曖昧さ回避
もしかして:人魚姫
- 1989年に公開されたディズニー映画および、これを初作として展開されたアニメーションシリーズの総称。本項目で詳述。
- 広島県広島市に本拠を置くアンデルセン・パン生活文化研究所(アンデルセングループ、旧タカキベーカリー社)が展開しているベーカリーショップ(パン屋)のブランド。タカキベーカリー、アンデルセンに並ぶグループの看板ブランド(フランチャイズ)のひとつ。かつてはマーメイドベーカリーパートナーズという子会社によって運営されていたが、現在はタカキベーカリーに吸収され同社の事業部によってブランド運営されている。→アンデルセン(製パン)を参照
概要
原作はハンス・クリスチャン・アンデルセンの人魚姫。
ディズニー最後の劇場版セルアニメーションで、本作までを「ディズニークラシックス」と呼称し、それ以降の『ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え!』等は「ネオ・クラシック」となるが、最近ではクラシックで統一されている。正式名称はリトル・マーメイド。
人気の低迷に苦しんでいた当時のディズニーアニメだったが、本作の成功と世界的ヒットにより、見事に復権を果たすこととなった。
特に主題歌「アンダー・ザ・シー(Under the Sea)」がアカデミー賞を受賞するなど、楽曲への評価も高まり、以降ミュージカル形式のアニメが、再び「ディズニーのお家芸」として継続的に制作されることとなった。
「アンダー・ザ・シー(Under the Sea)」
ディズニー人気を復活させた功労者であるアリエルについて、当時「ディズニーアニメには、やはりプリンセスが必要だったのだ」と評された。
アリエルは現在ディズニープリンセスの一人に名を連ねている。
因みに公開当時、日本でのディズニー人気も低迷していたため公開規模も小さかったが、劇場に足を運んだ観客の口コミでじわじわと評価が高まり、続く「美女と野獣」や「アラジン」の大ヒットへと繋がった。
続編に、
『リトルマーメイドⅡ Return to The Sea』
『リトルマーメイドⅢ はじまりの物語』
の二つが存在する。
本作よりディズニー第二次黄金期、所謂『ディズニールネッサンス』が始まったとされる(1999年公開『ターザン』まで)。
2023年に本作が実写化していた。こちらを参照。
登場人物
余談
1975年公開の日本のアニメ映画『アンデルセン童話 にんぎょ姫』に一部構成やキャラクター設定が似ていることが海外ファンの間で話題となった。尤も、あちらのストーリー展開は原作童話に忠実であるが。
また、偶然にも、実写映画版でヒスパニック(中南米系)系の女性俳優が主役を演じる事が発表されたのと、ほぼ同時期に、同じ系列の別会社が製作するヒーロー映画で、ヒスパニック系の男性俳優が水棲人の王を演じる事が明らかになった。