スターリング・サブマシンガン(Sterling submachine gun)はイギリスで開発・製造が行われたサブマシンガン。
開発
第二次世界大戦中に開発が行われたものの、イギリス軍は大戦終結まで短機関銃はステンガンを主力とする方針を取ったために制式採用は遅れて1953年までずれ込んだ。
全体的な設計はランチェスターを参考としながらも、各部は大幅な改良が行われて冷戦期のイギリスを代表する傑作となった。(ランチェスターのベースはドイツのMP18である為、敵国の銃から発展するとは皮肉な話である。)
使用
戦後のイギリス軍の主力小銃で、フルオート射撃が出来ないL1A1を補完する形で運用され、1980年代半ばから1990年代に掛けて、アレに取って代わられる形で引退した。
イギリス本国以外でも、安価であったことや植民地の宗主国(または元宗主国)として、或いはイギリス連邦の盟主として影響力が非常に強かったことから、本銃を制式採用した国や地域は非常に多数にのぼる。
中東やアフリカで勃発した様々な紛争で使用されたほか、オーストラリアSASによって消音器付きのスターリング パチェット Mk.5(L34A1)がベトナム戦争に持ち込まれた。
STARWARSにて
スターウォーズのEP1~3、所謂旧三部作において、帝国軍の使用するE-11ブラスターライフルは本銃を改造して作られた。