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スターリング・サブマシンガン(Sterling submachine gun)はイギリスで開発・製造が行われたサブマシンガン


開発編集

第二次世界大戦中に開発が行われたものの、イギリス軍は大戦終結まで短機関銃はステンガンを主力とする方針を取ったために制式採用は遅れて1953年までずれ込んだ。

全体的な設計はランチェスターを参考としながらも、各部は大幅な改良が行われて冷戦期のイギリスを代表する傑作となった。(ランチェスターのベースはドイツのMP18である為、敵国の銃から発展するとは皮肉な話である。)


性能、概要編集

口径9mm
銃身長198mm
使用弾薬9x19mmパラベラム弾
装弾数34/20/10発(スターリング専用弾倉)32発(ステン短機関銃用弾倉)
発射速度550発/分
銃口初速390m/s
有効射程150-200m

スターリングSMG

ステンガンと同様に左側面にボックスマガジン(バナナマガジン)を挿す方式を採用し本体も円筒型である等シルエットも相似している。これは長年ステンガンを愛用し慣れ親しんだ英国軍兵士への配慮からであった。(ステンガン用マガジンも使用可能である)

その一方、ピストル型グリップを採用しマガジンもフォアグリップとして使えるようになり反動も抑えたことでフルオート射撃時の制御がしやすくなっている。(ステンガンはマガジンをフォアグリップとして使うと作動不良を起こした。)

銃床(ストック)も折りたたみ式にしたことで利便性も向上している。

軍用銃なのでメイン画像のように銃剣を取付られるようになっている。


使用編集

戦後のイギリス軍の主力小銃で、フルオート射撃が出来ないL1A1を補完する形で運用され、1980年代半ばから1990年代に掛けて、アレに取って代わられる形で引退した。

イギリス本国以外でも、安価であったことや植民地の宗主国(または元宗主国)として、或いはイギリス連邦の盟主として影響力が非常に強かったことから、本銃を制式採用した国や地域は非常に多数にのぼる。


中東アフリカで勃発した様々な紛争で使用されたほか、オーストラリアSASによって消音器付きのスターリング パチェット Mk.5(L34A1)がベトナム戦争に持ち込まれた。


STARWARSにて編集

スターウォーズのEP1~3、所謂旧三部作において、帝国軍の使用するE-11ブラスターライフルは本銃を改造して作られた。


関連項目編集

サブマシンガン ステンガン

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