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概要

原語版:サラ・シルバーマン/吹替版:諸星すみれ

アルファベット表記はVanellope von Schweetz

名前はバニラ(Vanilla)とペネロペ(Penelope)を合わせた物と思われる。

性格は活発で毒舌家、でもちょっと寂しがり屋の9歳のユダヤの少女。

作品内に登場する日本製レースゲームシュガー・ラッシュ』の登場キャラクター

プログラムの欠陥のせいで体に青いノイズが入ってしまい、仲間からレースに出場させてもらえない。

別のゲームから迷い込んできたラルフと出会い、他のレーサー達にいじめられていた所を彼に助けられたことから仲良くなって協力しあう。

人物像

瞳は瞳孔に近い部分がライトブラウン、その周りがグリーンに見えるヘーゼル色。

服装は上がライトミントグリーンのパーカー、下がブラウンの二段スカート(形はカップケーキのカップ)。

下にはいてるレギンスの柄は両方ボーダーながら左右でデザインが異なる。

靴は短い黒一色のブーツ+靴裏にデコソースらしき曲線模様のピンクのソール。

黒髪ロングヘアーでレッドバインズ(Red Vines・リコリス菓子の一種)のような

ものでポニーテールに結い上げている。そして小さいキャンディの髪飾りをいくつもつけている。

髪飾りの複数の小さなキャンディやグミ(ハリボーだと思われるのくまちゃんグミも含まれている)はランダムだと思われるが、左右の緑のしましま模様付きキャンディは固定。(初期の公式の立ち絵ではこちらのキャンディは赤色のものもあったが、それ以降のものと本編では緑色であるので、本編準拠だとには緑色で固定のようである。)

このカラフルなファッションのコンセプトは監督曰く、原宿系ファッションをモチーフにしたもの。

ちなみにゲーム『シュガー・ラッシュ』のキャラの特徴として指は4本である(他の同ゲームキャラクターも同様。)。

ネタバレ

以下ネタバレ

その正体は、ゲーム乗っ取りを企むキャンディ大王(に変装していたターボ)によってプログラムを改変され、本来の記憶を封じられていた「シュガー・ラッシュ」の本来の主人公(じつはシュガー・ラッシュの筐体に彼女が描かれており、伏線となっている。実際にラルフも、筐体のイラストから彼女が本当はシュガー・ラッシュ内で重要な人物ではないか?と気付いた)。

本来の設定は「ゲーム内の世界を統べる王女」。

また、キャンディ大王の使用していた白いカート、「ロイヤルレーサー」は本来は彼女のものだった(カートを作る際に、「シュガーコーティングたっぷり塗ってね」と無意識にそのカートの特徴を述べていた。筐体のイラストでも乗っているのが分かる)。

記憶が戻った後は主人公と王女に復帰しつつも、「ちゃんと法律を作り、みんながリーダーを選ぶ国にする」と宣言し、「ヴァネロペ・フォン・シュウィーツ大統領」として改めてレーサーとして生きることを決める。

記憶を奪われていたとはいえ、これまでヴァネロペに意地悪をしていたタフィタ・マトンファッジ達他のレーサーは涙ながらにこれまでの横暴な振る舞いを謝罪、ヴァネロペも笑って皆を許すことで和解し、正式なプレイヤーキャラクターに復帰した。

尚、続編のシュガー・ラッシュ:オンラインでは、ディズニープリンセス達に「私もプリンセスだよ」と述べており、彼女もディズニープリンセスの一人といえる(詳しくは後述)。

また、ヴァネロペの体に青いノイズが生じていたのはターボがヴァネロペをプログラム回路から切り離したせいでコードがむき出しの状態になり、表面化されたためであるが、不具合を直す特殊能力を有しており、「シュガー・ラッシュ」での唯一のリセット機能でもある。

青いノイズ(グリッチ)を使った瞬間移動も可能。これは彼女の意思で発動できる潜在能力で、ヴァネロペを操作していたプレイヤーがアイテムとして使用している。

使用カート

ロイヤルレーサー

ヴァネロペが王女として元々使っていた車。キャンディ大王に横取りされていた。アーケード筐体の横の絵のヴァネロペもこちらに乗っている。

リケティ・スプリット

限られた材料でヴァネロペが一人で作った簡易的な足こぎ車。陰で見ていたラルフも「ショボいな…手作り感丸出し」と呟いたほどで、タフィタ達に破壊された。

キャンディカート

ラルフと共に作った車。本物のエンジンがついており、ヴァネロペを感動させた。レーサーに復帰した後もこちらを使用している。

因みに日本語だと「キャンディ」は主に飴に限定されるが、元々の英単語としてはチョコレートやキャラメル等の砂糖菓子全般をも指す。

ティラミサイル

クランベリーナのもの。ラルフを救出するために乗ったカート。

ある日、シュガー・ラッシュの筐体のハンドルが破損してしまい、ebayで替えのハンドルを購入するべくラルフと共にインターネットの世界へ足を運び、初めてゲームセンターの外を出てインターネットという広い世界を見て新たな夢を抱く。

また、前作の終盤でも見られたように、瞬間移動能力を見事に使いこなしている。

また、新たな友人シャンクと共にシリーズ初のミュージカルシーンで歌声を披露する。

曲名は「あたしの居場所 A Place Called Slaughter Race」。

そして、ひょんな事から実在サイト、「Oh My Disney」にてディズニープリンセス達と出会う場面があり、夢のプリンセス集合シーンが実現した。

この中に「パーカーを着たプリンセス」としてヴァネロペを招き入れるアイディアは脚本のパメラ・リボン氏によるもの。

関連動画

「シュガー・ラッシュ」シリーズ初の歌唱シーン

作曲はディズニー音楽の巨匠アラン・メンケン氏で、白雪姫の「いつか王子様が」や、アリエルの「パート・オブ・ユア・ワールド」にインスピレーションを受けた曲調。

ネタバレ

スローター・レースへ参加した件で、これまでシュガー・ラッシュで体験したことを覆す世界観のほかシャンクを始めとする他所のゲームから来た自分に対して温かく接するノンプレイヤーキャラクター達との出会いにより、「実家の様な安心感」を感じ取り、スローター・レースこそが自分が新たに居るべき居場所と感じ、それをシャンクに打ち明ける。(劇中では、「シュガー・ラッシュとは違う、予想不可能の展開」を主な理由として挙げていたが、序盤ではプレイヤーの意志と逆らって無理にハンドルを切ろうとした結果、筐体を破損させる事態を起こしており、アーケード内のプレイヤーキャラとして縛られることなく、オンラインのノンプレイヤーキャラクターとして参加できることも理由の一つと考えられる。)

だが、ハンドル購入の手続きを済ましたラルフがヴァネロペに報告しようとしたところ、会話を聞いてしまう。

この件で取り乱したラルフが、更に予期せぬトラブルを引き起こすのだが……。

最終的に「友達でも意見の相違がある」ことと「友達でも離れ離れになる時が来る」ことを学んだラルフに見送られる形で彼女はスローター・レースの住民となり(※)、アーケードゲーム世界から決別した。現在でもラルフと連絡し合い、時々顔を合わせるようにしてるとの事。

(※)ヴァネロペは正式にスローターレースのキャラクターとして組み込まれるようになっており、前作で危惧していた自身が抱えるバグによる不具合のほか、ゲームオーバー(他所のゲームから来たキャラが他所のゲームで死ぬと二度と復活出来ない)の心配がなくなった。

余談

2025年1月15日から3月16日に東京ディズニーランドにて、ヴァネロペが主人公のイベント・パルパルーザ第三弾『ヴァネロペのスウィーツ・ポップ・ワールド』か開催される。

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