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概要編集

2022年12月16日公開の映画。

2009年に公開され、今もなお世界累計興収記録1位に君臨する『アバター』の続編。


監督はジェームズ・キャメロンが引き続き担当。

俳優陣や日本語吹替陣も続投している。

툴쿤족 트레이싱(색깔 없음)

副題の「ウェイ・オブ・ウォーター」は、作中に登場するヒゲクジラの様な海洋生物「トゥルクン」に関する伝承である「トゥルクン・ウェイTulkun Way)」に掛かっている。

  • シリーズ4作目の仮題も『The Tulkun Rider』であり、トゥルクンの重要性がうかがえる。

公開後全世界135の国と地域で1位スタートを切り、最終的興行収入は22億4300万ドル(約3006億円)と歴代3位の記録を達成したのだが…


あらすじ編集

舞台は、海へ――――


かつて地球からはるか彼方の神秘の星パンドラで、自然との共生を尊ぶ原住民である「ナヴィ」とアンオブタニウム採掘を目論む「RDA(資源開発公社)」との戦いが行われた。

主人公のジェイク・サリーはRDAの強引かつ残虐なやり方に反旗を翻しナヴィに加勢。

伝説の勇者トゥルーク・マクトとして、ナヴィを勝利に導いた。


パンドラの神「エイワ」に祝福され、オマティカヤ族としてナヴィの体へ生まれ変わったジェイクは、ナヴィの女性ネイティリと結ばれた。

長男のネテヤム、次男のロアク、末っ子のタクティレイ “トゥク”ら3人の実子に加え、RDAとの戦いで死亡したグレイス・オーガスティン博士のアバターから生まれたキリ、RDAがパンドラから撤退する際に赤ん坊であったために冷凍睡眠ができず、やむなくパンドラに残された地球人のスパイダーら2人を養子に迎え、平和に暮らしていた。


――――再び人類がパンドラに現れるまでは

地球の荒廃が極限にまで達したことで、RDAはアンオブタニウムによる地球資源の確保ではなく、パンドラへ人類を移民させる方針へ舵を切った。

しかし、敵対的姿勢を崩さないナビィのリーダーであり、元海兵隊として地球側の知識も有するジェイクによって続けられた巧妙な破壊工作によって、RDAは人員、物資ともに深刻な被害を受けていた。

これ以上の被害を食い止めるため、RDAはジェイク抹殺を目標のひとつとしたのである。

そして、その任務に選ばれたのはマイルズ・クオリッチ

かつての戦いで死んだはずのクオリッチは、決戦前に万が一に備えて記録しておいた脳情報をアバターに移植され、ナヴィの体として蘇ったのだ。


復讐に燃えるクオリッチのターゲットが自身の家族である事を知ったジェイクは、族長の座を捨てて自ら森を去ることでオマティカヤ族を驚異から救った。

そして、未知なる‘海の舞台’の元へ身を寄せる。だが、この美しい海辺の楽園にも侵略の手は迫っていた。


愛する家族の為――――


関連動画編集


余談編集

前述の通り世界各国で1位スタートを切ったが、唯一日本のみ3位ということで逆に話題となってしまった。


ちなみに1位は『THEFIRSTSLAMDUNK』、2位は『すずめの戸締まり』で、実写映画または洋画なら本作が1位だが、封切三日間の興行収入は同日公開の「Dr.コトー診療所」とほぼ互角だった。


日本における最終興行収入は約42億円と惨敗を喫している

これは、作品内で仄めかされている反捕鯨文化と日本批判がネットを中心に話題になった影響も少なくなかったと推測される。(いわゆる悪役が日本語表記の船に乗っていたり、明らかに捕鯨を匂わせるような演出がなされているため。)

異文明異文化への理解がテーマであるにもかかわらず、特定の国を批判するニュアンスが含まれている矛盾が、日本人の奥深い感受性に悪い意味で敏感に反応された例といえる。


もっとも、世界でメガヒットを飛ばした作品が日本でのみ振るわないというのはこれまでも何度も散見されてきた現象である。


関連タグ編集

映画 avatar


シェイプ・オブ・ウォーター:タイトルが似ている映画。


ニュージーランド:トゥルクンとナヴィの関係は、マオリ族セミクジラザトウクジラマッコウクジラ等との関係性を基に描かれたとされている。『クジラの島の少女』も参照。


ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー:1か月前に公開された映画。同じく海が舞台になっており、「トゥルクン(タルカン)」と似た語感を持つだけでなくやはり鯨類と深い関わりを持つ海底国家「タロカン(Talokan)」が登場する。

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