シュガー・ラッシュ:オンライン
しゅがーらっしゅおんらいん
原題は Ralph Breaks the Internet: Wreck-It Ralph 2。
WDAS長編作品において番外編以外の続編が出た作品としては4作目であり、3DCG作品以降としては初である。
シュガー・ラッシュが壊れてしまい、ラルフとヴァネロペが部品を調達するためにインターネットの世界へ出発。未知の世界で冒険を繰り広げるなかで、思わぬ事件へと発展していく。
監督は前作に引き続きリッチ・ムーア、そして共同制作にフィル・ジョンストン、またキャラクターのアートディレクターに大阪出身のクリエイター、アミ・トンプソン。
前回に引き続きヴァネロペとラルフが主役を務めるのと同時に、
1.新キャラが登場、
2.様々な実在のインターネットサイトを巡る、
3.またその流れで歴代のディズニープリンセスをはじめとしたディズニー作品のキャラクターが実在の公式ジョークサイト、Oh My Disney(英語)のプログラムとして登場する、
4.実在のネット著名人がカメオ出演する
5.また、ヴァネロペが新キャラクターのシャンクと共に「"I Want"ソング」である
「あたしの居場所 A Place Called Slaughter Race」 を披露する。作曲はディズニー音楽の巨匠アラン・メンケン氏。
等、初期から2010年代までのディズニー映画の集大成のような作品となっている。
2018年12月16日には続編を受け、無料BSのDlifeにて放送された後、放送後にDlife公式アプリとGYAO!にて23日まで無料配信される。
国内で劇場公開したディズニーアニメーションとしては初の試み。
(Web配信したのはシュガー・ラッシュ:オンラインがインターネットの世界のため)
『シュガー・ラッシュ:オンライン』公開記念イラストコンテスト
○開催期間
2018年12月19日(水)~2019年1月20日(日)18:00まで
インターネットの世界は大都会のような姿をしており、実在の企業が多く登場する。リッチ・ムーアとともに監督を務めたフィル・ジョンストンは、インターネットの世界を描く際に「特に東京を意識した。東京のカラフルさ、大きさ、混雑ぶり、そして美しさをね。東京を大きな参考材料にした」と明かしている。
また、ディズニー系列のキャラクターとのコラボの際に、「Oh My Disney」という実在の公式ジョークサイトへ行く場面もある。
劇中コンテンツ
ノウズモア KnowsMore
サーチエンジン。詳しくは後述の登場人物の欄。
バズチューブ Buzz Tube
人気動画サイト。運営者はアルゴリズムのイエス。
スローター・レース Slaughter Race
超過激なオンラインゲーム。ヒーローズ・デューティとも通じるリアルなグラフィックとアウトローな作風で、同じレースゲームでもカラフルで可愛らしい世界観のシュガー・ラッシュとは全く趣を異にする。
世界観の参考は『レッド・デッド・リデンプション』と『セインツロウ』であるとプロデューサーのクラーク・スペンサー氏によって語られた。
ちなみに英語発音だとどことなく「シュガー・ラッシュ(Sugar Rush)」と文字の並びや言葉の響きが似ている。
パンケーキ ミルクシェイク Pancake Milkshake
ファン・バンという名前のうさぎにパンケーキ、パドルスという名前の猫にミルクシェイクをあげるゲーム。予告では幼少期のモアナに似た幼女がプレイしている子供向けと思われるゲーム。
こちらの予告(英語)では1分20秒から登場する。
が、予告の時点で
『途中からラルフが乱入してファン・バンにパンケーキをあげ続け、
更にヴァネロペが倉庫から大量のパンケーキを持ってきて与えるが、
途中でその姿を見たヴァネロペが
「にゃんこちゃん(パドルス)にもあげた方がいい(要約)」と言うものの、
「猫にはミルクシェイクだろ?(要約)」と拒み、
「そしてうさぎにはパンケーキ」と言ってパンケーキを与えたが、
食べ過ぎて膨れていたファン・バンが限界を迎えて更に膨んでゲーム画面から何かの破裂音が響き
プレイヤーの幼女がつんざくような悲鳴を上げて終わる』という展開を繰り広げた。
自分のゲーム内なのでファン・バンが復活できるのが不幸中の幸いである。
また、映画上映前からimassage内のゲームとして実際にリリースされた。
そして、破裂要素もしっかり再現された。
なお、シュガー・ラッシュ:オンライン上映後、米国ではVRが展開されたが、
ファン・バンとパドルスの逆襲ともいえる内容も含まれている。
1より引き続き登場。レースゲーム『シュガー・ラッシュ』の天才レーサーにしてプリンセス。
小さくて可愛い外見と超一級のレーステクニックを持つ。
好奇心旺盛でワクワクすることが大好き。が、それゆえコースもアクシデントもすべて予測出来てしまう『シュガー・ラッシュ』でのレースに物足りなさを感じている。
レック・イット・ラルフ(CV:山寺宏一)
1より引き続き登場。心優しいゲームの悪役キャラクター。
見た目も性格も正反対のヴァネロペの大親友。
1より引き続き登場。
1より引き続き登場。
ノウズモア(CV:野中秀哲)
サーチエンジン。
丸っこい体に、博士のような帽子をかぶった姿をしている。
素早く答えを導き出して皆の役に立ちたいと思っているが、その思いとは裏腹に、お節介なおじさんと思われがち。
Yesss/イエス(CV:浅野まゆみ)
バズチューブ(BuzzTube)を管理している、最新トレンドを追うアルゴリズム。
名前の由来は英語圏の「YES」の「S」を重ねるスラングの一種から。読み方は通常のYesと同じ。
「スローター・レース」の世界の過激なレーサー。
Sugar Rushのキャラクター
ゲストキャラクター |
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実在のゲームキャラクター
Oh My Disneyのディズニーキャラクター
実在の公式サイトの一つ、「Oh My Disney」の中で、ディズニープリンセスをはじめ、あらゆるディズニー作品のキャラクターがサイト内のプログラムキャラクターとして登場しており、世界観が異なるキャラクターやまたはディズニー内とはいえスタジオ等が異なるキャラクター同士などの交流が実現している。
ちなみに、Oh My Disneyは「もしもアラジンがInstagramをやっていたら」という記事や「ガストンは1日何カロリー摂取しているのか」という記事といったお笑い、おふざけ要素もあるサイトであり、早い話が公式が病気サイトである。
また、ミニゲームやクイズ等の遊びやすい要素もあるためテーマパークのようなアクティブな姿をしている。
ディズニープリンセスたち
順序はそれぞれの元の映画公開順。
この中にヴァネロペを含めると総勢15名のディズニープリンセスとなる。
ちなみにこの作品を機に交代した事を明言されているアリエルやベルを除いて全員元作品のキャストと同じキャストで揃えている。
キャラクターデザインは大阪出身のクリエイター、アミ・トンプソン氏。
白雪姫(CV:小鳩くるみ)
「白雪姫」より登場。
なお、7人の小人の一人おこりんぼも登場している。
シンデレラ(CV:鈴木より子)
「シンデレラ」より登場。
オーロラ姫(CV:すずきまゆみ)
「眠れる森の美女」より登場。
「リトルマーメイド」より登場。
「美女と野獣」より登場。
「アラジン」より登場。
ポカホンタス(CV:土居裕子)
「ポカホンタス」より登場。
ファ・ムーラン(CV:すずきまゆみ)
「ムーラン」より登場。
ティアナ(CV:鈴木ほのか)
「プリンセスと魔法のキス」より登場。
ラプンツェル(CV:中川翔子)
「塔の上のラプンツェル」より登場。
メリダ(CV:大島優子)
「メリダとおそろしの森」より登場。
ピクサー唯一のディズニープリンセス。
「アナと雪の女王」より登場。
「アナと雪の女王」より登場。
「モアナと伝説の海」より登場。
ビッグ・ヒーロー6の登場人物
フレッド・エンジェル・デリクソン(CV:新田英人)
『ビッグヒーロー6』シリーズに登場する英雄(ワサビを除く)達。
ストームトルーパーと同じ、Oh My Disneyの警備員の役割も行っている。
なお、キャスとモチの2人も登場している。
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- シュガーラッシュ×米津玄師
リンネ
ハチさん(米津さん)のリンネが好き過ぎて、思わず書いてしまいました。ハチさん自身、「別れのドロドロとしたものを書いた」とおっしゃっているので、もしラルフのゲームが故障したり、あるいはリトワクさんのゲームセンター自体が閉店したりしたら、ラルフはヴァネロペ、そして、プレイヤーと「永遠の別れ」をしなくてはいけないと感じ、小説にしてみました。時系列はシュガーラッシュオンラインよりも後になります。1,925文字pixiv小説作品 リアルとデジタルを越えて
シュガーラッシュの夢小説です。内容はラルフが好き過ぎてたまらないゲイの青年・パーシー(オリキャラ)が、ゲームの世界に入ってしまい、ラルフたちが彼を現実世界に戻そうと奮闘する話です。パーシーとラルフのディープキス描写があるので、腐向けです。最初のページに書いてある注意事項をよく読んだうえでこの物語をお読み下さい。またパーシーとラルフの絡みはこちらのイラスト(https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=75200505)も参照ください。12,511文字pixiv小説作品- シュガーラッシュ家族パロ
暗闇の中の光
今回は、14歳で不登校児だったころのラルフとその4年後のお話です。「いじめ」をテーマにしてるので少し話が重いです。時系列的には第1話(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11428557)よりも前になります。この家族パロの基本設定はこちら(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11428321)を参照してください。4,307文字pixiv小説作品 シュガーラッシュトゥワイス
シュガーラッシュオンラインの感想で「ヴァネロペはシュガーラッシュに留まるべきだった」という意見をたくさん見たので「じゃあもしもヴァネロペがシュガーラッシュに留まることになったら」というIF展開を考えました。本編以上の鬱展開です。2,357文字pixiv小説作品- シュガーラッシュ×米津玄師
リビングデッド・ユース
米津玄師さんの『リビングデッド・ユース』が、ヴァネロペの過去の境遇(※シュガー・ラッシュ(無印)参照)と被るところがあると感じたので、小説にしてみました。内容は、シャンクとともに音楽配信サイトを訪れたヴァネロペが、『リビングデッド・ユース』を聞いて自らの「呪い」のような過去を思い出し、それをシャンクに対して打ち明ける、といったものです。時系列としては「シュガー・ラッシュ:オンライン」よりも後の設定になります。2,547文字pixiv小説作品 - シュガーラッシュ×米津玄師
Lemon
米津玄師さんのLemonが、「シュガーラッシュオンライン」でのラルフの心情とすごくマッチしていると思ったので、思わず書いてみました。時系列としては「シュガーラッシュオンライン」よりも後の設定です。構成としては、前半はラルフとフェリックスの会話で、後半はLemonの歌詞にあわせたラルフ自身の回想です。ちなみにヴァネロペ本人は登場しません。またこちらのイラスト(https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=73083280)も参照してください。1,625文字pixiv小説作品 - シュガーラッシュ×米津玄師
メトロノーム
かなり個人的な意見ですけれども、米津玄師さんの曲の多くって、「シュガーラッシュオンライン」でのラルフの、ヴァネロペに対する思いとマッチする部分が多いと思うんです。「シュガーラッシュ×米津玄師」シリーズで最初に描いた「Lemon(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11283103)」も、今回の「メトロノーム」も、そんなことを勝手に考えながら書きました。今回はラルフの一人称視点の、短い文章です。908文字pixiv小説作品 - シュガーラッシュ×米津玄師
アイネクライネ
米津さんの『アイネクライネ』がカルホーン軍曹のトラウマやフェリックスへの思いとマッチするのではないかと思い、この小説を書きました。カルホーン軍曹の一人称視点です。時系列はシュガーラッシュオンラインよりも後になります。1,616文字pixiv小説作品 シュガー・ラッシュ:ロストメモリー
もしもシュガーラッシュ3が実現したらこんな内容がいいな…と思って書きました。内容は、ラルフが記憶喪失になって、ヴァネロペたちがラルフの記憶を取り戻そうと奮闘する話です。本作オリジナルキャラとして、フィックス・イット・フェリックスの不具合キャラの「カーター」と言うキャラが重要人物として登場します。オリキャラ苦手な方はご注意を。後「シュガーラッシュ」「シュガーラッシュオンライン」のネタバレも含まれていますので、2作品を見てない方はご注意ください。12,366文字pixiv小説作品- シュガーラッシュ家族パロ
ショッピングモールへGO!
シュガラファミリーが家族そろって仲良くショッピングモールへ行く話です。また、この小説の基本設定としては、こちら(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11428321)も参照してください。4,722文字pixiv小説作品 - シュガーラッシュ家族パロ
再び立ち上がるまで
今回はベテランレーサーになったヴァネロペがレース中に大きな事故を起こしてしまい、そこからどう立ち直るかを描きました。この家族パロの詳しい基本設定はこちら(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11428321)をご覧ください。4,964文字pixiv小説作品