SIG MPXはアメリカのSIG SAUER USAが開発したサブマシンガン。
概要
主に軍や公的機関に向けの銃として2013年に開発された銃で、主に老朽化したMP5の更新を予定している顧客をターゲットしていると見られる。
弾薬は9mmパラベラムで、部品の交換すれば.357 SIG、.40S&Wも使用可能。
メカニズムはショートストローク・ガスピストン式のクローズドボルトファイアである。
レシーバーの構造や、操作系(セレクター・マガジンキャッチボタン・ボルトリリースレバー・チャージングハンドル)は全て左右両方から操作可能で、配置・操作方法ともにAR-15によく似ており、M4やM16を扱った経験があれば簡単に使用できる。
2015年には、本銃を拡大したアサルトライフル『MCX』が発表された。
民間向けモデルは銃身が短いためピストルに分類される。このため、ストックが無いモデルや、ピストルブレースを装着したモデルが「MPX Pistol」として発売されてるほか、さらに銃身を短くした「MPX Copperhead」が存在する。
一方で、銃身を延長してライフル銃としての基準を満たしたMPX Carbineも発売されている。