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ペイルライダー(ガンダム)

ぺいるらいだー

PS3ソフト「機動戦士ガンダム サイドストーリーズ」に収録された「機動戦士ガンダム ミッシングリンク」に登場するモビルスーツ
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概要

型式番号 RX-80PR。
モビルスーツの量産体制の確立と一定数の機体を確保する目処を立てた地球連邦軍が、それらと並行して極秘裏に遂行していた次世代型モビルスーツ開発計画「ペイルライダー計画」。そこで確立していた最新技術を投入して開発した試作モビルスーツで、名称はヨハネの黙示録に登場する第四の騎士「ペイルライダー」に由来する。
パイロットはクロエ・クローチェ

ジム・スナイパーⅡをベースとし、頭部や脚部はそれに通じる意匠が見受けられるが、フェイス・エクステリアはジムともガンダムとも取れる独特な構成となっている。
全身にハードポイントを有し大型武装や空間戦用装備といった様々なオプションを装備する事が出来るなど、高い汎用性を発揮するが、その高コストから量産化は不可能であった為、制式採用は見送られた。
その後、試作機は地球連邦軍高官「グレイヴ」を通じてオーガスタ研究所に接収され、「HADES」と呼ばれる特殊システムを搭載する実験機として運用されている。

本機に搭載された「HADES」はブルーディスティニーに搭載されている「EXAMシステム」を元にオーガスタ研究所が独自に開発した戦闘用オペレーティング・システムである。
クルスト・モーゼスらに圧力をかけて手に入れたEXAMシステムのデータを元に開発はしているが、開発が進むに連れて「ニュータイプ殲滅」を掲げるEXAMとはその本質を異にするシステムへと変貌していった(BDシリーズを手がけたアルフ・カムラには「あんなものと一緒にされては困る」と一蹴されている)。

戦場で殺気を感知しそれに対する反応能力を拡大させる事でニュータイプへの対抗を図ったEXAMに対し、HADESはパイロットを制御システムの一部として扱いシステムが演算した最適解を強制的にフィードバックさせる事で高い反応速度を発揮する。
一方で、パイロットはHADESの反応性に追従するため人為的な身体強化を施しており、神経伝達の向上を促されている薬品などを投薬した結果、記憶障害を引き起こすなどの弊害を生んでいる(これは後の時代の強化人間に繋がる技術でもある)。
なお、HADES起動時にはバイザーと頭部センサーが赤く発光し、同時に全身のダクトがシステム起動時の排熱によって赤熱化する。

一年戦争時にグレイヴの刺客としてジャブローにて連邦軍特務部隊「スレイヴ・レイス」、ジオン軍特別競合部隊「マルコシアス」との戦闘に介入。グレイヴの子飼いであるスレイヴ・レイスに対して牙を剥き、一見すれば同士討ちとも見れるその凶行によって戦場を混乱に陥れた。
最終的に一年戦争終盤、ア・バオア・クー戦にて投入されるも、マルコシアス隊の決死の連携によって機体を無力化され鹵獲された。

武装

ビームサーベル

一部を除いた地球連邦軍のモビルスーツに標準装備されている斬撃武装。
ただし、ペイルライダーは高性能と引き換えに稼働時間を犠牲にしているためリチャージを想定しておらず、充填されたエネルギーが切れれば使用不能となる。

腕部ビームガン

ガンダム4号機5号機と同型の武装ユニット。射程は短いが速射が可能で、対MS戦に於いて威力を発揮する。

90mmブルパップマシンガン

ジム・コマンドジム改にも装備された実弾兵装。ケースレス弾を採用したことで重量軽減や機構の簡略化による発射速度の向上といった恩恵を受けている。

ミサイルポッド

陸戦重装備仕様に於いて脚部に装備されるオプション兵装。
装備しても本機にとっては何ら問題ない重量だが、撃ち切った後はパージ可能。

スパイク・シールド

ジム・ストライカーと同型の対MS戦闘用シールド。先端にパイルバンカーを内蔵しており、これによる格闘戦を演じる事が可能。
空間戦闘仕様ではオーガスタ系シールドに換装される。

180mmキャノン

陸戦型ガンダムなどが使用する180mmキャノンを改造したモデル。
背部の支持用アームに装備され、携行性を高める為に砲身の折りたたみ機構が追加されている。この状態でも近接に限定されるが発砲可能。

ハイパービームライフル

空間戦闘仕様に於ける主兵装。
ガンダム4号機、5号機の装備する物と同型のビーム・ライフル。

ジャイアント・ガトリング

空間戦闘仕様に於いて180mmキャノンに代わり装備される、ガンダム5号機の専用武装。
巨大な砲身に見合った破壊力と連射力を持ち、空間制圧で真価を発揮する。

バリエーション

トーリスリッター

型式番号AMX-018[HADES]。
ジオン残党軍が鹵獲したペイルライダーを、ネオ・ジオンが10年の歳月をかけ大規模な改修を施した機体。
ネオ・ジオンとアナハイム・エレクトロニクスによる大規模改修に伴い型式番号と機体名称の変更が行われ、ペイルライダーが黙示録で担う役割からドイツ語で『死の騎士』を意味する名が与えられた。
パイロットはペイルライダーから引き続きクロエが担当するが、宇宙世紀0090年の段階でクロエの精神は既に限界を迎えていた為、本機はペイルライダーの実質的な最終バージョンとなった。

ブラックボックスであるHADESを有する頭部メインブロックはペイルライダーからそのまま使われているが、そのパーツは全身に渡りほぼ一新され、完全な別機体として生まれ変わっている。
用兵思想としてはガンダムMk-Ⅴドーベン・ウルフに近いが、HADESの戦闘補佐機能を有効活用するべくトライブレード・インコムや両肩部の隠し腕など、HADESが独自に制御出来る装備が追加された事でその戦闘能力は格段に向上している。
携行武装はガ・ゾウムのハイパー・ナックルバスターやバウのシールドといった既存のネオ・ジオン製武装を使用する。

レッドライダー

ジオン脱走兵を中心に構成された地球連邦軍「アグレッサー部隊」に配備された試作モビルスーツ。パイロットはチェイス・スカルガード。
ペイルライダーと同じくその名はヨハネの黙示録に登場する第二の騎士に由来し、HADESのプロトタイプともいえる実験用システム「アレス」を搭載している。
ペイルライダーの同型機であるが、各部にジム・ストライカーと同様のウェラブル・アーマーを装着しており、防御特性に優れる。また、ジオンの技術を取り入れた「伸縮式ヒートソード内蔵マシンガン」を装備している。

ホワイトライダー

ペイルライダー・キャバルリーが携行する『シェキナー』の運用試験を行った機体とされるが詳細は不明。
名称は同じくヨハネの黙示録の四騎士の第一の騎士に由来する。

ブラックライダー

その存在が示唆されているが詳細は不明。
名称はヨハネの黙示録の四騎士の第三の騎士に由来する。

上記のレッドライダー、ホワイトライダー、ブラックライダーの3機はペイルライダーへ戦闘情報をフィードバックさせるための試作機として運用されていたようである。

ペイルライダー・キャバルリー

試作機であったペイルライダーを、量産に向けて再設計した量産検討モデル。
機体の安定性向上とコストダウンの為にパーツの変更や過剰装備の排除が行われているが、基本性能はペイルライダーと同等であり、リミッターが施されているとはいえ「HADES」を搭載しているなど、一年戦争当時のモビルスーツの中でも高性能な部類に入る機体である事に変わりはない。
ペイルライダーが有していたパーツ換装機構は排除されているが、ヘビーガンダムのフレームランチャーによく似た複合兵装「シェキナー(ビーム・ランチャー、ガトリングガン、ミサイルランチャー)」を装備し、これによって機体の汎用性を補っている。
キャバルリーとは「騎兵隊」「騎士道」の意。
グレイヴ抹殺の為に宇宙へ上がったスレイヴ・レイスによって奪取され、隊長であるトラヴィス・カークランドの実質的な専用機として運用された。

ペイルライダー(VG)

ジオン軍が破損したペイルライダーをゲルググの部品で応急修理した姿。武装もゲルググJのビームマシンガンに加えて脚部にイフリート改の6連装ミサイルポッド、腰部サーベルラックにゲルググのビームナギナタといったジオン系に変わっている。
VGはクロエに代わって乗り込んだ「ヴィンセント・グライスナー」の意味である。

デュラハン

一年戦争後、「ペイルライダー計画」に於いて連邦軍の手に残った最後の1機。キャバルリーとほぼ同型の機体であるが、生産された時点で連邦軍からは「HADES」が失われていた為、本機には搭載されていない。
デュラハンは死を予言し、執行する存在である「首なし騎士」の意。HADESが積まれていない事を意図している物と思われる。
武装としてハイパーバズーカ、ジーライン・アサルトアーマーのヒートランス、ジム・ガードカスタムのガーディアンシールドを携行可能。

余談

サイドストーリーズの限定版「Limited Edition」には特典として、ペイルライダーのガンプラが同梱されていた。形成色はグロスインジェクションだが、武装類はビームサーベルを除いて一切なく、シールもHADES発動状態のみ。
後にプレミアムバンダイから発売された陸戦重装備仕様は、通常の成型色になっており、クリアパーツとシールで通常時の再現も可能。更にスレイヴ・レイスと対峙した際の装備も一部を除き新規造形で再現されている。

関連項目

機動戦士ガンダム外伝 機動戦士ガンダムサイドストーリーズ
ブルーディスティニー

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