。
ジャブロー到着後はまともな整備が受けられたが、修理し終える前にジオン軍のジャブロー上陸作戦が開始。その戦闘で行動不能になるまで陥る。
その後、宇宙に上がるためオーバーホールを受けてマグネットコーティングまで施されペイルライダー空間戦仕様と同等の状態になった。
この機体で本体レイアウトとコンセプトが決定したため、ペイルライダーを除いた計画機3機の中でも特にペイルライダーと似通ったシルエットだが、腕部ビームガンを装備しておらず各部にジム・ストライカーと同様のウェラブル・アーマーを装着している。
上述通り緊急配備だったため、ジャブロー到着前までは100mmマシンガン、ビーム・サーベル、ショートシールドという陸戦型ジムと共通装備品のみだった。
技術士官のエルザがジオンの技術を取り入れて試作した「伸縮式ヒートソード内蔵100mmマシンガン」を装備したこともある。
ジャブロー到着後は、専用装備であるビームの刃先を展開する大剣形態に変形可能なシールド「ツヴァイ・ハンダー」を受領した。
空間戦仕様になってからはブルパップマシンガンを装備している。
2022年7月にHGでプレミアムバンダイでの販売が告知された。
2021年1月にバンダイが発表した「プロジェクトペイルライダー」の中では最後の追加と、他の試作機が先に登場したのもあって随分と待たされる形になった。
素体はペイルライダーを流用しつつ、ウェラブルアーマー付きの外装や専用武装2種は新規造形での再現となっている。