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キャプテン・ファズマ

きゃぷてんふぁずま

キャプテン・ファズマは、映画「スターウォーズ」シリーズのうちのエピソード7「フォースの覚醒」から登場するキャラクターである。
目次 [非表示]

演:グェンドリン・クリスティー

日本語吹き替え:斉藤貴美子

概要

エピソード7「フォースの覚醒」にて登場。


暗黒面の新勢力ファーストオーダーストームトルーパーたちを統括する長身の女指揮官。

原作映画のシリーズでは、主要人物としては史上初となる女性悪役である。


人物像

クロム処理の施された装甲服の上に黒いマントを羽織った姿で、専用のブラスターと護身用の槍を携えている。身長195センチの長身女性

スターウォーズ新旧新々三部作 シスキャプテン・ファズマ

装甲服のクロム素材は、パルパティーン皇帝の使用したナブーの宇宙船のものをわざわざ使っている。(ひょっとしたら、ファズマはファズマで皇帝マニアなのかもしれない)

その装甲服とマントは外見のみならず性能も一般兵士のそれとは一線を画しているようで、生半可なブラスターなど跳ね返してしまうほどの防御力を持っている。


ファーストオーダーに忠誠を誓うよう自ら教育した配下のトルーパー兵たちの識別番号をすべて把握し、戦闘中の兵士たちの動向にも目を光らせている冷徹な女将校である。

脱走兵となるフィンも彼女に極度の恐れを抱いている描写から、さながら鬼軍曹のような存在であったと推察できる。

しかし、女性であること以外はほとんど情報は出ておらず、経歴などは謎に包まれている。


前日譚となる小説「STAR WARS フォースの覚醒前夜~ポー・レイ・フィン~」では、抜群の成績ながら仲間への必要以上の情を捨てきれないフィン(FN-2187)の将来に頭を悩まし、彼が立派なストーム・トルーパーになれるよう指導と対話を繰り返す彼女の姿が描かれた。

鉱山でのストライキで発砲することができなかったフィンを「相手が民間人だから撃てないのだ」と推察し、反撃してくる相手ならば踏ん切りが付くだろうと、荒療治としてジャクーの任務に加えていたことが判明した。

候補生たちに万遍なく目を掛ける優秀な教官であったようだ。ほぼ、担任クラスに頭を悩ます女教師である。


しかし、彼女のもう一つの顔は非常に冷酷で、自身の生存を第一に考えるエゴイストでもあった。

教え子たちへの細やかな配慮や忠実さを求める姿勢の根本には、彼女自身の保身へと繋げる意識が強く反映されていたものと思われる。それで実際の面倒見がいいなら別に構わない要素ではあるが。

少数部族出身の彼女は、自分の命のためなら家族や苦楽を共にした仲間ですら躊躇なく手を掛けてきたのである。このあたりは無抵抗の相手を攻撃することを拒みながらも、自らの危機となるとライトセーバーでかつての仲間を串刺しにしたり、あっさり射殺しまくるという弟子のフィンの無自覚な残虐性に繋がっているように思われる。そういう意味でも、確かに師弟であるようだ。



既に演じるグェンドリン・クリスティーはエピソード9までの契約を完了しており、レイ、マズ・カナタと並んでシリーズを通して活躍する重要な悪役であることがプロデューサーであるキャスリーン・ケネディの口から語られている。


関連タグ

STARWARS フォースの覚醒

敵女 女幹部 女軍人








ネタバレの予感がする・・・

これより下はフォースの覚醒におけるネタバレを含んでいるため注意























フォースの覚醒における活躍と諸問題

トルーパーの鎧にマントという出で立ち、公開前から悪役の筆頭としてカイロ・レンと共に情報が出されていたという事実から、彼女がどんな悪女的活躍をするのかと期待を多く寄せられていた。

しかし、蓋を開けてみれば、『フォースの覚醒』本編では出番という出番もなく、活躍らしい活躍もなかった。

唯一の活躍は、銃を手に颯爽と通路を歩いているところでチューバッカにボコられ、フィンたちの脅しにあっさり屈して基地のバリアを解除した後、ダストボックスにシュートされてしまうという酷いもの。

彼女の強さも指揮能力も性格も、その一端すら窺わせることのない退場であった。

このことで多くのファンから「どの面下げて初日のプレミアパンフの表紙を飾ってるんだよ!?」と困惑され、ファズマ問題という言葉を生み出すネタキャラとなってしまった。

ある意味、原型ともいえるボバ・フェットの流れを正当に受け継いだ扱いとも言えるのだがファズマと違いボバ・フェットは地味ながらも有能なのがわかる描写と僅かながらの戦闘シーンもあるが彼女にはそれすらなかった。


一応擁護すると、バリア解除はスターキラー基地の防衛に於いて然程影響はなかった。バリア解除後に侵攻したレジスタンス軍は分厚い装甲に決定打を与えることができず、対空砲やTIEファイターによってほぼ撃墜されてしまっていたのである。

彼女があっさり従ったのは、こうした結果が目に見えていたからかもしれない。それでも、バリア解除さえしなければ、もしくはそれで時間を稼げばファーストオーダーの勝利は目前だったのだが。

(ちなみに、致命打となったのはハン・ソロチューバッカが仕掛けた爆弾によるものである。つまり、自分の厨二病を優先したカイロ・レンが真の戦犯と言えるかもしれない)



一方で、数少ない出番におけるフィンとのやりとりが面倒見のいい姉御肌にも受け取れたこと、チューバッカに襲撃されてからの流れが完全に「くっ、殺せ!」であったこと、容姿に相反してポンコツドジっ娘であったことからギャップ萌えを生み、一部に熱烈なファンを抱えつつある。

余談だが、映画雑誌「映画秘宝」の「お世話になりたい女優」ランキングで公開以降常に(2016年3月現在)20位以内にランクインし続けている。他が女優名である中、グェンドリン・クリスティーではなくキャプテン・ファズマとしてである。同紙では、2015年映画総括の読者投票による映画ヒロインランキングでもランクインを果たしていた。


センシティブな作品センシティブな作品


また推察の域を出ないが、あまりにあっさりと脅迫に屈していることから「フィンの母親説」や「レジスタンスのスパイ説」などが生まれている(無論、純粋にポンコツである可能性も充分にあるが)。


なので、決してファズマ姉さんを「ファズマ 雑魚」といった酷い言葉で検索してはいけない。











最後のジェダイでの活躍と諸問題

さらなるネタバレの予感がする・・・

これより下は最後のジェダイにおけるネタバレを含んでいるため注意




















































エピソード7では最終的な生死が明確に描かれなかったファズマであるが、エピソード8で生存が判明した。映画パンフレットによるとエピソード7での失態についてはそれを知った部下を粛正し、記録を抹消することで隠ぺいしたとの事。

断じて、ダストボックスでプレスされて死んだわけではなかったのである。

ファーストトレイラーでは炎の中を兵を率いて歩いてくる姿が、その後もフィンとの対決シーンなど予告編における見せ場の一つかのように取りざたされていた。

演じるグェンドリン・クリスティーも積極的に宣伝に参加し、ハックス将軍とスノークに「なんであっさり負けたの?」「(ローグ・ワンの)キャプテン・アンドーとどっちがキャプテンって感じかな?」と弄られる動画や、フィン役のジョン・ボイエガと「恐怖の箱(手を入れて箱の中身が何か当てるゲーム)」を興じたり、朗らかな雰囲気を醸し出していた。

しかしながら、エピソード8では、自分達を裏切ったかつての部下であるフィンを格闘戦で1度は追い詰めるが、油断したところをトンファーでマスクを割られたあと、艦の爆発にまきこまれ姿を消した。この時、割れたマスクの隙間から覗く形で素顔が目の周りだけ描かれている。

見せ場と言えなくもないシーンはあったが主演時間としてはEP7よりも短く、背景にすら映っていない。

しかし、これで死亡確定というわけではないらしい(2017年12月24日現在)

リンク先は監督のコメントは不愉快に思う可能性もあるため、一応ファンは注意が必要。

別の記事で、このライアン・ジョンソン監督はファズマを「スターウォーズのケニー(サウスパークで頻繁に死に、次回何事もなく復活するキャラクター)」とコメントしている。


なお、最終作であるEP9では未登場に終わっている…どころか作中の人物から言及すらされなかった。

このため、作中ではEP8で艦の崩壊・爆発に巻き込まれて戦死したということになったようである。

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