概要
過去に発表された機動戦士ガンダム外伝シリーズのシナリオを収録したオムニバスソフト。
開発は機動戦士ガンダムバトルオペレーションの開発を手がけたBBスタジオ。
操作システムはタイトル毎に独立したものではなく、本作独自のTPSに統一されている。
新規作品である「機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク」を含めた7つのゲームタイトルを収録し、またフリーミッションも収録されている事もありミッション数は膨大。ミッションや使用可能機体はDLCによる有料配信も行われている。
「ミッシングリンク」が「機動戦士ガンダムUC」へとリンクする作品でもある事から、一年戦争をメインに取り扱った作品であるものの一年戦争以降の機体も多く登場しており、特にジェガンが最強格の機体にあるという珍しい構成のゲームとなっている。
収録作品
- 機動戦士ガンダムCROSSDIMENSION0079
- 機動戦士ガンダム外伝THEBLUEDESTINY
- 機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で
- 機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…
- 機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicle
- ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079
- 機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク(当記事)
機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク
歴史の裏側で戦い続けた二つの部隊の視点で描かれる一年戦争の物語。
連邦サイドの「スレイヴ・レイス」編とジオンサイドの「マルコシアス」編、登場キャラクターのその後を描いた終章「ペイルライダー」と「リッパー」の四つのパートで構成される。
月刊ガンダムエースではおおのじゅんじによるコミカライズも展開されているが、こちらはゲーム版とストーリーが大きく異なっている。
スレイヴ・レイス
地球連邦軍内に存在する犯罪者として極刑の判決の執行待ちだった者たちから各ジャンルのスペシャリストを選出し、罪状の抹消などを条件にレビル派の中の強硬派で知られる連邦軍の高官の一人「グレイヴ」が私兵部隊的に結成したMS特殊部隊。
普段は第20機械化混成部隊として任務に従事し、影では「ムダ飯喰らい」と呼ばれてはいるが、
一度指令が下ると「レイス」として任務を速やかに実行する。
その性質上、ジオンと繋がりを持った友軍の粛清や反レビル派の暗殺などの汚れ仕事を専門とする。
しかしグレイヴは初めからいずれ不都合な真実の数々を知る当事者であるスレイヴ・レイスを秘密裏に抹殺する算段であったため、命を狙われた彼等はジオン軍の特務隊に偽装。
道中マルコシアスと鉢合わせてしまったものの事情を知ったマルコシアス隊とは一時共同戦線を張った後に見逃された。
その後はジオン・連邦両軍に協力する傭兵まがいの独自行動をしつつ、グレイヴにお礼参りをすべく彼の尻尾を掴むために奔走する。なお、情報集めの為に協力した相手の中にはユウ・カジマをはじめとした第11独立機械化混成部隊、通称「モルモット隊」もいた。
- トラヴィス・カークランド
CV:藤原啓治(ゲーム本編)/小松史法(GVS ※藤原氏が休養している時の代役)
レイス隊隊長。コードネームはフィクサー(黒幕)。階級は中尉。一年戦争時39歳。
とぼけた性格ながら、非常に有能で曲者揃いの部下たちからの信頼も厚い。
金にはあまり執着しない質で、宇宙に脱出したジオン地上軍が隠した金塊を手に入れても、
その戦場で出会い味方となった部隊に渡している。
自分たちの障害となる者は連邦もジオンも関係なく迎え撃ってはいるが、無用な殺生はしない主義。
このため地上に残ったジオン軍からは「話のわかる男」として一定の信頼を得ることになった。
若い頃にサイド3におり、ある女性と付き合っていてその女性との間に子供(後述のヴィンセント)を設けるが、地球に転属後に一年戦争が勃発した為あらゆる手段を使って二人のの安否を確認しようとするが、スパイ行為とみなされてしまい投獄。グレイヴの指示でスレイヴ・レイスに配属された。
レイスの任務に関しては割り切っているもののグレイヴの暗殺部隊が送り込まれるようになると、グレイヴの正体を暴き失脚させることを目論み、その情報を反レビル派のジーン・コリニーに流すことによりグレイヴを失脚させることに成功する。
戦後は、サイド6に移り住み趣味であるジャンク屋を営みながら、素人部隊のアグレッサーや民間会社のテストパイロットなどを務めつつ息子を探していた。そしてU.C.0090のある時、ドリスからの情報で、息子であるヴィンセントとペイルライダーのパイロットが一緒にいることを知り、アナハイムからあらかじめ個人用に買い取っていたZⅡでネオ・ジオンとグレミー派との戦闘に介入し、最終的に二人と元マルコシアス隊のアンネローゼを救い出し一緒に暮らすことを提案した。
コミック版ではグレイヴを直接抹殺を計画し宇宙に上がる。
その後ソロモンにてペイルライダーの量産検討機「ペイルライダー・キャバルリー」を強奪。
ア・バオア・クー戦ではグレイヴ抹殺を最優先に行動していたが、マルコシアス隊がペイルライダーの襲撃で危機に陥っていることを知り、援護に向かう。
HADES搭載機同士の直接対決に勝利してペイルライダーを鎮圧し、救助したヴィンセントとクロエをジオンへ送り届け、単独でグレイヴの母艦フォレスタルを襲撃するが遠隔操作で機体を強制停止させられてしまう。しかし、別ルートで侵入したマーヴィンがガンキャノンを利用した爆破工作を実行しており、それを利用することで艦に致命的なダメージを与えて遠隔操作を解除。キャバルリーのバルカン砲でグレイヴを射殺して復讐を完遂した。
一年戦争終結後は地球のHADES研究施設を占拠し、ヴィンセントがクロエを連れて来るのを待っていた。ペイルライダーを追って連邦軍が現れた際にはフルアーマー・スレイヴ・レイスで迎撃し、壊滅させた後にヴィンセントとクロエの和解を見届けた。
主な搭乗機
・陸戦型ジム(レイスカラー)
・ジム
・ZⅡ(レイスカラー)
以下漫画版
・ぺイルライダー・キャバルリー
・フルアーマー・スレイヴ・レイス
- フレッド・リーバー
CV:野島健児
レイス隊の最年少。コードネームはリッパー(切り裂き魔)。階級は軍曹。20歳。
かつての上官が自分に殺意を抱いていたという理由からその上官を殺した前科を持つ。
MSの操縦は荒削りだが格闘戦のセンスは抜群。後に配備されるガンダム・ピクシーのパイロット。
シュナイドの戦いぶりに一目置き、因縁のライバルとしていたが、共闘するようになると「自分の背中を預けられる男」として信頼し、その生き様を見届けようと願い、グレイヴの放った追手からフィクサーたちを逃がすため危険な殿を買って出る。
戦後は行方をくらまし、宇宙世紀0096年の時点ではフィジー諸島を根城とするジオン残党軍に合流。
シュナイドの遺したイフリートと再び出会い、「イフリート・シュナイド」として維持し続けており、戦いの中で自分が満たされることを望んでいる。
機動戦士ガンダムUCのEP-4のイフリート・シュナイドも彼が操縦している。
コミックス版では、トラヴィスたちがグレイヴの暗殺にとりかかるのと同時期に、連邦のHADESの研究施設の一つを破壊し、グレイヴの計画阻止を手伝った。一年戦争終結後はジオン残党部隊のエースとして名を上げており、クロエとハイヤーを迎え入れた後、彼女らを狙う連邦の部隊を阻止し、トラヴィスたちが待つHADES研究施設へクロエたちを送り出した。
『サイドストーリーズ』発表以前に連載されていた『機動戦士ガンダムUC』の外伝漫画『『袖付き』の機付長は詩詠う』では、彼と思しき「イフリート・シュナイドのパイロット」が登場。
ヨンム・カークスに命を救われた恩返しの為、カークス隊基地襲撃を企む海賊部隊へスパイとして侵入し、海賊首領の「元中佐」を殺害した。本作では名前や顔がはっきりと描写されていないが、髭の生えた口元は後に発表された宇宙世紀0096年時点でのフレッドと似た姿に描かれており、カークス隊のクイント中尉からは「なかなか個性的な経歴を持つパイロットですが、その話はいずれ」と評されていた。
バンダイホビーサイトでは、この際のパイロットは彼であったことが明記されている。
主な搭乗機
・陸戦型ジム(レイスカラー)
・ガンダム・ピクシー(レイスカラー)
・ジム
・イフリート(ダグ・シュナイド機)
- マーヴィン・ヘリオット
CV:武虎
コードネームはボマー(爆弾魔)。階級は少尉。36歳。
狙撃と爆発物のエキスパートであり、爆破に関してはある種の芸術性にこだわる爆発芸術家。
精神的に弱い部分があるために、ある作戦で仲間の撤退を待てずに仕掛けられた爆弾を作動させてしまい、友軍を敵ごと壊滅させてしまった経緯を持つ。
実はグレイヴに送り込まれたスパイであり、追撃部隊に居場所を密告するなどしていた。追手が自ら諸共消すつもりで攻撃してきたことを受け、奪取したミデアに搭載された爆弾の解体前にその正体をトラヴィス達に告白するが、どのみち自分たちに居場所は無いと許され改めて仲間として受け入れられる。
コミック版では内通の見返りとしてグレイヴから昇格を約束されていたが、ペイルライダーに襲われた際に「嘘だろ!? 待てよグレイヴ…」と失言を漏らし、それを無線で聞かれてしまった事から、トラヴィスやドリスに内通者と見抜かれている。その後は罪滅ぼしもかねて、アンティータムに保管されていたキャバルリーを奪取する手助けを行った。
ア・バオア・クー戦でもトラヴィスに同行。シャノン曹長の協力でフォレスタル艦内に侵入し、シャノンが搭乗していたガンキャノンの核融合炉に自爆装置を仕込んだり、多数の爆弾を設置してトラヴィスを援護した。一年戦争後はトラヴィスと共に地球のHADES研究施設の一つを占拠し、クロエとヴィンセントの来訪を待っていた。その後の連邦軍との戦闘ではガンタンクに搭乗してトラヴィスを支援した。
主な搭乗機
・陸戦型ジム(レイスカラー)
・ガンキャノン重装型タイプD(レイスカラー)
・ジム
以下漫画版
・ガンタンク
- エドワード・リー
CV:下山吉光
コードネームはハイヤー(運び屋)。階級は伍長。23歳。
元は爆撃機パイロットだったが、味方を誤爆した濡れ衣を上官に着せられ収監されていた。
あらゆる乗り物に精通し、乗りこなす。レイス隊の足となるミデアを操縦する他モビルスーツの整備も担当し、時として自らモビルスーツに搭乗し戦闘を行う場合もある。
基本的に部隊の中で一番の弱腰。
コミックス版では、一年戦争終結後にクロエとペイルライダーをトラヴィスから託され、ヴィンセントと合流後に地球のHADES研究施設にクロエを送り届けた。また、イフリートをフレッドの特性に合わせて改修し、ジオン残党軍基地に放置されていたアッガイを短期間で修復している。
- ドリス・ブラント
CV:沢城みゆき
コードネームはダイバー(潜水士)。階級は曹長。23歳。
過去に軍のサーバーにハッキングし収監された天才ハッカー。グレイヴからの司令は基本的に彼女を通じてレイス隊へと伝えられるが、彼女もグレイヴの正体を知っている訳ではない。
部隊の情報収集役であり、同時にオペレーターを勤める。
命令書の偽造も得意とし、レイス隊に配属される機体も彼女が裏から手を回して配備させている。
またフレッドが隊を離れてからは彼女が穴を埋めており、オーガスタ基地での最終決戦では自らが再び調達してきたピクシーを駆る。
すべてが終わった後は、何処かに姿を消しトラヴィスと情報をやり取りするだけになっている。
主な搭乗機
・陸戦型ジム(レイスカラー)
・ガンダム・ピクシー(レイスカラー)
マルコシアス隊
一年戦争開戦にあたり、広くMSパイロットの訓練を行っていたジオンだが、エリートコースに選抜されるには、家柄などのしがらみがあった。
そんな風潮の中でキシリア・ザビが独自に腕が良いが家柄や出身などでエリートコースの選抜より外された若者たちを集め、一定の戦果を上げれば後に結成するエースパイロットのみで構成するエリート部隊に転属させることを約束し結成した特別競合部隊。
A~Gまでの7つの小隊で構成され、それぞれを競わせることで互いに意識を高めさせ、技術と戦果を上げていく事を目的とする。
最初は全員ザクⅡ(総隊長のシュナイドは指揮官機)を与えられているが、戦果を挙げたメンバーは新たな機体を受領していくことになる。
激しい戦場の数々を潜り抜けていったためいつしか隊そのものがドズル・ザビやアナベル・ガトーにも認知されるなどエースパイロット部隊と認識されるようになっていき、あのジョニー・ライデンも期待を寄せていたのか高機動型ゲルググ、しかも本人の物より機動性の高いR型をマルコシアス隊に寄越すよう手引きしている。
- ヴィンセント・グライスナー
CV:櫻井孝宏
マルコシアス隊G小隊所属の軍曹。
若さから来る生真面目さを持つが頭の回転が早く、それが良い方向に働いた事でバランスの良い性格に育った。
当初こそ他の隊員達と共にエースパイロットへの憧れを抱いていたが、地上へ降り、戦争の現実を目の当たりにしていった事で次第に本当のエースとは何かを考えるようになり一人前の戦士として成長していく。
味方が次々と戦死していく事に心を痛めており、そんな状況でもなお戦績に固執するギーとは対立が絶えない。
家族は父は幼い頃に行方知れずとなり、母はサイド3で食堂を切り盛りしている。
その為、父親は母と自分を捨てたものだと思い込み、良い感情を抱いていなかったが、敵兵として砲火を交え、時に共闘した、ひょうきんな性格のスレイヴ・レイス隊隊長のトラヴィスが自分の父親であると知ってからは、その感情を改めている。
作中では、父親であるトラヴィスが率いるレイス隊との交戦や共闘、謎のMS「ペイルライダー」の襲撃、殿軍として残ったシュナイドの死を乗り越え、マルコシアス隊隊長として成長を遂げるが、ア・バオア・クーでの戦いにおいて再びペイルライダーの襲撃を受け、部隊は壊滅。アンネローゼは行方不明となる。
ギー、リベリオが犠牲となった決死の攻撃の末、ペイルライダーを無力化し、パイロットの正体を暴くためにコクピットのハッチを開けるが、そこに居たのは見るからに幼い小さな女の子、クロエ・クローチェだった。
その姿を見たヴィンセントは、その怯える姿を見て、ただ号哭するしか無かった…
その後はクロエを保護し、共に反地球連邦組織やネオ・ジオン軍でともに戦い続けるが、ときには仲間を殺された恨みを思い出し、戦場でクロエの機体を後ろから撃とうとする。しかし実行に移すことはなく、戦争の被害者でしか無かった彼女への哀れみの感情から優しく接している。
宇宙世紀0090年、シャア・アズナブル率いる新生ネオ・ジオンと合流し、ギラ・ドーガを受領。グレミー派残党の掃討をクロエとともに命じられる。だが、HADESの負荷に侵されたクロエの肉体は限界を迎えようとしており…
主な搭乗機
以下漫画版
- ダグ・シュナイド
CV:安元洋貴
マルコシアス隊総隊長兼教導試験官。階級は大尉。
部隊の父親的存在であり、自らが率いる若者達の生還を望みながらも戦争での勝利と常に板挟みに苛まれるが、それでも心を折る事の無い芯の強さを持つ。
接近戦を得意とし、レイス隊のフレッドとはライバル関係にある。
後に宇宙への脱出に際したレイス隊との共闘において、マルコシアス隊隊長としての権限をヴィンセントに移譲し、殿軍として互いの乗機を交換したフレッドと共に敵を迎え撃つこととなる。しかし、奮戦虚しくも猛攻に晒され、戦死してしまう。
だが、マルコシアス隊の長としての魂はヴィンセントに受け継がれ、戦士としての誇りは乗機・イフリートとともに好敵手であったフレッドへと受け継がれた。
主な搭乗機
・イフリート5番機
・ガンダム・ピクシー(レイスカラー)
- リベリオ・リンケ
CV:木村良平
ヴィンセントと同じG小隊所属の伍長。ヴィンセントの良き有人であり、F小隊のギーとはライバルの間柄。
軽妙な性格を持つ部隊のムードメーカーであり、一見すると何も考えていないように見えるが、心の底には冷めた部分を持ち、その達観が表向きの軽さを作っている。
主な搭乗機
・ザクⅡ改
・ザクⅡF型(ソロモン防衛戦時にザクⅡ改を損傷したため乗り換え)
- ギー・ヘルムート
CV:豊永利行
マルコシアスF小隊所属の軍曹。
自分が一番であり己一人が最高の栄誉を得る事が出来ると信じて疑わないかなりの自信家。
功績を焦るあまり先走り、その結果失敗を演じる事も多いが、戦いで仲間達と地獄を見る度に角が取れていく。
隊の中でも格闘戦のセンスに光るものがあり、宇宙に上がった際には試作型武装である超大型ヒート・ソードを任されている。
エースパイロット達の名前を網羅するエースパイロットマニアでもあり、彼の着用するノーマルスーツは黒い三連星のレプリカ。ちなみに一番尊敬するパイロットはシン・マツナガ。
主な搭乗機
- セベロ・オズワルド
CV:興津和幸
マルコシアスA小隊の隊長。階級は曹長。
エリート揃いのマルコシアス隊の中でも特に成績が優秀だった。
当初こそ出世競争に目を向けていたが、実戦を通じて部隊全体の事を考えるようになる。しかしその矢先、オデッサ作戦にて戦死する。
- アルバート・ベル
CV:宮田幸季
人員損耗の激しいマルコシアス隊への補充要員として配属された学徒兵。階級は伍長。
まだ若さを残し頼りなく、既に一人前に成長した先輩たちの影に隠れがちであるが、同期のローゼには可愛がられている。実は『機動戦士ガンダム』にてジオングのメガ粒子砲に巻き込まれ「あああ…、火が!か、かぁさんっ!!」と残して散った学徒兵は彼である。
- アンネローゼ・ローゼンハイン
CV:竹達彩奈
アルバートと同じマルコシアス隊の補充要員として配属された学徒兵。階級は軍曹。
戦力として頼りないものの、非情に勘の鋭い少女。愛称はローゼ。
ニュータイプとしての素養があり、マルコシアス隊配属前にサイコミュの基礎訓練を受けていた。そのため、戦場では敵の存在やその攻撃を感じ取ることがある。
同期のアルバートを幸運の象徴と感じているが、ア・バオア・クーでの戦いにおいてアムロ・レイのガンダムを討とうと前に出るが、逆に追い詰められ、とっさに庇ったアルバートが身代わりになってしまう。
その後はアルバートを失った悲しみを背負いながらも、襲撃してきたペイルライダーを迎え撃つが、激闘の末に吹き飛ばされて生死不明となる。
その後は味方に回収され、宇宙世紀0090年にはネオ・ジオンのグレミー派残党の一員として、赤く塗られたクィン・マンサに搭乗し、敵対するかつての隊長ヴィンセントと、彼の隣に騎を並べた宿敵ペイルライダー(トーリスリッター)と刃を交える事となる…
主な搭乗機
・クィン・マンサ(『機動戦士ガンダムΖΖ』で撃破された当該機を修復したもの)
ペイルライダー
CV:能登麻美子
連邦軍のオーガスタ研究所でグレイヴ主導の下開発された試作型モビルスーツ「ペイルライダー」のパイロット。戦争で家族を失ったところを連邦の研究機関に引き取られ、特殊システム「HADES」の被験者となる。0079年当時はまだ物心もつかぬほどの幼い少女であり、ペイルライダー搭乗時は、ほとんどHADESのパーツに等しい扱いであったと思われる。
戦後はマルコシアス隊のヴィンセントに保護され、ネオ・ジオンの下で改修を重ねトーリスリッターと名を変えたペイルライダーを駆り彼と共に戦ってゆくが、HADESに蝕まれた肉体は徐々に限界を迎えようとしていた…
主な搭乗機