原語版声優:ペイジ・オハラ(1991-2011)/ジュリー・ネイサンソン(2011-)
日本語吹き替え:伊東恵里(1992-2018)/平川めぐみ(2018-)
概要
フランスの小さな村に発明家の父と二人で暮らしている聡明で美しい娘。ベル(Belle)とは、フランス語で「美しい」という意味。公式では15歳(日本劇場公開のパンフレットでは18歳と書かれている)
読書を好み、空想癖があるため、村の人々からは「美しいが、何を考えているかわからないおかしな娘」と評されている。本人もそれを自覚していて村人たちとは距離を置いており、本当の話し相手もいない。
そんな毎日からか、「ここではない、もっと素敵なところへ行きたい」という願望が強く、ある日父親が野獣の城に囚われ、父親を救うために自らを野獣へと差し出したことから、彼女の運命は大きく変わっていく……
容姿
普段は水色のワンピースに白のブラウスとエプロンのエプロンドレス姿であり、お城ではリボンをあしらったローズピンクのドレスにファーのついた赤のフード付きマント、図書室で着ていた胸元がレースになったグリーンのドレス、晩餐会の時に着た裾がドレープ状になったゴールドイエローのドレスの三種類を着用している。
髪型は普段は大きなリボンで低い位置にまとめている事が多いが、晩餐会では金色の髪飾りをつけたハーフアップにしている。オオカミに襲われた時や終盤では、完全にほどけた状態も見せている。
性格
前述のとおり、読書家で空想癖のある少女。
若くして聡明な一面があり、町一番のハンサム男のガストンの粗暴でわがままな性格を見抜き、彼の求婚を断っている。
野獣に対しては、1度は彼の乱暴な振る舞いに耐えかねて逃げ出してしまうも、やがて彼の中に残る人間らしい一面に気づいて心を開き、対等に接するようになる。
行動力もあり、父親の囚われている城へ自ら出向いたり、オオカミの群れに襲われた時は木の棒を駆使して戦ったり、野獣に対し怪我の看病をしたり、彼に本を読み聞かせたりしている。
実写版では、馬を利用した回転式洗濯機といった発明にもその知性が生かされている。
「ベルの素敵なクリスマス」
呪いが解ける前のクリスマスの話。
去年のクリスマス・イヴの日、ベルはコグスワースから野獣がクリスマスを嫌っていることを聞かされる。野獣は呪いをかけられた日がクリスマスであった事から、今まで城でクリスマスを祝うことを禁じていたのだ。しかしベルは野獣に抵抗し、クリスマスを祝おうと準備を始める。
パイプオルガンにされた宮廷音楽家のフォルテは、城の中で唯一呪いが解けることを願わずにいた。自分を疎んじていた野獣が呪われてからというもの、フォルテのことを頼りにするようになったからである。そのためクリスマスを祝おうとするベルの計画を邪魔しようと企てる。
紆余屈折あり、フォルテの甘言通り城外の黒い森に向かったベルは途中で湖に落ちてしまう。が、それを助けたのが追ってきた野獣であった。
フォルテに嘘を吹き込まれていた野獣は約束を破ったベルに対し激怒してベルを城の牢に閉じこめるが、ベルが野獣のために書いた本を読んで考えを改めてベルに許しを請い、ベルも彼を許す。
しかし諦められないフォルテは、呪いを継続させるため二人を殺そうとする。幸い野獣がフォルテの鍵盤を破壊し、バランスを失ったフォルテは転倒して死ぬ。その後城の皆でクリスマスを祝った。
一年後の今年のクリスマスには、城の近隣の住人を招いてのパーティが催された。パーティの最中、ベルは王子に一輪のバラをプレゼントされたのであった。(一部Wikipedia引用)
キングダムハーツでは
『キングダムハーツ』、『キングダムハーツ チェインオブメモリーズ』、『キングダムハーツII』、『キングダムハーツ 358/2 Days』の四作に登場。シリーズの世界では「闇無き心」を持つ「セブンプリンセス」の一人とされている。(Wikipediaより)
初代では、その心を狙うマレフィセントによって連れ去られホロウバスティオンに幽閉されていたが、追ってきた野獣とソラたちの活躍で無事解放される。
その後の2では野獣を闇堕ちさせようと企むザルディンに人質としてまたもや連れ去られてしまうが、隙を見てザルディンに肘鉄を食らわせ自力で逃げ出すという勇ましい一面を見せた。
シュガー・ラッシュ:オンラインでは
シュガー・ラッシュ2ことシュガー・ラッシュ:オンラインでは、実在の公式ジョークサイト「Oh My Disney」のプログラムキャラクターとして他のディズニープリンセスと共に登場。
インターネットが舞台のため現代的な部屋着姿を披露する場面があり、シャツには野獣の姿が描かれている。
また、英語版では一度降板していた初代声優のペイジ・オハラ氏がこの作品で再びベル役として出演しているが、吹き替え版では初代の伊東恵里氏から平川めぐみ氏にこの作品を機に交代している。