概要
「ガンダムビルドメタバース」に登場するキャラクター。
「ガンダムビルドファイターズトライ」に登場したホシノ・フミナが、ガンプラをテーマにしたメタバース「ガンダムメタバース」で活動する際のアバター。また、このアバターを元にして現実に販売されたガンプラの名称でもある。
来歴
全ては「ビルドファイターズトライ」終盤にて行われたガンプラコンテストで、フミナをモデルとした「すーぱーふみな」がサカイ・ミナトにより本人未承諾で出展されたことに端を発する。
すーぱーふみなの登場はガンプラ界に大きな旋風を巻き起こし、いつしか「ガンプラコスヒロインズ」という美少女プラモジャンルの始祖として一大ムーブメントを引き起こした。その後も「ういにんぐふみな」「こまんどふみな」などの「ふみなシリーズ」が正式に発売されるに至ったが、モデルとなったフミナ本人は、本人に無許可で立体化された作品であるため、恥ずかしさを含めた複雑な気持ちを抱き、ふみなシリーズについては忌避し続けてきた。
そんな折、フミナに「ガンダムメタバースプロジェクト広告大使」を務めてほしいとの依頼が舞い込む。その中でのアバターを作成するにあたり、フミナは熟考の末に「より多くの人々にガンプラの楽しさを伝えていくには、皆がよく知っているふみなシリーズの姿を取ることがベストである」と判断し、避けてきたふみなシリーズとあえて向き合うことを決意。すぐにミナトに連絡を取り、彼を馬車馬のように働かせて3Dモデルを作らせた。こうして完成したのが「あばたーふみな」である。
なお、フミナが依頼したのはあくまでもアバターとしての3Dグラフィックのみである。
では、なぜプラモデルとしてのあばたーふみなが誕生したのか?
当然、ミナトが無許可で立体化したからである。
設定
フミナ本人をベースとした素体に、M-MSVのRX-81スタンダードを模したアーマーと武器類を持たせた姿。アーマーのカラーはフミナのイメージカラーである黄色を採用している。これは彼女がこれまで使用してきたパワードジムカーディガンやウイニングガンダムとも共通の特徴である。その他、現実のフミナが私服に付けている猫のワッペンからであろうか、猫耳もデザインに取り入れられている。
バトルフィールドに出ない時は、アーマーや武器類を装備しない状態で活動する。
武装は手持ちのショートビームライフルと、肩のガトリングスマッシャー。原典のRX-81と同様にビームサーベルは設定されていない。
広告大使としての役目がメインであるがゆえに、あまりバトルに出ることは無いようだが、ショートビームライフルは本気のバトルにも十分対応できる威力を誇る。ガトリングスマッシャーは打ち上げ花火を発射するための装備であるが、いざバトルとなれば、敵機を汚い花火にしてしまうことができる。
なお、ミナトの妄想によると
型式番号:AVF-01、頭頂高:21.1m、総重量:??.?t
だそうである。
実物のガンプラについて
バンダイスピリッツの「フィギュアライズスタンダード」ブランドから、2024年3月に発売。構造のほとんどを「30ミニッツシスターズ」と共通化させており、同シリーズや他ガンプラとの組み換え遊びをしやすい設計となっている。
顔はこれまでのふみなシリーズとは異なり、目のシールを貼る形式ではなくタンポ印刷に刷新されており、アニメ準拠の顔が再現されている。