カタログスペック
頭頂高 | 18.0m |
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本体重量 | 39.7t |
全備重量 | 65.0t |
ジェネレーター出力 | 1,790kW |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
スラスター総推力 | 108,000kg |
機体説明
型式番号はRX-78GP01。一年戦争後、連邦軍再建計画の一環としてジョン・コーウェン中将主導で行われた『ガンダム開発計画』によって完成した機体群の一号機。当該計画に則り、GP01と特殊なナンバーが割り振られている。アナハイム・エレクトロニクス社の先進開発事業部「クラブ・ワークス」が設計を担当しており、開発コードネームは「ゼフィランサス」(花言葉は「清き愛」)。ガンダム開発計画の各機に付けられたコードネームの設定は90年代までの書籍・資料では確認できず、いつ頃から付けられたのかは不明(2号機の「サイサリス」も同様)。
RX-78 ガンダムをベースに改修・設計変更を行い、人型兵器の性能を最大限に引き出すというコンセプトを元に開発された。これまでの機体では本体側から行われてきた四肢の駆動を四肢側からの駆動に改めるという独特の関節機構を採用しており、これが後のムーバブルフレームへと発展して行く事になる。また、バックパックがそのままメインスラスターとなるホリゾンタル・イン・ザ・ボディ方式のコア・ブロック・システムを採用した事で、コア・ファイターの換装によって地上仕様と宇宙仕様の仕様変更を容易に出来る設計となっている。
劇中での活躍
宇宙に上がって間もなくの頃、コウは些細な事からニナと口論になり、その場にモンシアも来ていて「中尉に乗ってもらった方が安全性は高いわね」、「ガンダムはおもちゃじゃないのよ。遊び気分で乗られちゃ迷惑だわ!」と言われてしまい喧嘩をしてしまう。そんな中、ジオンの海兵隊の接近警告アラートが鳴り、出撃しようとするコウだったが宇宙でも問題なく使えるジム・カスタム(バニング機)に乗る予定だったのだが、無断で1号機に搭乗。ニナの制止を振り切り、地上仕様のまま出撃してしまう。そして、当然ながら宙域内では満足に動けずシーマ・ガラハウが駆るゲルググMに大破させられ、あちら側のタイムリミットに救われたものの満身創痍の中、なんとかアルビオンに着艦するが左脚の膝関節が折れ、緊急着艦用ネットに持たれる形で機能停止した。
その後はアナハイムの工場がある月面都市フォン・ブラウンにて機体をオーバーホールし、宇宙仕様のフルバーニアンの形へと改修された。尚、本来の宇宙仕様は上述のようにコア・ファイターの換装によって地上と宇宙を使い分ける形だったため、フルバーニアンは本来の宇宙仕様とは異なる形となった。
漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』
ガンダム試作2号機のバディ機として開発された設定が追加され、チョバムアーマーを装備してトリントン基地に搬入された。しかしアーマーは元々、耐核兵器用として開発されたため重力化では機動力低下を招いてしまっており、試作2号機との戦闘後、ニナ・パープルトンの判断によって強制排除された。
武装
60mmバルカン砲
型式番号TOTO KANINNGHAM・ASG81-B8S。装弾数60発。
RX-78同様、頭部に装備される実体弾型機関砲。外装からは確認できないが、銃身が後頭部よりU字に挟み込む形に変更された他、プレゼンテーション目的の試験兵装としてレーザー・レンジ・ファインダーや偵察装備ポッドへの換装が可能とされる。
ビームサーベル
型式番号A.E.BLASH・XB-G-06/Du.02。出力0.49MW。
バックパックに2基装備される近接戦用兵装。コア・ファイター時にはビームガンとして使用できるが、ジェネレーターの出力不足が原因で牽制程度にしかならない。
ビームライフル
型式番号BOWA・XBR-M-82-05H。
ボウワ社の開発で、出力1.5MW。
RX-78が使用したXBR-M-79-07Gの発展系に当たるライフルで、Eパック方式が採用された初めてのライフルでもある。これによって機体本体からのエネルギー供給の負担が大幅に軽減されており、以降開発されるビームライフルにも多く採用されていく事となる。
また、銃身下部には近接戦時のフェイルセーフを目的とした小型ビーム・サーベル『ジュッテ』が装備されており、こちらも後にロング・ビームサーベルへと発展する事となる(なお、ジュッテ機構自体も後にとある試作型モビルスーツのオプション兵装のギミックとして、10年以上後に復活している)。
90mmブルパップ・マシンガン
ジム改などが主兵装としているマシンガン。試作2号機追撃戦時に使用した。
ジム・ライフル
90mmブルパップ・マシンガンのバリエーションモデル。『REBELLION』で大破したバニング機から取得し、フルバーニアンが使用した。
シールド
対ビーム・コーティングが施された専用シールド。未使用時や近接戦の取り回しを考慮して、試験的に伸縮機構が装備されており、これも後にガンダムMK-Ⅱやネモ等に受け継がれた。
関連動画
派生機
RX-78GP01-Fb ガンダム試作1号機 ゼフィランサス フルバーニアン
シーマ・ガラハウとの戦闘によって陸戦用のGP-01が大破した際、機体の補修を兼ねて空間高機動戦闘装備に設計変更が行われており、宇宙戦において十二分なスピードを発揮できるようになった。
RX-78GP01 ガンダム試作1号機(チョバム・アーマー装備)
漫画『機動戦士ガンダム0083 REBERLLION』にて登場。
ガンダム試作2号機のバディ機として耐核兵器用にチョバム・アーマーが採用されている。重力化では機動力低下を招いてしまうと言う理由で、ガンダム試作2号機との戦闘後に強制排除された。
漫画が初出のバリエーションだが、『ガンダムジオラマフロント』などのゲーム作品にも登場しており知名度はそれなりにある。
RX-78GP01 ガンダム試作1号機(アクア装備)
漫画『機動戦士ガンダム0083 REBERLLION』にて登場。
ガンダム試作2号機の追撃で使用した。
換装した部分はアクア・ジムと共通のパーツで構成されている。
漫画が初出のバリエーションだが、『機動戦士ガンダムオンライン』などのゲーム作品にも登場しており知名度はそれなりにある。
GアーマーII
その他のバリエーション
雑誌『アナハイム・ジャーナル』
・RX-78GP01 宇宙戦仕様
模型雑誌「GUNDAM WEAPONS」
・RX-78GP01-FA フルアーマーGP01
・RX-78GP01PF パーフェクトガンダムGP01
・RX-78GP01-ST ストライクGP0
立体物
人気機体が故にブランド初期でラインナップされることが多く、基本的にどのキットも作りが古いため、2024年現在これ!といった決定版が存在しないのが実情である。
1991年にOVA発売と同時期に1/144スケールで立体化。
当時色分けが進歩していたガンプラなのだが、本キットは白と青の2色成形と色分けが大幅に退化しており評価としては低いが、設定画のプロポーションを忠実に再現している。
1997年にMGで発売。コアファイターⅡの分離ギミックがあり、ホリゾンタル・イン・ザ・ボディ方式を完全再現している。MGとしてかなり初期のラインナップとなっており、
作りは古いがプロポーションはカトキハジメによって大幅にアレンジされており、
以降の1号機のデザインの基礎となっている。
1999年にBB戦士で発売。このキットはフルバーニアン表記だが、ゼフィランサスとしてのパーツも付属する、コンバージブル仕様のため、両形態を再現可能。付属品も一通り付属する。
2000年にHGUCで発売。HGUCシリーズ13番目のキットとなっており、HGUCブランド初のガンダムタイプとなっている。今から見ると作りは古いが、当時としては非常にディテールが微細でパーツ分割も多用されており、のちのHGの主人公機と並べても遜色ないレベルには仕上がっている。
そして、MGには付属しなかった90mmブルパップ・マンシンガンも付属する。
2003年にPGで発売。このキットはフルバーニアンとのコンバージブル仕様となっており、
PGのガンダム2機を再現できるとあってパーツ数がガンプラの中でもトップクラスとなっている。
さらに、90mmブルパップ・マンシンガンや余ったパーツを飾るためのメンテナンスラックも付属する。
2013年にRGが発売。珍しく、フルバーニアンと同時発売となった。
本キットは1/144スケールでコアファイターⅡのギミックを再現していることが大きな特徴である。
しかし、RG初期のラインナップのため全身にアドバンドMSジョイントを採用しており動かすには
あまり向かないが、眺めるぶんにはPGを凌ぐ圧倒的なディテールや密度など飾るためのキットとなっている。
ちなみに盾を正面に構えるために、シールドの取手と一体化した腕パーツが付属する。
ROBOT魂ではVer.A.N.I.M.E.で発売され、近年では珍しく原作の設定画を忠実に再現されている貴重な商品となっている。
別表記
pixivでは主にGP01又はゼフィランサス表記でタグ登録されている場合が多い。
関連イラスト
関連機体
関連項目
ガンダム試作0号機(ブロッサム) ガンダム試作2号機(サイサリス) ガンダム試作3号機(デンドロビウム) ガンダム試作4号機(ガーベラ)