概要
初登場は1994年。アメコミには珍しい、全員日本人によるヒーロー。
日本政府が大企業ギリ・インダストリアル・コーポレーションと秘密裏に結成させたチーム。
初期はX-MEN系列のミュータントであるサンファイアとシルバーサムライに新キャラ4人を加え、チーム名の通り6人で構成される。その後何度かメンバーが入れ替わっているが、初期加入の4人は変わっていない。
歴史
1994年、ミニシリーズ『Sunfire & Big Hero 6』で初出。
メンバー | シルバーサムライ、サンファイア、ヒロ・タカチホ、ベイマックス、ゴーゴータマゴ、ハニー・レモン |
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2004年、『ALPHA FLIGHT #9』で、洗脳されてアルファフライトの敵として戦う。
メンバー | ヒロ・タカチホ、ベイマックス、ゴーゴータマゴ、ハニー・レモン、エボンサムライ、サンパイア |
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2008年、ミニシリーズ『Big Hero 6』が刊行。
メンバー | ヒロ・タカチホ、ベイマックス、ゴーゴータマゴ、ハニー・レモン、ワサビ・ノー・ジンジャー、フレッド・リックス |
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2012年、『Amazing Spider-Man #685』でスパイダーマンと共闘。
2014年、ディズニーの制作でアニメ映画化。原題は『BIG HIRO 6』で、日本版タイトルは『ベイマックス』。→Big_Hero_6を参照
メンバー | ヒロ・ハマダ、ベイマックス、ゴー・ゴー・トマゴ、ワサビ・ノ・ジンジャー、ハニー・レモン、フレデリック・フラマリオン・"フレッド"・フレデリクソン4世 |
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現メンバー
栃木県宇都宮市出身。本名は田中玲子。特殊スーツの力を使い、卵のような形状になって高速で爆走する。
ストリートチルドレンに生まれ、ヤクザがらみの暴走族となり、犯罪を重ねて逮捕。囚人時代に防衛省から司法取引を持ちかけられ、スーツのテストパイロットを引き受けたのがゴーゴータマゴになったきっかけだった。
大阪府大阪市出身。本名は宮崎愛子。優秀な科学エンジニアであり、女スパイ。
四次元の財布《パワーパース》からありとあらゆるモノを取り出すことができる。
元は東京理科大学の院生で、内閣秘密調査室のスパイ候補生だが、ビッグヒーロー6結成のためにスカウトされる。
学校へ行きながらヒーロー活動をしている。
ヒロ・タカチホが作った、水を動力源とするロボット。親友でありボディーガード。ヒロの父親のデータが入っている。
「バトル・ドラゴン」「アクション・メカ」といった別形状に変身することができる。
北海道十勝出身。本名は富良間凛音。日本のS.H.I.E.L.D.秘密基地で育てられたアイヌ原住民の青年。
レッドゴジラのような怪獣に変身できることから、Fredzilla(フレッドジラ)のニックネームで呼ばれる。
過去のメンバー
広島県出身。本名は吉田四郎。日本最強のミュータントであり、国民的英雄。
初期に加入していたが脱退。
本名は原田剣一郎。ウルヴァリンとの因縁が深い。サンファイアとは従兄弟。
初期のリーダーだったが、後に脱退。
サンパイア
本名は吉田玲優(れゆ)。サンファイアの妹で、同じくミュータント。
ビッグヒーロー6加入前に、サンファイアの代理として海外で動いていたが、ミスティークとの戦いで死亡。
その後ハニー・レモンのパワーパースによりパラレルワールドから召喚され、一時的にビッグヒーロー6のメンバーになった。
エボンサムライ
本名は木尾士(きおし)剣二。警視庁のエリート。
シルバーサムライの後釜として一時的に加入した「黒檀の侍」。
サポーター
フリ・ワム
コージロー・イオサマ
メリーズ・イオサマ
ミスター・オーシマ
ヴィラン
エヴァーレイス
幽霊のような実体を持たぬ本作のヴィラン。通常の攻撃が効かず、飛行能力やテレポート能力、核エネルギーを吸収して撃ち出すネクロプラズミック・ブラストが必殺技。
その正体は広島と長崎に落とされた原爆の犠牲者達のアストラル体の集合体。
原爆を落としたアメリカに対して復讐を画策していたが、時代と共に原爆と戦争の記憶が日本人の中から消えた事を皮切りに存在が薄れ始め、自分達が愛した国にすら裏切られたと思った彼らは自分達が死ぬ以前の日本に戻したいと考え、その為に核による大虐殺が日本の発展のキーになったという答えに至った事から、再び日本を核の炎で焼き尽くそうという本末転倒な危険思想に陥っている。
流石に上述の設定を適用するのが大人の事情で難しいと考えられた為か『ベイマックス』には登場しない。