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スレイヴ・レイス

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すれいぶれいす

スレイヴ・レイスとは、ゲーム『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』収録の『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』に登場する部隊、あるいはモビルスーツの名称である。

『さぁ、レイス共!ひと暴れといこうか!』

概要(部隊)

正式名称「第20機械化混成部隊」。地球連邦軍のMS部隊である。

独特の薄い青系統の塗装を施されたMSを扱う。

……が、「第20機械化混成部隊」は表向きのカモフラージュで、実際のところは地球連邦軍の軍規を犯し、極刑の執行を待つ犯罪者たちから各ジャンルのスペシャリストを選出し、罪状の抹消などを条件に危険な任務に向かわせる…という特殊部隊を兼ねた懲罰部隊で、更に突き詰めると、それを率いる【グレイヴ】というコードネームで呼ばれる将校の私兵部隊(プライベートアーミー)である。

故に、隊員は本来は「居るはずのない人間」であるため、部隊は「レイス(亡霊)」の名で呼ばれ、隊員同士も本来の名ではなくコードネームで呼びあう。属するMSも陸戦型ガンダムの改修機やガンキャノン重装型ガンダム・ピクシーと高性能なものが多いが、その殆どが【ダイバー】ことドリスが偽装した命令書で横取りしたものである(そんなものを導入するおかげで整備班もパンクしそうだと言う)。

普段は表向きの第20機械化混成部隊として任務に従事しているが、【グレイヴ】から指令が下ると「レイス」として任務を速やかに実行する。

「レイス」としての任務は、グレイヴにとって邪魔となる、またはなり得る人物を暗殺したり、物資を横流している味方や敵に内通する裏切り者を抹殺したり……と私的かつ非合法ではあるがいわゆる憲兵に似ており、やましいことをやっている軍人にとっては恐怖の存在となっている。ただし、その一方で反レビル派将校の息子が率いる部隊をわざと敵に包囲させて殲滅させるなど、殆ど利敵行為のような任務を命令されることもあった。

オデッサの戦いが終結し、連邦軍が優勢となったことで【グレイヴ】にとって「レイス」の存在は無用となり、その存在を抹消すべく謎の青白いMSを始めとした追手を差し向けられることになる。以降は連邦・ジオンどちらにも属さない独立愚連隊となり、隊員の生存とグレイヴへの復讐の為、独自の行動を開始する。

戦後はメンバーが散り散りになってはいるが、作中で入手した金塊を元手に悠々自適の生活を送っているらしく、10年後以降も連絡を取り合っている。

隊員と関係者

トラヴィス・カークランド

演:藤原啓治ガンダムバーサス以降は小松史法

スレイヴ・レイスの隊長。コードネームは「フィクサー」。

おちゃらけた発言が目立つが、部下想いで優秀な指揮官。違法に入手した金塊をジオン側にも気前よくばら撒いているので、敵側にも話が分かる男として知られている。

サイド3に住む恋人と息子の安否を探ろうとした事でスパイと見做され、レイスへ配属されることになった。戦いの最中、ある事情で共闘したマルコシアス隊のヴィンセント・グライスナーが息子であることを知る。

乗機は陸戦型ジムスレイヴ・レイスZⅡ、漫画版ではペイルライダー・キャバルリー

フレッド・リーバー

演:野島健児

モビルスーツパイロット。コードネームは「リッパー

非常に好戦的な性格の戦闘狂で、上官殺しの罪によりレイスへ配属された。

グレイヴの追手から仲間たちを護る為、HLVを護る殿として地球へ残ることを決断。その際、マルコシアス隊のダグ・シュナイドと共闘し、彼の信念を受け継ぐことになる。一年戦争後もジオン残党軍に所属して戦い続けている。

乗機は陸戦型ジムとガンダム・ピクシーイフリート・シュナイド

マーヴィン・ヘリオット

演:武虎

モビルスーツパイロット。コールサインは「ボマー

狙撃と爆発物のエキスパート。普段はひょうきんな言動が目立つが、実は弱気かつ利己的な性格で、友軍ごと敵を爆破した過去を持つ。

グレイヴのスパイだったが、自らも切り捨てられそうになったことに加え、トラヴィスの説得を受けたことで真の仲間として受け入れられる。

乗機は陸戦型ジムとガンキャノン重装型

エドワード・リー

演:下山吉光

輸送機ミデアのパイロットおよびメカニック。コードネームは「ハイヤー

MSを始めあらゆる乗り物を乗りこなすエキスパートであり、優秀な整備士でもある。

連邦高官の謀略により味方殺しの濡れ衣を着せられレイスに配属された。

弱気で大げさなリアクションが目立つ為、リッパーやボマーにからかわれることが多い。

乗機は陸戦型ジム。

ドリス・ブラント

演:沢城みゆき

部隊の作戦行動を補佐するオペレーター。コードネームは「ダイバー

軍の情報をハッキングした罪でスパイとして拘束され、レイスに配属された。

ハッキングの腕は健在で、上記の通りレイスの戦力が充実しているのは彼女の書類偽造のおかげ。おまけに格闘戦、モビルスーツの操縦技術もリッパー以上と言うハイスペックの持ち主。

乗機は陸戦型ジムとガンダム・ピクシー。

グレイヴ

演:なし

スレイヴ・レイスを率いる謎の将校。

オーガスタ基地の極秘研究施設における強化人間の研究、強化人間の搭乗を前提としたMSなどの非合法的かつ非人道的な手段によって、連邦内での強権を握ろうとする人物。

ゲーム版ではレビル派に属する過激派らしいが、作中には直接登場しなかった。

一方、コミカライズ版ではレビルすら利用して成り上がりを企む人物として登場している。

クロエ・クローチェ

演:能登麻美子

ペイルライダーのパイロット。

レイス抹殺の為に送られた敵だが、レイスと同じくグレイヴに利用されている犠牲者でもある為、フィクサーは彼女を救う為の計画を進めていた。詳細は本人の個別記事を参照。

モビルスーツとしての概要

陸戦型ガンダムをスレイヴ・レイス部隊用にカスタムしたモビルスーツ。センサー・光学カメラ・通信システムなどを最新の物へと更新している。

頭部は典型的なガンダムヘッドから外れ、ジム・スナイパーカスタム(Ver.Ka)の頭部装甲にガンダムフェイスを埋め込んだようなアウトラインで、アンテナは後頭部左右にロッドアンテナを1対備え付けている。

詳しくはスレイヴ・レイス(MS)の項目を参照。

余談

本作の字幕では「レイス」の当て字に「亡霊」として充てているシーンが散見されるが、現実では「生霊」の類を指すことが多い。…だが、本来ならば死人のはずの人間が在籍する懲罰部隊ならば「亡霊」を当てるのも言い得て妙と言えるだろう。

詳しくは当該項目参照。

関連項目

機動戦士ガンダムサイドストーリーズ

マルコシアス隊:何度かこの部隊と遭遇するがグレイヴに追われた頃に共闘する事になった。

ユウ・カジマ:とある戦いで彼と共闘した事がある。

ビシディアン他のガンダム作品においてに内通する軍人を抹殺すると言うスレイヴ・レイスと同じような事をしている宇宙海賊。

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