機動戦士ガンダム外伝THEBLUEDESTINY
きどうせんしがんだむがいでんざぶるーでぃすてぃにー
OVAのようにストーリーを短期間で連続展開していくというコンセプトで展開された作品であり、
の3部が発売された。
当時のガンダムゲームはアニメのストーリーを追体験する物が主流であり、新規のストーリーをゲームで展開する手法は「クロスディメンション0078」を経て本作で確立された物である。その方向性はのちに展開される「機動戦士ガンダム外伝」シリーズをはじめとするガンダムゲームにも受け継がれており、ガンダムゲームの雛形の一つとしてその名が知られている。
セガサターンの周辺機器ツインスティックにも対応している。
また、外伝作品として映像作品化はされていないものの、ノベライズ、コミカライズ、HGUCによるプラモ化、SS・PSソフトギレンの野望シリーズやPS3ソフト機動戦士ガンダムサイドストーリーズへの収録など各種メディアへの露出も多く、高い知名度を誇る。
なお、発売当時のタイトルは単に「機動戦士ガンダム外伝」であり、ザ・ブルー・ディスティニーの副題は後にノベライズなどで設けられたもの。
この高い知名度の一方、2022年現在での一般的なイメージは原作ゲーム時点では描写されていない要素も多い。
後述のようなゲーム外の描写から現在のイメージが作られていったところが大きく、特に高山瑞穂版と皆川ゆか版がベースとして影響を与えていると思われる。
ディレクターの徳島雅彦、シナリオの千葉智宏のどちらかが関わっている作品ではゲーム当時の千葉智宏が書いたショートストーリーの方をベースにしたと思われる描写や原作以降の作品も絡めた設定が使われており2022年現在ではそちらも増加傾向にある。
さらには人気ゆえにこれらと関わりない形で多数の作品や設定でも姿を見せており、ファンの間でも認識の差がある(アニメ作品でも小説版などで描写が異なるのは定番ですらあるがそれでも多くのファンの認識はアニメがベースであろう)。
かつては徹底していたが現在ではほとんど描写されない無口キャラのユウ、マリオンへの対応が作品ごとに全く異なるニムバス辺りは顕著だろうか。
また、ポリゴンや当時の設定などの関係からモルモット隊のジムが作品ごとに違ったりイフリート改のサーベルや2号機のシールドは設定画もないなど機体や武器の設定も意外と定まっていない。
ブルーディスティニーが青いのは対NT迷彩というデマがネット上ではかなり広まっていることなども本作のイメージの幅広さゆえとも言える。
漫画版は高山瑞穂による講談社版、たいち庸によるKADOKAWA版の二種があり、前者は連載誌『覇王マガジン』の廃刊に伴い第2部で終了となっており、現在でも第3部は描かれていない(ただし「ギレンの野望」のアンソロジーで作者が本作の最終決戦を第三者の視点から見た話として描いている)。
ちなみに、ゲーム内ではユウが所属する実験部隊が「モルモット隊」の名称で呼ばれたことはなく、講談社版を執筆した高山瑞穂は、モルモット隊という名称の初出は、おそらく自分の作品だろうと述べている(高山いわく、連載当時は日本サンライズによるチェックもなく、かなり自由にやらせてもらっていたとのこと)。
小説版は皆川ゆかが執筆したものが2002年に講談社文庫から発売されている。
なお、小説版の冒頭は、ゲーム3巻の全てのステージで最高評価「S」を出した際に見ることができるマルチエンディングと同じシーンから始まるが、「アクシズから弾かれたギラ・ドーガの手を掴んだジェガンに乗っていたのがユウ」という設定は小説版独自のものである。
一年戦争末期、連邦にとって未知の兵器であったモビルスーツの運用を試験するための実験部隊「モルモット隊」に所属する主人公ユウ・カジマは、作戦中、敵味方の区別なく攻撃して回る謎の蒼いMSと交戦・停止させることに成功する。
ユウの出会った機体は試作型MS「ブルーディスティニー」シリーズの初号機であり、彼はその戦闘能力を買われ、機体のテストパイロットを務めることになった。
そこからユウは、機体に搭載された「EXAMシステム」をめぐる数奇な運命に巻き込まれていく…。
地球連邦
RX-79BD-1 ブルーディスティニー1号機
RX-79BD-3 ブルーディスティニー3号機
RGM-79G ジム・コマンド
RB-79 ボール
RX-75 ガンタンク
RX-77 ガンキャノン
RX-78 ガンダム
コメント
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vsニムバス・シュターゼン(機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY)
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