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センシティブな作品

概要

初登場は1939年の『Marvel Comics #1』。キャプテン・アメリカより早く、初代ヒューマントーチと並ぶMARVEL最古参のキャラクター。

水棲人類ハイドロ・ホモ・サピエンス(ホモ・マーマヌス)の王国アトランティス」の王子で、基本的には七つの海とアトランティスを守るために戦い、海面以上の世界には当初それほど関心がなかった。しかし、アベンジャーズファンタスティック・フォーといった地上界のスーパーヒーローたちとの出会いにより、彼らの友人としてさまざまな脅威と戦っている。

プライドが高いのが欠点だが、勇猛で誇り高き戦士。味方だったり敵だったりスーパーヒーローの枠にとらわれないキャラである。

人物

母はアトランティスの王女フェン、父はアメリカ人砕氷船船長レオナルド・マッケンジー。

そのため「サブマリナー」はヒーロー名で、本名は「ネイモア・マッケンジー」

純正アトランティス人ではないため、青または水色ではなく地上の人間と同じ肌色で、水中でしか呼吸できない(空気中では水が満たされたヘルメットを装着する)というハンデもない。

海中を時速80㎞で泳ぎ両足首に有する一組の小さな空中飛行することも可能。100トンの重さを持ち上げる怪力海中の生物との意思疎通、連続使用はできないがデンキウナギのように電撃を放つ事も出来る。

武器としてトライデントを携行する場合や、アトランティスに伝わる角笛を用いて海中の怪物を召喚し従わせる事もある。

従妹のナモーラはヒーローチーム「エージェンツ・オブ・アトラス」で活躍。

そのクローンであるネイモリータも「ニューウォリアーズ」の創設メンバーだったが、第3期の活動時に死亡。さらにこれが切っ掛けで『シビルウォー』が始まる事となる。

活躍

  • ゴールデンエイジ

1939年4月にMARVELの前身『Timely Comics』でデビュー。

この頃はヒーローと言うよりも「海を汚染する陸上人類に敵対する海の超人」という、環境破壊を行う人類に対してのアンチヒーローといった位置づけのキャラクターだった。

1940年7月に『Timely』から改題した『Marvel Mystery Comics』の#9で、自分を退治すべく警察に依頼されたジム・ハモンド / ヒューマントーチと対戦。これは現在も頻繁に行われている、タイトル及びキャラクター同士の「クロスオーバー」の先駆けで、それまでは作品同士のつながりは存在していなかった。

しばらくマンハッタンを舞台に戦っていたが、婦人警官のベティ・ディーンにより和解。

その後スペインイギリスイタリアの両軍へ攻撃、ジブラルタルを占拠して全人類へ宣戦布告し、アメリカ本土へ巨大タービンを用いて大津波を起こし強襲。ヒューマントーチとニューヨークの上空で壮絶な空中戦を展開した。

第二次世界大戦が勃発した際は人類への攻撃を止め、ナチスダイバーとの因縁から連合軍に協力。ヒューマントーチやキャプテン・アメリカとチーム「インベイダーズ」を結成し、枢軸国およびそれらの国のヴィランと対戦した。

やがて終戦と同時にコミック自体の人気も低迷。しばらく姿を消す。

  • シルバーエイジ

1962年の『Fantastic Four #4』で、仲間とケンカして家出したジョニー・ストーム/ヒューマントーチが出会った記憶喪失ホームレスとして再登場。

自身の炎でヒゲを剃り髪の毛も整えたジョニーに(「コミック読んでたから知ってるぞ」というメタ的な理由だが)気付かれたことで記憶が戻り、自身が不在の間に簒奪されたアトランティスの王座を取り戻して再び王として君臨する。

その後、海洋汚染による地上人への怒りを利用されて再び地上に戦いを挑んだり、その際に対戦したスーザン・ストーム / インヴィジブル・ウーマンに横恋慕してリード・リチャーズ / ミスター・ファンタスティックと三角関係に陥ったりした。

アベンジャーズやX-MENとも戦った事もあり、戦友だったキャプテンと再会している。

ちなみにキャプテンが大戦直後から氷漬けになっていた北極海氷山エスキモーから崇められていたのだが、それに気づかず村で暴れた際に海に放り投げており、これをアベンジャーズが回収したため、キャップが復活する遠因を作っている。

ドクター・ストレンジの勧誘で、ハルクとともにヒーローチーム「ディフェンダーズ」の創設メンバーにもなった。

また実業家として会社を興し、地上で商業活動を行って、その利益を用いて海洋環境保全活動をするようにもなる。

アトランティス人の同胞が国連に拘束された際、奪還すべくアトランティス軍が地上に進軍した時に出た被害も、この会社の利益から出し弁償した事もあった。

MCU

演:テノッチ・ウエルタ、吹替:浪川大輔

ハルクとともに映像化の権利はユニバーサル・ピクチャーズが持っていたが、彼とは違い単独作品は作られなかった。

そのまま権利をマーベル・スタジオが借りる形で2022年11月公開のフェイズ4最終作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』に登場し、80年以上経っての実写デビューとなった。

演じたウエルタ氏はオファーを受けた際は泳げもしなかったため、8か月以上も特訓したらしい。(参考

吹き替えの浪川氏は「ヒーロー映画に重要ポジションで関わるのは初めて」「喜びの極み」と述べている。(コメント

大きな相違点として、立場が「アトランティスの王子」からタロカンの支配者」に変更されているが、これは恐らく、先に実写化されたDCコミック海底人ヒーローアクアマンとの設定的被りを避ける為と思われる。

予告ではエムバクから羽を持つ蛇の神「ククルカンと呼ばれており、両足首の翼はコミック準拠だが、タロカンの文化全体がマヤアステカなどの中南米文明を意識したものであることがうかがえる。

劇中で本人がシュリに語る形で紹介される、彼とタロカンの詳しいオリジンについては個別記事に譲る。

またミュータントに分類されることが明言されており、シリーズにこれから登場する予定のX-MENたちとの関係性も気になるところではある。

ちなみにコミックにおいても「近現代以降に初めて人前に姿を現したミュータント」と扱われる事があるので、あながち的外れな設定変更ではなかったりする。

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー

海底王国タロカンの王として登場。

「ネイモア」は敵からの呼び名で、自国の民からは「ククルカン」と呼ばれている。

ワカンダ以外でビブラニウムを保有するため、アメリカ(正確にはこの人)が開発したビブラニウム探知機によって国が荒らされる事を危惧し、ティ・チャラ亡き後のワカンダと接触する。

関連項目

タイガーシャーク:宿敵。

アクアマンDCコミックのヒーロー。

「アトランティスの海底人」「アトランティスの王」「海底人と地上人のハーフ」「地上と海中両方で呼吸可能」

「怪力を持つ」「海中の生物と意思疎通可能」と、ほぼ同じような設定と能力を有する。ただし、アクアマンの方が若干人付き合いが良く、ネイモアのような空中飛行能力や電撃放出能力や角笛を用いて海中の怪物を召喚し従わせる能力は有していない。

大規模クロスオーバー「DCvsマーベル」では、当然ながら両者は対戦。水中および地上での殴り合いはほぼ互角だったが、ネイモアはアクアマンの義手の左手のケーブルにより縛られ、更にはアクアマンに随伴した巨大なシャチに押しつぶされてノックアウト。

アクアマン曰く「ズルができない高潔さ、それがあんた(ネイモア)の弱点さ

Marvels:アレックス・ロスによるグラフィック・ノベル。マーベルユニバースのヒーローたちの動向を、一人のカメラマンの目を通して描いている。この第一章にて、サブマリナーとオリジナルトーチとの動向、および社会に与えた影響とが描かれている。

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  • 【MARVEL】諸刃の剣

    ※映画ではなく原作準拠でインベーダーズ時代です。参考はこちら(http://www.amazon.co.jp/Captain-America-Bucky-Ed-Brubaker/dp/0785151249/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1351431919&sr=8-2)ネイモアの口調はヒーローズ・リボーンやソー・マイティ・アベンジャーを参考にしております

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