ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ガンダム試作1号機

がんだむしさくいちごうきぜふぃらんさす

ガンダム試作1号機(ゼフィランサス)とは、OVA『機動戦士ガンダム0083』に登場する、地球連邦軍がアナハイム・エレクトロニクスに開発を依頼した、汎用試作型モビルスーツである。
目次 [非表示]

ウラキ少尉、吶喊(とっかん)します!!


カタログスペック編集

頭頂高18.0m
本体重量39.7t
全備重量65.0t
ジェネレーター出力1,790kW
装甲材質ガンダリウム合金
スラスター総推力108,000kg

機体説明編集

一年戦争後、連邦軍再建計画の一環としてジョン・コーウェン中将主導で行われた『ガンダム開発計画』によって完成した機体、その一号機。当該計画に則り、型式番号はRX-78GP01という、特殊なナンバーが割り振られている。

アナハイム・エレクトロニクス社の先進開発事業部「クラブ・ワークス」が本機の設計を担当した。開発コードネームは「ゼフィランサス」(花言葉は「清き愛」)。このゼフィランサスというコードネームの設定は90年代までの書籍・資料では確認できず、いつ頃から付けられたのかは不明(2号機の「サイサリス」も同様)。


RX-78 ガンダムをベースに改修・設計変更を行い、人型兵器の性能を最大限に引き出すというコンセプトを元に開発された。これまでの機体では本体側から行われてきた四肢の駆動を四肢側からの駆動に改めるという独特の関節機構を採用しており、これが後のムーバブルフレームへと発展して行く事になる。また、バックパックがそのままメインスラスターとなるホリゾンタル・イン・ザ・ボディ方式のコア・ブロック・システムを採用した事で、コア・ファイターの換装によって地上仕様と宇宙仕様の仕様変更を容易に出来る設計となっている。


宇宙に上がって間もなくの頃、コウは些細な事からニナと口論になり、その場にモンシアも来ていて「中尉に乗ってもらった方が安全性は高いわね」、「ガンダムはおもちゃじゃないのよ。遊び気分で乗られちゃ迷惑だわ!」と言われてしまい喧嘩をしてしまう。そんな中、ジオンの海兵隊の接近警告アラートが鳴り、出撃しようとするコウだったが宇宙でも問題なく使えるジム・カスタム(バニング機)に乗る予定だったのだが、無断で1号機に搭乗。ニナの制止を振り切り、地上仕様のまま出撃してしまう。そして、当然ながら宙域内では満足に動けずシーマ・ガラハウが駆るゲルググMに大破させられ、あちら側のタイムリミットに救われたものの満身創痍の中、なんとかアルビオンに着艦するが左脚の膝関節が折れ、緊急着艦用ネットに持たれる形で機能停止した。


その後はアナハイムの工場がある月面都市フォン・ブラウンにて機体をオーバーホールし、宇宙仕様のフルバーニアンの形へと改修された。尚、本来の宇宙仕様は上述のようにコア・ファイターの換装によって地上と宇宙を使い分ける形だったため、フルバーニアンは本来の宇宙仕様とは異なる形となった。


漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』では、ガンダム試作2号機のバディ機として開発されており、チョバムアーマーを装備してトリントン基地に搬入された。しかしアーマーは元々、耐核兵器用として開発されたため重力化では機動力低下を招いてしまっており、試作2号機との戦闘後、ニナ・パープルトンの判断によって強制排除された。


パイロットはコウ・ウラキ少尉(後に戦時中尉)。


武装編集

60mmバルカン砲編集

型式番号TOTO KANINNGHAM・ASG81-B8S。装弾数60発。

RX-78同様、頭部に装備される実体弾型機関砲。外装からは確認できないが、銃身が後頭部よりU字に挟み込む形に変更された他、プレゼンテーション目的の試験兵装としてレーザー・レンジ・ファインダーや偵察装備ポッドへの換装が可能とされる。


ビームサーベル編集

型式番号A.E.BLASH・XB-G-06/Du.02。出力0.49MW

バックパックに2基装備される近接戦用兵装。コア・ファイター時にはビームガンとして使用できるが、ジェネレーターの出力不足が原因で牽制程度にしかならない。


ビームライフル編集

型式番号BOWA・XBR-M-82-05H

ボウワ社の開発で、出力1.5MW

RX-78が使用したXBR-M-79-07Gの発展系に当たるライフルで、Eパック方式が採用された初めてのライフルでもある。これによって機体本体からのエネルギー供給の負担が大幅に軽減されており、以降開発されるビームライフルにも多く採用されていく事となる。

また、銃身下部には近接戦時のフェイルセーフを目的とした小型ビーム・サーベル『ジュッテ』が装備されており、こちらも後にロング・ビームサーベルへと発展する事となる(なお、ジュッテ機構自体も後にとある試作型モビルスーツのオプション兵装のギミックとして、10年以上後に復活している)。


90mmブルパップ・マシンガン編集

ジム改などが主兵装としているマシンガン。試作2号機追撃戦時に使用した。


ジム・ライフル編集

90mmブルパップ・マシンガンのバリエーションモデル。『REBELLION』で大破したバニング機から取得し、フルバーニアンが使用した。


シールド編集

対ビーム・コーティングが施された専用シールド。未使用時や近接戦の取り回しを考慮して、試験的に伸縮機構が装備されており、これも後にガンダムMK-Ⅱネモ等に受け継がれた。



関連動画編集


派生機編集

・RX-78GP01-Fb ゼフィランサス フルバーニアン

シーマ・ガラハウとの戦闘によって陸戦用のGP-01が大破した際、機体の補修を兼ねて空間高機動戦闘装備に設計変更が行われており、宇宙戦において十二分なスピードを発揮できるようになった。


その他の派生編集

雑誌『アナハイム・ジャーナル』編集

・RX-78GP01 宇宙戦仕様

模型雑誌「GUNDAM WEAPONS」編集

・RX-78GP01-FA フルアーマーGP01

・RX-78GP01PF パーフェクトガンダムGP01

・RX-78GP01-ST ストライクGP01

漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』編集

・RX-78GP01 チョバム・アーマー装備

・RX-78GP01 アクア装備

RX-78GP01 Gundam Aqua type

漫画『機動戦士ガンダム0083REBERLLION』にて登場。

ガンダム試作2号機の追撃で使用した。

換装した部分はアクア・ジムと共通のパーツで構成されている。

漫画が初出のバリエーションだが、『機動戦士ガンダムオンライン』などのゲーム作品にも登場しており知名度はそれなりにある。

GアーマーII


立体物編集

人気機体が故にブランド初期でラインナップされることが多く、基本的にどのキットも作りが古いため、2024年現在これ!といった決定版が存在しないのが実情である。


1991年にOVA発売と同時期に1/144スケールで立体化。

当時色分けが進歩していたガンプラなのだが、本キットは白と青の2色成形と色分けが大幅に退化しており評価としては低いが、設定画のプロポーションを忠実に再現している。


1997年にMGで発売。コアファイターⅡの分離ギミックがあり、ホリゾンタル・イン・ザ・ボディ方式を完全再現している。MGとしてかなり初期のラインナップとなっており、

作りは古いがプロポーションはカトキハジメによって大幅にアレンジされており、

以降の1号機のデザインの基礎となっている。


1999年にBB戦士で発売。このキットはフルバーニアン表記だが、ゼフィランサスとしてのパーツも付属する、コンバージブル仕様のため、両形態を再現可能。付属品も一通り付属する。


2000年にHGUCで発売。HGUCシリーズ13番目のキットとなっており、HGUCブランド初のガンダムタイプとなっている。今から見ると作りは古いが、当時としては非常にディテールが微細でパーツ分割も多用されており、のちのHGの主人公機と並べても遜色ないレベルには仕上がっている

そして、MGには付属しなかった90mmブルパップ・マンシンガンも付属する。


2003年にPGで発売。このキットはフルバーニアンとのコンバージブル仕様となっており、

PGのガンダム2機を再現できるとあってパーツ数がガンプラの中でもトップクラスとなっている。

さらに、90mmブルパップ・マンシンガンや余ったパーツを飾るためのメンテナンスラックも付属する。


2013年にRGが発売。珍しく、フルバーニアンと同時発売となった。

本キットは1/144スケールでコアファイターⅡのギミックを再現していることが大きな特徴である。

しかし、RG初期のラインナップのため全身にアドバンドMSジョイントを採用しており動かすには

あまり向かないが、眺めるぶんにはPGを凌ぐ圧倒的なディテールや密度など飾るためのキットとなっている。

ちなみに盾を正面に構えるために、シールドの取手と一体化した腕パーツが付属する。


ROBOT魂ではVer.A.N.I.M.E.で発売され、近年では珍しく原作の設定画を忠実に再現されている貴重な商品となっている。



別表記編集

pixivでは主にGP01又はゼフィランサス表記でタグ登録されている場合が多い。


関連イラスト編集

RX-78 GP01 ゼフィランサスゼフィランサス

関連機体編集

RX-78GP00 ガンダム試作0号機 ブロッサム

RX-78GP01-Fb ガンダム試作1号機 ゼフィランサス フルバーニアン

RX-78GP03S ガンダム試作3号機 ステイメン

RX-78GP04G ガンダム試作4号機 ガーベラ


関連項目編集

機動戦士ガンダム0083

コウ・ウラキ ニナ・パープルトン

フルバーニアン


SDガンダムでの関連キャラ編集

関連記事

親記事

ガンダム開発計画 がんだむかいはつけいかく

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 258741

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました