概要
ホシノ・フミナが機動戦士ガンダム0083に登場するパワード・ジムをベースに制作したガンプラ。
フミナがウイニングガンダム制作以前より使用している機体であり、ウイニング同様に白と黄色を基調としたカラーリングで纏められている。
ベースとなったパワード・ジムが武装面でジム改と変化がなかったのに対して、このパワードジムカーディガンは様々な状況に対応する為に豊富な武装が追加されている。
武装を増設した結果機体重量が極端に増しているが、同時にスラスターの増設やバックパックの改造による推力強化を行っており、機動力の低下は最低限に抑えられており、膨大な推力によってホバー走行も可能。一方で、これら装備の適性を把握し同時に扱うには相応の技量が必須となる。
総じて「単機での戦闘力」を追求した機体であり、チーム「トライ・ファイターズ」結成後はフミナが「今後はチームメンバーの支援に尽力する必要がある」と判断した為、ウイニングガンダムにレギュラー機体の地位を譲り勇退した。ただし、単体の戦闘力を追求するコンセプトはスターウイニングガンダムに、そしてその武装デザインはサカイ・ミナトのすーぱーふみなへと受け継がれている。
なおパワード・ジム本体に追加された装備類には様々なガンダム作品に登場するモビルスーツからの影響が見受けられ、ビルダーであるフミナが如何にガンダムを愛しているかが窺える機体となっている。
メカニックデザインは有澤寛。
カーディガンの由来は、クリミア戦争のバラクラヴァの戦いにて、無茶な突撃を行った事で有名な英国陸軍軽騎兵旅団長の第7代カーディガン伯爵ジェイムズ・ブルデネルが考案した毛糸編み、若しくはニットで作られた前開き式のトップスから。
本機の追加装備は「パワードアームズパワーダー」の名称で単品版が発売されているが、ガトリングガンやバックパックの形状は独自の物となっており、またシールドが付属しない代わりにビームライフルに換装可能なオリジナル武装が付属している。
武装
バルカン砲
ベース機であるパワード・ジムにも備わっていた頭部に配された機関砲。
威力は無いが連射性に優れ牽制やミサイルの迎撃等に用いられる。
ビームサーベル
両肩部に装備されたビーム刃。
装備レイアウトはジム改[ワグテイル]に似ており、通常は外側を向いているが、使用時に正面に回転して抜刀する方式を採用する。
ガトリングガン
腕部コンテナに内蔵されたガトリングガン。
連射性が高い反面精密射撃は行えないものの、近距離戦ではその手数の多さから重宝される。
デザインに関しては脚部増加スラスターと共にガンダムNT-1からの影響が見受けられる。
ビームマシンガン
3点バースト機能を有するビームライフル。
取り回しを優先しショートバレルを採用している為、射程はそれ程長くは無いが、高い命中率を誇る。
大型ライフル
バックパックにアームを介して接続されている高出力ビームライフル。
長距離射撃に適しており、威力もそれ相応に高い。
砲身の外見はΖガンダムのハイパー・メガ・ランチャーやガンダム試作0号機の大型ビーム・ライフルに似る。
銃身は用途に応じて換装可能となっており、ガトリングガンやミサイルに換装可能。
シールド
機動戦士ガンダムサンダーボルトに登場するモビルスーツと同様に、バックパックから伸びたサブアームに接続されているシールド。
これによって腕に武器を装備したまま防御に転じる事ができ、同時に多方向からの攻撃に対しても対応できる。
ダミーバルーン
リック・ディアス等と同様に指の付け根部分に装備されている撹乱用バルーン。
展開する事で機体を模したバルーンが出現する。
ガンプラ
HGBFシリーズで1/144スケールのものが発売。HGUCパワード・ジムのリデコ商品。武装パーツがHGBCシリーズ『パワードアームズパワーダー』として発売されている。
関連項目
ホシノ・フミナ ウイニングガンダム スターウイニングガンダム
戦場の絆 期間限定イベントであるビルドファイターズDAYで実際に使用出来る。ただし、期間限定なので触ってみたいと言う方はお早めに。詳細は、戦場の絆の記事をご覧いただきたい。