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曖昧さ回避編集


概要編集

映画『アバター』に登場し、作品の舞台となる星。


アルファケンタウリ星系※の巨大ガス惑星、ポリフェマス最大の衛星という設定で、地球から4.37光年、航行時間にして6時間かかる距離にある。


作中の地球は現実の地球よりも高度な科学が発展しているが、それに伴うようにエネルギー問題も深刻化しているらしく、新たな資源を求めてこの未知の星、パンドラの調査、もとい侵略を開始している。


※リギル、トリマン、プロキシマによる三重連星系であるが、どの星がポリフェマスの主星であるかまでは明かされていない。


特徴編集

地球との最大の差異はエイワの存在。

これは星全体に張り巡らされた植物由来の神経線維ネットワークであり、パンドラに生息する生命体は全てエイワと繋がっている。

パンドラの女神的存在であり、原住民のナヴィ達(後述)は母なる自然そのものリンクする事で、実際にその存在を知覚可能。


大きな大陸はなく火山活動や地熱活動が活発で、重力は地球の80%と小さい。

その分大気圧が増大しており、物体の加速度と必要なエネルギー量は地球よりも負荷が大きい。


大気組成は二酸化炭素キセノン硫化水素といった揮発成分が多く、地球人は揮発成分を取り除くフィルターマスク「エグゾパック」無しでは呼吸ができず、「エグゾパック無しだと20秒で意識を失い、4分で死亡する」と説明されている。


ただし、揮発成分以外は地球の大気と変わらないらしく、登場人物の1人、クオリッチ大佐が短時間息を止めてパンドラの大気内で活動する場面が3度確認できる。


アンオブタニウム編集

パンドラに存在する架空の超伝導物質。

地球では1kgあたり2000万ドルで取引される希少な物質で、地球とパンドラの紛争の原因。

地殻に存在する膨大なアンオブタニウムにより、ハレルヤ・マウンテンと呼ばれる地上から数千メートル上空に無数に浮かぶ一枚岩が形成されている。


他にも強力な磁場が原因で、航空機のナビゲーションシステムを狂わせる場所も存在する。


アムリタ編集

トゥルクン(後述)の脳から抽出される抗老化物質。

パンドラへの遠征の資金源となっている事が語られ、瓶1本で8000万ドルもの値段が付く程。

その抗老化作用は老化抑制を超え、老化が止まるとさえ言われる程規格外。


しかし採取する為に地球人によりトゥルクン漁が行われ、トゥルクンがある理由から反撃しない事、トゥルクンと密接に関わる海の民が、遠く離れた沖での漁を(一応)黙認していた事を理由に、超えてはならない一線を地球人が超えてしまい、新たな紛争の火種になっている。


ナヴィ編集

パンドラの原住民。

身長3メートル前後の巨人型有尾人種で、青い縞模様の肌、動く耳、大きな目、ネコのような鼻、犬歯、尻尾が特徴で手足の指は4本。

DNA構造は人間に酷似した組織構造で、その性質を利用してナヴィと人間の人造ハイブリッド、パンドラでの活動用アバターが造られており、これが作品名の由来となっている。


骨格は天然の炭素繊維で補強され、体力・敏捷性・器用さ・運動神経は地球人類の約4倍。

生活様式は原始的だが、惑星の自然の仕組みと密接に発展した独自の高度な文化を有しており、通過儀礼が存在する。

後頭部から尾の様に伸びた長い巻き毛部分の先端に、フィーラーと呼ばれる器官を有している。

このフィーラーにより、生体電流による情報交感能力をナヴィ達は有しており、パンドラの動物に繋げる事で直接的なリンクにより動物と心を通わせるられ、仲間を呼びよせたり交通手段として操れる。


オマティカヤ族編集

ナヴィの部族の1つで、1作目に登場するのはこちら。

『ホーム・ツリー』と呼ばれる巨大な樹を居住区とするが、その地下にはアンオブタニウムの鉱脈が存在し、地球側はオマティカヤ族を立ち退かせる為侵略を開始する。


マウンテン・バンシー(イクラン)という山岳地帯に生息する空中捕食動物と密接に関わり、一人前の戦士になる通過儀礼として、イクニマヤと呼ばれるバンシーと心を通わせる行為を通過儀礼としている。


メトケイナ族編集

2作目から登場する海の部族。

オマティカヤ族のような陸棲のナヴィとは異なり、水中生活に適応したヒレの様な手足と尻尾、大きな青い目が特徴で、体色も陸棲のナヴィと比較すると水色に近い。


殺傷を禁ずる独自の哲学を重要視する平和的な種族で、自らの人生を表した独特のタトゥーが彫られている。


スキムウィング(ツラク)と呼ばれる、アリゲーターガーとトビウオを合成した様な生物に乗騎し、このツラクと絆を結ぶ事を通過儀礼の1つとしている他、ナヴィと同等の非常に高度な知性を持つクジラの様な生物、『トゥルクン』と密接に関わり、部族の各メンバーにはそれぞれ『魂の兄妹』呼ばれるトゥルクンが存在し、彼らと不殺の哲学を共有している。


モデルとなったのはニュージーランドの先住民であるマオリ族


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