戦慄のブルー
せんりつのぶるー
セガサターン用のゲーム、『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』三部作の第一作目のサブタイトルである。全5ステージ構成(これは三部作共通)。
タイトルにもなっているブルーディスティニーというモビルスーツだが、一作目では敵機として登場し、自機としては一切使用出来ない。
ちなみに、本作で主人公が乗るのはジム(正確にはジム・コマンド)であり、自機として使えるようになるのは二作目からである。
本作は三部作の中の第一作目だけあって難易度は低め…と思いきや、前述の通り主人公の機体がまだ高性能機であるブルーディスティニーではなく、あくまでも量産機のジム・コマンドであるためか、機体性能は目に見えて低く(バックダッシュが出来ない、武器の威力が低いなどの制約がある)三部作中最も難しいと評する者も少なくない。
とりわけ、三部作を順にプレイした後で本作をもう一度プレイしてみると機体性能の差が嫌でもハッキリとわかることだろう。
このような機体性能の差からか、登場する敵MSの対処には慣れないうちは手こずらされるが、とりわけオープニングステージ(ステージ1)をクリアした主人公ユウ・カジマらモルモット隊の前に突如として現れ、ジム・コマンドとは桁違いの凄まじいスピードで僚機を次々と屠りながら接近してくるジム顔の蒼いモビルスーツの姿はまさに戦慄のブルーと呼ぶにふさわしく、2ステージ目からしてかなりの強敵でもある。
同様に、第一部の最終局面(ステージ5)に強襲してくるエース級のドム3機(黒い三連星とは別のチーム。漫画版ではそれぞれにキャラクター像が設定されている)は、その強さと相まってブルーディスティニーと並んで印象に残る敵モビルスーツである。
なお、続く二作目のサブタイトルは「蒼を受け継ぐ者」、三作目は「裁かれし者」であり、「蒼を受け継ぐ者」のステージ2から、ようやくブルーディスティニーに搭乗することができる。
転じて、「青(蒼)くて恐ろしいヤツ」全般にネタタグとして用いられることも。
たとえば、ブルースクリーンとか。
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