CV:アウリイ・クラヴァーリョ/屋比久知奈(吹替)
概要
自然豊かな島「モトゥヌイ」の村長の娘。海を愛し、海に選ばれた16才の少女。
幼いころの「ある体験」がきっかけで「海」と特別な絆で結ばれ、海からも 愛されるようになった。
島育ち故にバイタリティが強く、身体能力の高さはディズニープリンセスでも指折りである。
いずれはモトゥヌイの酋長である父の跡を継いで、次期酋長になることを期待されており、ちょっぴりプレッシャーを感じながらも、期待に応えようとがんばっている。しかし、本人は好奇心が強く、掟で禁じられている珊瑚礁より先の海へ行きたいと願っている。
そして、とある出来事がきっかけで世界を救うため大海原へ冒険の旅に出ることになった。
外部出演
実在の公式ジョークサイト『Oh My Disney』のプログラムキャラクターとしてディズニープリンセス枠で他のプリンセスと共に登場。
彼女は王女や妃ではないものの、そういった場合でも公式から広義のディズニープリンセスとしても扱われる場合もある。
また、舞台がインターネットのため現代的なタマトアの柄が描かれた部屋着姿を披露する場面もあった。インターネットサイト内のプログラムとして登場したため、現代的な部屋着姿を披露するなどの意外な姿を見せる場面もある。
また、英語版予告で「パンケーキ ミルクシェイク」をプレイしていた少女が幼少期の彼女に似ており、少女とモアナに関係があるのかというファンの疑問にリッチ・ムーア監督は
「知らないの?ディズニーの映画はつながってるんだよ!だけど、この子はモアナ本人ではなくて子孫かもね。」
と答えた。
余談
- 「モアナ」とはマオリ語などで「海」を指し、ハワイやニュージーランド、非ポリネシアン文化圏ではあるがオーストラリアにも「モアナ」という地名またはそれが付く地名が存在している。
- 最も有名なニュージーランド映画の一つであり、後に『ムーラン』を制作した監督による作品である『クジラの島の少女』の主人公パイがモデルではないかと推測する声もある。パイはマウイと並んで最も知名度の高いニュージーランド神話の英雄であるパイケアに因んで名付けられており、パイケアを救ってニュージーランド(アオテアロア)の地に最初の人間として運んだセミクジラまたはザトウクジラと関わりが深い。実際に、アウリイ・クラヴァーリョも『モアナと伝説の海2』のインタビューで本作について触れている (参照)
- セミクジラは『クジラの島の少女』の題材であり、マウイの変身の対象のモチーフともされるタニファのモデルとなった生物の一種である。ザトウクジラは、パイケアの伝説に因んでマオリ語で「パイケア」と呼ばれ、劇中のマウイもザトウクジラに変身する。また、パイケアは鯨神でもあるタンガロアの子孫の半神ともされる。
- タラ役のレイチェル・ハウスも『クジラの島の少女』に出演している。
- 同じくディズニー系の作品でもある『ウェイ・オブ・ウォーター』も『クジラの島の少女』に影響を受けた。
- マウイからハカを習うシーンがある予定だったが削除された。
- 一部の国々では、ポルノ女優と名前がかぶる等の問題で「ヴァイアナ」や「ヴィアナ」に名前と映画のタイトルが変更されている。
- 当初は6人の男兄弟を持つ予定だった。これは、神話におけるマウイの設定と類似する。
- リロに次ぐポリネシア系のディズニー主人公である。