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概要

STARWARS(スター・ウォーズ)』シリーズのエピソード4以降に登場する、ダース・シディアスパルパティーン皇帝)を頂点とする銀河帝国軍および、エピソード7以降に登場する暗黒面の新勢力ファーストオーダーの主戦力たる一般兵士たちの総称。軍内では主要な歩兵の役割を担う。

なお、劇中では敵対する勢力の一般兵としてわんさか登場するうえに主人公陣営にバッタバッタと薙ぎ倒されるためペーペーの雑魚敵と思われがちだが、これでも(設定上は)帝国軍の中でもエリート兵である。本来、帝国軍の主力は帝国の支配地域の惑星防衛軍からなる連合軍であり、ストームトルーパーは純粋な帝国直属部隊としてエリート扱いされているのである。じゃあなんでストームトルーパーばっかりなのかというと、ストームトルーパーは独立して行動することが多く、他の惑星防衛軍とは共同作戦をする機会がないからである。なお、むやみに徴募してるわけではなくきちんと訓練学校も存在し、結構厳しい訓練もしている。「反乱者たち」にはストームトルーパー候補生の訓練が描かれた回もある。


徹底的な教化によりいかなる命令にも従い、賄賂等による懐柔は一切通用せず、帝国軍のためならば躊躇無くを投げ出すとされているが、その分個人の意志は弱いのかジェダイのマインドトリック(フォースを通じて相手の思考を操作する技)への抵抗力は薄い。また設定上では、脱走兵や反乱軍に加担した裏切り者も存在する。


銀河帝国では人間以外のエイリアンへの厳しい差別政策が採られていたこともあり、エピソード4~6ではストームトルーパーの素顔を確認できるシーンは存在しないものの、人間以外の種族の兵士は存在しないとされていた。

また、映画で描かれるストームトルーパーの声は全て男性の物であった。これについてレジェンズ(非正史)では「帝国では人間の女性に対しても差別的な政策が執られており、軍務に就くことが許されるのは特に優秀と認められたごく一部のみに限られていたから」と説明されている。

一方カノン(正史)では設定が異なっており、「女性は歩兵よりもオペレーター等の立場に充てられる事が多いから」と説明されている。また、カノンに属するスピンオフ作品ではこの時代のストームトルーパーにも女性兵士によって構成された部隊が一部存在し、エリート部隊への転属やトルーパーを指揮する将校への昇進も広く認められている事も語られている。


ただ、銀河帝国崩壊後はその限りではないようで、エピソード7ではファーストオーダーに属するストームトルーパーの指揮官として女将校であるキャプテン・ファズマが登場している他、女性の声で喋る一般兵士も登場している。非正史(レジェンズ)のスピンオフ作品でも帝国の残党勢力においてエイリアンや女性のストームトルーパーへの採用を認めている勢力の存在がいくつか語られている。


レジェンズのスピンオフにおいては発表時期の公式設定や作者の解釈によって設定が異なっており、上記の特徴から外れるストームトルーパーも登場している。


前身とその変遷

旧共和国時代、賞金稼ぎジャンゴ・フェットをオリジナルとして惑星カミーノで作り出されたクローン兵士の軍団クローントルーパーを前身とする。

エピソード2からエピソード3クローン大戦を通じて、クローントルーパーの装備品や風体がストームトルーパーのそれに近づいてゆく様子が描かれた。


クローントルーパーはジャンゴ・フェットのクローンのみで構成されていたが、良質なクローンの製造・訓練を維持するための費用が共和国の財政を圧迫している事が語られており、その影響や老化が早い点なども踏まえ、戦争終結と同時にクローンの製造は中止された。ウィルハフ・ターキンは新たにクローンを製造する代わりに人間の一般市民から志願兵を募り、クローン戦争で武勲を挙げたクローントルーパーに彼らを訓練させるウォー・マントル計画を提唱。これを手始めとして新たな帝国軍では一般人からの徴兵や志願兵を多く採用し、クローンたちは段階的に退役を命じられた。退役したクローンたちは戦闘職から離れつつも帝国に残り教官や事務の仕事をする者もいれば、帝国を離れ家族を持ち、第2の人生を送る者もいた。

帝国内ではエピソード4の約5年前までに320万人いたクローン兵たちは全て退役・解散となり、各々が銀河各地で余生を過ごしているという認識が定説となっていた。しかし、実際には数えるほど少数ではあるが、クローンが活動し続けていたことが明かされている。例えば、ダース・ベイダーはクローン大戦時にまだ実戦投入段階にない「子供」だった個体や、クローン製造が打ち切られる直前に新造された個体によるクローントルーパーの「最終世代」を集め、自身や尋問官の配下としてオーダー66を生き延びたジェダイの抹殺を専門とする暗殺部隊「パージ・トルーパー」を組織して自分達が主導するジェダイ狩りの補佐を行わせていた。また、クローン大戦に参戦したクローンの生き残りの中にはストームトルーパーやその指導教官として軍務を続ける道を選んだ者や、シーヴ・パルパティーン皇帝や帝国の最重要拠点を護衛するエリート部隊「ロイヤルガード」の隊長として彼らを指揮していた個体も確認されている。しかし、帝国軍将校の間ですら「クローンがすべて退役した」という認識が一般化されていた通り、その姿を見かけることは稀であり、偶然にも見かけた際には驚愕する者もいた。


レジェンズにおいては上述した通り発表時期や作品によって公式設定が異なっており、カノンとの分化時点における最終的な解釈としては「(クローン兵の製造が完全に打ち切られたカノンと異なり)ジャンゴ・フェットや優秀な帝国軍兵士の遺伝子を元にしたクローン兵と非クローンの人間兵士との混成部隊となっている」との見方が有力視されていた。

エピソード4ではストームトルーパーがデススター内の扉にヘルメットをぶつけるシーンがあるが、エピソード2でもジャンゴ・フェットが同様に自身の宇宙船の扉にヘルメットをぶつけており、映画DVDのオーディオコメンタリーでは「ジャンゴの遺伝子の影響で同じ癖を持っている」と説明されている事から、このトルーパーもジャンゴのクローンである可能性が示唆されていた。しかし、ディズニー買収後にこのトルーパーを含め、現在ではレジェンズに区分されるスピンオフ作品や設定資料でクローンと説明されていた旧三部作に登場するトルーパーは全て、カノンでは非クローンの人間兵士であるとして再設定が行われた。


一方で、帝国樹立後に退役したクローンの中には、その後帝国の方針に疑問を抱いて反抗組織に参加し、反乱同盟軍の結成やその後の銀河帝国の打倒に寄与した人物も存在している。


実写スピンオフ映画ではハン・ソロがかつてストームトルーパーとして戦っていた事が明かされた他、エピソード7では少年期に強制的に徴兵され訓練を受けたストームトルーパーフィンが主要人物として登場している。

また、エピソード4の数年前を描いたアニメ「反乱者たち」では、非クローンの候補生をストームトルーパーにすべく訓練するアカデミーの存在が描かれている。


同一の遺伝子かつ兵士としての高い適性を持つ人間で統一され、出生直後から兵士として訓練を積み重ねているクローントルーパーと比べると、ストームトルーパーの平均的な練度や戦闘力は著しく低下している

これについてはクローントルーパーの活躍したクローン大戦では、兵士の数で自分達より勝る独立星系連合のバトルドロイド軍を相手取ったほぼ銀河全域にわたる全面戦争を繰り広げていたのに対し、銀河帝国軍の発足後は『反乱者たち』で反乱組織の活動が拡大するまでの十数年間に渡り、ストームトルーパーの投入される戦闘は大きくても一星系内の小競り合い程度でしかなかった事からかつてのクローントルーパー程の戦闘力が必要とされていなかったという事情も考えられる。

そのため装備もコストカットされているのか、「反乱者たち」では退役した元クローントルーパーのレックスが潜入任務でストームトルーパーの装甲服を着用した際にその性能を酷評する場面がある。

劇中でこのアーマーがストームトルーパーの命を救った描写はほとんど見受けられず、ブラスターを受けた場合は大抵倒れており、イウォークの投石をヘルメットに受けて倒れる場面もあったため、ほとんど鎧として機能していない。ただし、これはあくまでも十全に整備された良質なブラスターに対してであって、経年劣化したものや旧式のブラスターに対しては十分な防御力を示すとされる。


また、平均的な練度は低いといっても優秀な兵士を厳選した一部のエリート部隊は例外であり、クローン大戦中にアナキン・スカイウォーカーの指揮下で活躍し、『エピソード3』ではダース・ベイダーとなったアナキンの指揮下でジェダイ聖堂の虐殺に参加したクローントルーパーのエリート部隊第501大隊は、銀河帝国誕生後も帝国軍内のベイダー直属部隊として活躍。「ベイダーの拳」の異名で恐れられ、帝国初期の時代からオーダー66を生き延びたジェダイの残党や、本格的に軍備を整えた反乱組織など帝国全体にとって重大な脅威になり得る勢力を相手取り大きな戦果を挙げている。

第501大隊の設定が作られる以前に制作された旧三部作においても、ダース・ベイダーが直接指揮するストームトルーパー部隊が反乱軍を圧倒し、レイア・オーガナの外交船「タナヴィー4」や惑星ホスのエコー基地を制圧している。


銀河帝国が崩壊して新共和国との間に協定が結ばれると、帝国残党には大幅な軍縮が課せられ、ストームトルーパーの徴募と運用にも厳しい制限が設けられることとなる。

しかし、帝国内部では協定に反発する「ファースト・オーダー」と名乗る勢力が新共和国の監視の目が届かない惑星から多くの子供たちを拉致同然の手法で強制的に徴用し、洗脳とも言えるほどの苛烈な教育や訓練を施して新たなストームトルーパーとしていた。

そしてエンドアの戦いからおよそ30年後となるフォースの覚醒の時代には、主力戦闘兵として再び多数の人員が配備されている。


帝国のライトサイドの象徴として

新三部作にあたって新たな正史として作成された小説群では、帝国時代のストームトルーパーについて意外な設定が追加された。国民受けは決して悪くなかったのである。一応銀河帝国が銀河共和国から制度上は正当な手段を経て移行した国家として運営されていた以上、一般ストームトルーパーが相手をしたのは正義の反乱軍ばかりではなく、ただの犯罪者が圧倒的多数であった。特に銀河系の中心部から離れた銀河外縁部(アウター・リム)ではジャバ・ザ・ハットのカルテルに代表されるような犯罪組織が跋扈する無法状態が長年に渡って放置されていた事もあり、グランド・モフ・ウィルハフ・ターキンの主導により(手段には問題が多いものの)多少なりとも治安を改善する姿勢を示していた帝国軍とその象徴であるストームトルーパーに対する住民の評価は決して悪い物ばかりとも言えなかった。

それに加え、彼らのポンコツ具合が示すとおり中身は一般人でしかなかった。幼い頃から親と引き離されて特別に育成された超能力戦士生命倫理完全無視の戦闘用クローン殺人ロボットの群れに比べれば初めてできた国民軍と誇りに思う人は決して少なくなかったのである。

加えて帝国の前身である銀河共和国の政治制度にも問題点が多く、その制度を引き継いだ新共和国にも時が経つにつれ数々の問題が生じていき、結果「帝国も悪いことばかりではなかった」と考える人々が現れた。そしてストームトルーパーの純白の鎧兜はその象徴とされていったのである。


一方、ファースト・オーダーのストームトルーパーたちは志願制の国民軍どころかハックスの手によりジェダイを参考に誘拐式で運用されており、カイロ・レンに至ってはベイダーへの憧れからクローン式を主張していた。ファースト・オーダーが必ずしも、新共和国に反発する民衆の総意により成り立つ組織ではないことを示している。


バリエーション

黒い温度調整ボディ・グローブの上に白い装甲を装着しているのが基本のストームトルーパーだが、役割や地位によって細部が微妙に異なっており、スピーダーバイクに搭乗する斥候スカウトトルーパーや、砂漠での戦闘に特化したサンドトルーパー、雪上での戦闘に特化したスノートルーパーなどが登場している。


また、パルパティーン皇帝や帝国の重要拠点を護衛する赤い装甲服の親衛隊ロイヤルガードは、ストームトルーパーの中でも特に優秀と認められた兵士がより高度かつ過酷な特訓を経たものとされている。

ただし、ロイヤルガードの前身はクローントルーパーではなく、パルパティーンが共和国元老院最高議長時代に元老院の正式な警備兵セネイトガードとは別に、議長直属の警備兵として任命していた私兵レッドガードが元になっている。


ストームトルーパー

エピソード7以降に登場するファーストオーダーのストームトルーパーも、エピソード4~6のストームトルーパーとよく似てはいるがヘルメットの形状などにやはり差異が存在する。


EP4直前の時系列であるローグ・ワンでは、熱帯海岸での戦闘に特化したショア・トルーパーや、帝国の諜報機関である帝国情報部配下の特殊部隊として黒いアーマーを纏ったデス・トルーパーが登場している。

デス・トルーパー


その他人間ではなく装甲服型の強化装甲を施したバトルドロイドで構成するダーク・トルーパーの研究開発も行われていた事が判明している。「反乱者たち」ではプロトタイプであるDTシリーズ・セントリー・ドロイドが試験運用されており、スローン大提督はこれを自身の格闘訓練用ドロイドに転用していた。ドラマ「マンダロリアン」では更なる発展形(あるいは完成形)のダーク・トルーパーがモフ・ギデオン率いる残存帝国軍によって運用されている。

また、ダーク・トルーパーの中には完全なドロイドではなく、人間の兵士にパワードスーツを着用させるという形式をとるタイプも存在するという。


その他にも、さまざまな外伝作品やゲームなどのスピンアウト作品で色々な任務に特化した兵科が誕生し続けている

  • ショック・トルーパー
    • 首都惑星「インペリアル・センター」(旧コルサント)を守るための防衛部隊。そのためコルサント・ガードとも呼ばれる。
    • 同じ名前のクローントルーパーたちと同様、赤いマーキングを入れたアーマーが目標。なお、一部のトルーパーは先達たちに敬意を表しクローン・アーマーを代々継承しているというなかなかエモい設定があるとか。
  • マグマ・トルーパー
    • そのまんまな名前の溶岩地帯での任務に特化したトルーパー。
    • 生身じゃ生きていけない特殊環境下で活動するため、冷却装置や呼吸装置でガッチガチに守られているのが特徴。主な活動場所は溶岩の惑星ムスタファーなど。同惑星にあるベイダーの城を守っていたのもこいつら。
  • アーティレリー・ストーム・トルーパー
    • マンダロリアン」に登場した擲弾兵。迫撃砲を使って手榴弾を敵陣に撃ち込むのがお仕事。警告サインなのか黄色い帯状の印が入っているのが特徴。
  • インシネーター・トルーパー
    • マンダロリアン」に登場した火炎放射器を装備した特殊ユニット。バリケードなどを建てて閉所に立て籠った敵に火を放つための特殊兵科。劇中でも酒場に立て篭もったマンドーたちに対して動員された。
    • 何気に初登場はゲーム「バトルフロント」だったりする。
  • シャドウ・トルーパー
    • ゲーム「バトルフロント」に登場する特殊部隊。真っ黒な装甲服が特徴。
    • 闇に紛れる「シャドウ(影)」かと思いきや、このユニットは光学迷彩でマジで見えなくなるという特殊にもほどがある特徴を持っている。
  • 多湿気候装備ストームトルーパー
    • 映画「ハンソロ」に登場したトルーパー。年中多湿で泥だらけの惑星ミンバンで、クローン大戦時代から続く文字通り泥沼の戦争に従事していた。
    • 実は数少ない非ストームトルーパーの一般兵士と共同で戦うストームトルーパーである。忘れがちだが、ストームトルーパーは帝国軍内の歩兵の中でもエリート兵であることを思い出させてくれる重要な存在だったりする。
    • ちなみに共同で作戦を行なってる一般兵のことはスワンプ・トルーパーという。ハン・ソロが属していたのはこっち。
  • パトロール・ストームトルーパー
    • 映画「ハンソロ」に登場したトルーパー。惑星コレリアで激しいカーチェイスをするハンやならず者をスピーダーで追いかけてたトルーパー。
    • 映画内での活躍のとおり、本来の任務はスピーダーバイクを用いた都市部での犯罪の取り締まり。つまり、兵士というよりお巡りさん
    • おおまかな外見はスカウト・トルーパーに近いが、装備がより軽装で機動性を重視しているのが特徴。
  • レンジ・トルーパー
    • 映画「ハンソロ」に登場したトルーパー。惑星ヴァンドアで帝国軍の輸送列車を護衛していたトルーパー。
    • 逆さまの状態でも壁面に吸着できる磁力を持った靴などの特殊な装備を持つ特殊兵科だが、いまいちどのような兵科なのか不明(2022年4月現在)。
  • パージ・トルーパー
    • シスの復讐」直後を描くコミック群やゲーム「ジェダイ:フォールン・オーダー」に登場する特殊部隊。一般のストームトルーパーとは一線を画すビーハイブ(蜂の巣)型のヘルメットや黒地にところどころ赤い差し色が入ったいかつい装甲服が特徴。その装甲服や装備は旧共和国時代のクローン兵たちの装備を元に独自の改良を加えたものとなっている。
    • ダース・ベイダーおよび尋問官直属の兵士たちであり、ジェダイに特化した特殊ユニット。いわゆるジェダイの粛清に動員される部隊であり、通常のブラスターライフルに加えライトセーバーに対抗する近接武器を装備し、これを用いた白兵戦の訓練を積んでいる。そのため1人だけでも未熟なジェダイであれば互角の勝負ができる技量を誇る。「フォールン・オーダー」でも中ボスとして立ちはだかることが多い。
    • コミックなどで描かれた帝国初期の頃はクローン・トルーパーの最終世代がそのまま動員されており、ベイダーや尋問官がフォースを使って戦端を開きトルーパーが連携して援護するというクローン大戦時代の戦術を引き継いでいた。しかし新たなクローンの生産が停止されていた事もあってか「フォールン・オーダー」の時代には一部一般兵士が導入されていた様子。さらに帝国樹立から10年後を舞台としたドラマ「オビ=ワン・ケノービ」では完全に非クローンの兵士に置き換わり、装備もストーム・トルーパーのものに変更されている。
    • 若干外見は異なるが、ゲーム「アップライジング」ではアノート宙域独自のパージトルーパーが出演している。
  • インペリアル・アーマード・コマンドー
    • マンダロリアン」season3終盤、帝国占領下の惑星マンダロアの帝国軍基地に駐留する部隊として登場したモフ・ギデオン直属の部隊。
    • 別名「ベスカー・トルーパー」ともいい、その名前の通りマンダロアの鉱山資源から生み出される強靭な合金「ベスカー合金」でできた装甲服を身に纏っているため、銃撃ではまず倒せないという大きな強みを持っている。
    • 全体として、マンダロリアン、特に帝国統治時代に配下にあったマンダロリアン部隊「インペリアル・スーパー・コマンドー」の後継部隊のような雰囲気があり、マンダロリアンお得意のジェットパックによる強襲攻撃も行う
    • ただ、地上戦では数の暴力によりマンダロリアンたちを圧倒できたものの、空中戦では熟練の戦士であるマンダロリアンには及ばないようで、最終的には基地に突入してきたマンダロリアンたちをジェットパックを使って迎撃に出たばっかりに、空中戦でバッタバッタと叩き落とされる羽目に
    • その後、惑星マンダロアは再びマンダロリアンたちの統治下になったため、ベスカー合金の調達が不可能になりこの兵科は廃止されたと考えられる

ストームトルーパー効果

有名シリーズのやられ役であることから、雑魚キャラの代名詞として名高いキャラクターでもあり、やられ役にありがちな「強いはずのキャラクターが、群れると途端に弱くなるという非現実的な描写」のことは俗にストーム・トルーパー効果(Stormtrooper effect)と本場のファン達には呼ばれている。


また、ストームトルーパーたちの射撃の腕前が軍人とは思えないほどへっぽこで、多人数で撃っているのに主人公達にほとんど当たらないこともよくネタにされる。まぁ、弾に当たってしまったらそこで物語が終わってしまうので、身もふたも無い言い方をすれば単なるご都合主義なのだが。このストームトルーパーの残念なエイムは散々にファンからネタにされてきたためか、後年のスピンオフドラマで公式ネタとして採用されてしまっている。


どうしてこんなに「弱い」のか

先述の通り、ストームトルーパーは帝国の中ではエリート兵であり、訓練学校での訓練もちゃんと厳しいものが施されている。それに、彼らの純白の装甲服は(純度は違うとはいえ)あのダースベイダーの装甲服の素材と同じもので作られている

設定だけ見ればエリート兵の名に恥じない彼らがなぜこんな体たらくなのか。劇中で描かれたネタから探ってみると以下のような問題点が浮かび上がってくる

  • ヘルメットの視界が悪すぎる

新たなる希望」でルークが言ってた通り、ストームトルーパーの身につけているヘルメットの視界は劣悪である。どのくらい悪いかというと潜入任務で変装した熟練の射撃の名手であるレックスが被った瞬間クソエイムになったレベルである。ちなみに直後、キレて脱いだヘルメットをぶん投げたら一発で命中した


先述の通り、一応設定ではこの装甲服は旧式のブラスターでの射撃ではびくともしない。だが、大体の犯罪組織や反乱組織は銃火器を高出力化する違法改造をしているので難なく貫くのである。


  • いっぱいいるから

いくら素材が同じだからと言って完全ワンオフのベイダー卿の装甲服と億単位の人員がいるストームトルーパー兵団を比較すると、兵士一人当たりにかけられるコストの低下は不可避である。純度の高いガチガチの装甲服を用意するのを考えると...という懐事情もあるのだろう。


ただしそこは帝国のエリート兵、反乱同盟軍の一般兵相手には遅れを取っておらず。主要メンバーが全員一般人のスピンオフ映画ローグ・ワンでは、ストームトルーパーは難敵として描かれている。普段なら瞬殺されていくストームトルーパーに苦戦するメインメンバーは非常に新鮮。


なぜ悪役以外が採用しないのか

上記のように雑魚の悪役のイメージが強すぎ、一見ではあまり不自然に思われないが、正義側の反乱同盟軍や新共和国、レジスタンスの歩兵はこのような全身鎧は与えてもらえておらず、ヘルメットと迷彩服くらいしか支給されてない。

これは新共和国の軍備削減路線に加え、あまりにも帝国のイメージが強すぎるから忌避されたと説明されている。しかし、新共和国の中にもイメージのほうが兵士の命より大事なのかとの声はあったようである(ただし、上述した通り劇中でこのアーマーがストームトルーパーの命を救った描写はほとんど見受けられない)。


また、反乱同盟軍やレジスタンスの場合は単純に装備を整えるための資金や資材が慢性的に不足していたという問題もある。

これについては同様の問題が如実に表れた例としてXウィングの扱いが挙げられ、前者ではただでさえパイロットの数に対して不足している機体を有り合わせの資材で各パイロットに合わせた「専用機」として運用せざるを得なかったため、戦闘時にパイロットが機体を置いて脱出する事を躊躇し機体諸共命を落とすという悲惨な事態が頻発していた。また、後者では共和国軍の制式採用から外れた型落ち品が払い下げられた物を運用している。


外部出演


シュガー・ラッシュ

長編アニメ映画の2作目に当たる『シュガー・ラッシュ:オンライン』にファーストオーダー仕様の装甲服を着用した姿でゲスト出演している。日本語版声優をHIKAKINが担当。


Fortnite


2019/11/15のショップ更新により登場


銀河帝国軍 ストームトルーパーの武装を装備せよ。

Fortnite、チャプター2シーズン1にて初登場、アイテムショップにて購入、レア度はスター・ウォーズシリーズ

オリジナルトリロジーセットの一部で1,500V-Bucks、現在はこのストームトルーパーのみ


2020年11月30日までにEpic GamesストアでSTAR WARS ジェダイ:フォールン・オーダー™を購入すればFortnite内にインペリアル・ストームトルーパーのスキンが無料で獲得できる。


ファース・オーダーの意思を実行する兵士。

2019/12/13にフィンとレイも一緒になんとスカイウォーカーの夜明けバンドルでシス・トルーパーも登場、単体購入も可能でその場合は1,500V-Bucks

新たなトリロジーセットであえてトルーパー側だけの記入に限り、収集ツールのライオット・コントロール・バトンが1,200V-Bucks、エモートの反逆者!が500V-Bucks

なんとFortnite初片手収集ツールのアイテムがライオット・コントロール・バトンと言う形で登場





関連項目

STARWARS クローントルーパー やられ役 雑魚キャラ 戦闘員

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