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概要編集

スターウォーズシリーズ初となる実写ドラマ作品。2019年からDisney+にてストリーミング配信が開始された。

制作総指揮にMCU版『アイアンマン』を成功させた実績を持ち、大のスターウォーズシリーズファンであるジョン・ファヴロー氏と、『クローンウォーズ』の監督を(映画・アニメ共に)務めたデイブ・フィローニ氏を迎えたことからファンの間でも話題になり、その期待に見事応えたことから評判となり2020年にSeason2、2023年にはseason3が配信開始された。


あらすじ編集

物語はEP6『ジェダイの帰還』から5年後。銀河帝国が衰退し新銀河共和国が台頭する中、そのどちらの支配も及ばない辺境の宇宙にある荒凉とした惑星ネヴァロに生きる孤高の戦士"マンダロリアン"の戦いを描く。


登場人物編集

マンダロリアン編集

Din Djarin

  • 本作の主人公。その名と外見の通り、フェット親子と同じく戦闘民族として名高いマンダロリアンの一員で、ネヴァロのギルドでは最も腕の立つ賞金稼ぎ。通称は「マンドー」
  • 命あるものの前ではヘルメットは脱がない」という氏族の掟を忠実に守り、人前ではヘルメットを脱がず、物語開始時には本名は明かされていない。また「賞金稼ぎの掟」にも忠実だが、ザ・チャイルドとの出会いにより、彼を取り巻く状況は大きく変わってゆく。

ザ・チャイルド編集

無題

  • "クライアント"からの要請を受け、マンダロリアンが惑星アーヴァラ7の傭兵集団の基地から救い出した、幼い姿をしたエイリアン。アーヴァラ7からのネヴァロに戻る途中でのトラブルで、猛獣に襲われたマンドーの命を救ったことで絆を育み、後に彼と行動を共にする。

グリーフ・カルガ編集

  • マンドーの属する賞金稼ぎギルドのエージェント。彼の才能を高く買っており、彼の才能に見合った仕事を斡旋している。が、ザ・チャイルドの一件でマンドーとは対立することになる。
  • ちなみに、演じるのは映画史に残る名作映画「ロッキー」で主人公ロッキーの最大のライバルにして親友であるアポロを演じた名優・カール・ウェザースである。

キャラシンシア・デューン編集

Gina Carano Sketch

  • マンドーと偶然知り合った元反乱軍トルーパー。通称「キャラ・デューン」。オルデラン出身で、帝国をひどく憎んでいる。帝国との戦いが鎮静化したあとは「早期退職」して新共和国を離れブラブラしている。
  • 初対面で互いに銃を突き付け合うなど出会いは最悪だったが、ザ・チャイルドの手前ということで一時停戦し、その後にクリル農民を襲う盗賊の討伐で共闘したことで友好関係を築く。

クイール編集

  • 惑星アーヴァラ7で水分農場を営む年老いたアグノート。「有無は言わせん / I had spoken」が口癖。
    • アグノートとは、惑星ベスピンやコルサントなど銀河系に広く分布する豚のような顔の小柄なヒューマノイド。映画での登場は、『帝国の逆襲』でハン・ソロ炭素冷凍にかける装置を調整したり、スクラップになったC-3POで遊んでいたシーンである。その他にも様々な惑星で活動しているらしく、次作『ジェダイの帰還』に登場するジャバ・ザ・ハットのアジトに集まる犯罪者の中にもアグノートが混じっていたりと、多くの作品でモブキャラとして登場している。
  • アーヴァラ7に拠点を構える盗賊団を迷惑に思っており、そこに用のあるマンドーを手助けする。

”アーマラー”編集

  • 惑星ネヴァロに拠点を置く女性マンダロリアン。その名前の通りマンダロリアンの装甲服を作成する職人であり、同地のマンダロリアン氏族のリーダーでもある。
  • マンダロリアンだけあって戦闘技術も非常に高い。装甲服作成用の工具で無双するってどこのエンジニアだ

ギデオン編集

Moff Gideon

  • 惑星ネヴァロを牛耳る帝国の残存勢力を指揮する帝国のモフ(総督)。過去にマンダロリアンの「大粛清」に関与したと言われ、戦犯として処刑されたとされていたが生きていた。マンダロリアンたちにとっては因縁の相手。
  • 帝国保安局(帝国政府に属していた諜報機関の1つで、主に帝国内部の防諜を担当していた部署)出身であるため、様々な情報に通じており、マンドーの本名も知っているなど底知れぬ人物。
  • ある目的のためにザ・チャイルドを欲しており、"クライアント"を通じてマンドーにザ・チャイルド奪取を命じた張本人。

ペリ・モットー編集

センシティブな作品

(右の女性)

  • 砂漠の惑星タトゥイーンのモス・アイズリー宇宙港で働く女性エンジニア。三体のピット・ドロイドと共に宇宙船の駐機場と修理屋を運営している。気難しがり屋だが腕は確か。
  • ドロイド嫌いのマンドーとの出会いは最悪だったが、ザ・チャイルドのことを気に入り、のちにマンドーとも友好関係に。何気にseason1、season2のみならず、実質的な続編である「ボバ・フェット」にも出演しており、特に「ボバ・フェット」ではマンドーの窮地を救う活躍を見せる。

そしてseason3でも結構重要な役割を果たすことに。


フェネック・シャンド編集

  • 狙撃ライフルを巧みに使いこなす賞金稼ぎ。ギルドのお尋ね者としてマンドーらに追い詰められるも、マンドーのチームメイトを唆してザ・チャイルドを奪おうとするなど狡猾な一面を持つ。唆した相手に腹部を撃たれる致命傷を負い、砂漠の中に捨て置かれるが...?

ミグズ・メイフェルド編集

  • マンドーがとある任務で行動を共にすることになった、元帝国軍兵士のならず者。銃の名手でドロイド・アームを使った三丁拳銃捌きをする他、狙撃の腕もいい。
  • season1ではマンドーを裏切るも監獄船に取り残されるという報いを受けたが、season2で再度登場。ある目的のためマンドーに協力することになる。

タトゥイーンのマンダロリアン編集

The Mandalorian  Cobb Vanth

  • モス・ベルゴという小さな鉱山の街の保安官を務める男。本名コブ・ヴァンス。マンダロリアン・アーマーを身につけているため、マンドーの同胞と思われたが...?
  • 当人曰く、アーマーはジャワの廃品回収業者から購入したもので、マンドーにドラゴン退治への助太刀と引き換えに返却した。しかしそのアーマーを回収したマンドーに怪しい影が...

タスケン・レイダー編集

  • 「サンド・ピープル」とも呼ばれる、タトゥイーンの砂漠に生きるヒューマノイド種族。映画ではルーク・スカイウォーカーを襲撃して怪我をさせたり、アナキン・スカイウォーカーの母・シミを奪って彼が暗黒面に墜ちる一因を作ったりと、ネガティブな描かれ方が多かったが、本作ではきちんと筋を通せば話のわかる、一度結んだ約束を決して破らない誇り高い種族としての側面が強調された。
  • マンドーはタスケンたちを「砂漠を知り尽くしている」「約束は決して破らない奴ら」と好意的に評価しており、手話などを使って彼らの言語で意思疎通ができているため、概ね関係は良好。season2では彼の仲介で人間(モス・ベルゴの市民)とタスケンの氏族がドラゴン退治で共闘するという前代未聞の事件が起きる。

ボ=カターン・クライズ編集

ボ=カターン・クライズ


余談編集

溢れるSTARWARS編集

制作の総指揮をとったファヴロー氏やフィローニ氏以下監督たちは皆スターウォーズを見て育ち、深く愛する者たちであることから、「ジョージ・ルーカスの作ったキャラクターや世界観を大事に」という方針を第一に制作したため、随所にファンを唸らせるネタが仕込まれている。

  • 冒頭でマンドーにベスカーを渡す際に使われたカムトーノという容器は、実はスターウォーズファンから「アイスクリーム・メーカー」と呼ばれている「由緒正しい」小道具である。
    • この小道具の初出は『帝国の逆襲』にて、惑星ベスピンのクラウドシティから市民が脱出するシーン。逃げ惑う市民の中になぜか現実世界のアイスクリーム・メーカーを抱えて走ってるモブがいる。この一瞬のシーンがコアなファンには大受けし、当のモブキャラにはウィロー・フードという名前がつき、ファンの集いではウィロー・フードの格好をしアイスクリーム・メーカーを小脇に抱えて走るファンの一団が会場を駆け巡る「ウィロー・フード・ラン」がお約束になるなど、カルト的とも言える人気がある。
    • この「アイスクリーム・メーカー」なる小道具がスターウォーズ世界で本来どのように使われているかは長らく不明であったが、本作でアタッシュケースや手持ちの金庫に相当する道具であることが判明した。
  • 惑星タトゥーインにある町モス・ペルゴの保安官が所有するスピーダー・バイクが、どっかで見た形をしている
  • そのモス・ベルゴの保安官は砂漠で拾ったというボロボロの装甲服を身につけている
  • そしてついにその装甲服の真の持ち主が登場ジェットパックの暴発であえなく退場したのは一体何だったのかと言わんばかりの、まさしく「伝説の賞金稼ぎ」の名に恥じない活躍っぷりを見せた。ついでにいうと、長らく設定だけの存在だった膝関節部分の仕込み銃が初めて活躍した。
  • 「彼」の所有する、「父親」から受け継いだ宇宙船ももちろん登場。しかも、初登場時で大きなインパクトを見せつけた音響爆弾サイズミック・チャージがまさかの再登場。
  • タトゥーインの宇宙港の管理人が所有するドロイドは、実はルークがドロイドを買った際に故障して返品された、あの赤いドロイドである。
  • 新たなる希望』で登場したタトゥイーンの酒場「チャルマンのカンティーナ」(ルークがごろつきに絡まれたり、ハンがルークやベンと初めて出会った場所)が再度登場。
    • これに加え、カンティーナのバーテンとして『ジェダイの帰還』でジャバの宮殿でドロイドたちを支配していた監督ドロイドのEV-9D9が再登場した。しかも、サプライズはこれに止まらず...(詳細は後述の「キャスティング」にて)

などなど、書き切れないほどの「ニヤリ」とする要素が盛り沢山であり、ファンからも高い評価を受けている。

  • これ以外にも、生死不明だったキャラが久しぶりに登場したり、はじめて実写作品に登場するキャラがいるなど、他の作品ファンにとっては嬉しいサプライズがたくさんある。
  • メカニックにおいても、『反乱者たち』などで登場していたアークワイデンス級クルーザーや、ゴザンティ級クルーザーがはじめて実写化された(ゴザンティ級に関しては『ファントムメナス』や『クローンの攻撃』で背景で登場したことはあったものの、船内の構造などの細かい描写は今作が初めてとなる)。
  • なお、これらの小ネタに大興奮するファンのリアクションのみを集めた動画がYouTube上に多数投稿されている。溢れ出る小ネタの数々に限界化するスターウォーズファンの姿は、国は違えどオタクが限界化したときのリアクションは同じであることを世界中の同志たちに知らしめた。
  • なお、ディズニー公式もこのファンの熱狂具合は知っており、この方にファンのリアクション動画を紹介したり、season3の公式PVにリアクション動画を盛り込んだりとしっかり認知している。


レジェンズ世界からの設定の導入編集

  • 本作では、STARWARSシリーズの版権がディズニーに買収される前に発表された、いわゆる「レジェンズ」作品群の設定由来のものが多い。
  • これは本作にのみ見られることではなく、『反乱者たち』における尋問官の役職やスローン大提督、『バッド・バッチ』における惑星ウェインラントなど、近年のスターウォーズのスピンオフ作品にはよく見られる傾向なのだが、その中でも本作の「レジェンズ」リスペクトはずば抜けて多い
    • ゲーム『帝国の影』で立ち塞がった強敵の賞金稼ぎドロイド・IG-88をリファインした、賞金稼ぎドロイドIG-11が登場。
      • IG-88自身は『帝国の逆襲』でミレニアム・ファルコン追跡に招集された賞金稼ぎの中にいたのだが、レジェンズ作品では「ドロイドの王国を夢見て第2デススターを乗っ取る」と言う凄まじい活躍をしたという設定がある。ゲーム『帝国の影』ではこの暗躍するIG-88と対決することになるのだが、当該ステージはIG-88の出す不気味な音から、同作屈指のトラウマポイントとして名高い。
    • レジェンズ作品群の時系列における、ジェダイ発祥の地とされる惑星タイソンが「ジェダイの聖地」としてカノン作品で初めて登場。
    • season2終盤では、帝国残存勢力の切り札として新鋭バトルドロイドであるダーク・トルーパーが登場。これもレジェンズにおける帝国崩壊後に開発された、同名のバトルドロイドの設定を反映したものである。

キャスティング編集

本作では様々なキャラクターの演者が話題となった。

  • season1に登場する、共和国監獄船に乗り込みマンドーと対峙した兵士ダヴィン中尉役に、アニメ『クローンウォーズ』でアナキン・スカイウォーカーを演じたマット・ランター氏が起用された。
  • season1終盤で登場した、ギデオンの部下であるストームトルーパーたちは単なるエキストラではなく、"The 501st Legion"という「スターウォーズファンによる世界最大のコスチューム軍団」のメンバーたちである。
    • "The 501st Legion / 第501軍団"について解説すると、彼らは1999年にアメリカ本部を設立した世界規模のコスチューム軍団である。「 We are bad guys doing good! / 俺たちゃいいことをする悪い奴らだ!」を合言葉に、チャリティー活動やボランティア活動をしており、「スターウォーズ作品の普及」「自作コスチュームの活躍の場を作る」「社会貢献をする」の三つを目的に活動している。
    • モットーの通り、彼らが身に着けるのは、作中では悪役として描かれるストームトルーパーなどの帝国兵士の装いだが、そのコスチュームで福祉施設への訪問や公式イベントでのパフォーマンス、各種PR活動(中には交通安全PRも!)やPVなどに出演している。2022年1月現在、日本支部にあたる日本部隊で116名、世界で実に14100人以上のメンバーがいる。なお、監督のフィローニ氏は2009年から所属、制作総指揮のファヴロー氏も2019年から所属しているなど、様々なスターウォーズ関係者がメンバーに加わっているすごい組織である。
    • 彼らの活動はファンのみならず、ルーカスフィルム公式も把握しており、映画「エピソード3」ではダース・ベイダーとなったアナキン・スカイウォーカーに率いられ、ジェダイ聖堂を攻撃し多くのジェダイを殺戮したクローントルーパー部隊として「第501大隊」が登場。後の帝国時代にも「ベイダーの拳」の異名で恐れられるという“栄誉”を得ている。更にアニメ『クローンウォーズ』では、アナキンのジェダイ時代からの直属部隊であったことも明かされ、指揮官のキャプテン・レックスを初めとして多くの個性的なメンバーが登場した。なんとジョージ・ルーカス監督も2005年にメンバーになっており、『フォースの覚醒』ではマズ・カナタの城に掲げられた旗の1つとしてこの団体の旗が登場するなど、しっかりと認知されている。
    • 先述の通り、彼らが身につけているコスチュームは自作である。『マンダロリアン』に出演した際のコスチュームも全て隊員たちが自前で用意したもので、本編撮影時に用意されていたトルーパーの衣装が不足していたことが発覚した際、制作サイドからの出演依頼を受けて駆けつけたのだとか。自作のコスチュームを公式の映像作品に登場させることができるというのは、ファンにとってこの上ない誉と言えるだろう。
    • その他、詳しくは「日本部隊」公式HP、または"The 501st Legion"公式サイト(英語)へ。
  • season2で初の実写作品への登場を果たしたボ=カターン・クライズ役に、アニメ『クローンウォーズ』で同役の声を当てていたケイティー・サッコフ女史を引き続き起用。
  • 上述の通りseason2でついに姿を現したボバ・フェット役には、ジャンゴやクローントルーパーを演じたテムエラ・モリソン氏を起用。これはボバがジャンゴの完璧なクローンとして誕生したという背景を考えれば当然の起用と言えよう。
  • タトゥイーンの「チャルマンのカンティーナ」に佇むバーテンダー・ドロイドとして再登場したEV-9D9の声優として、なんとルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミル氏が起用された
  • season2でマンドーの愛機を追いかけ回すことになったXウィングパイロットのカーソン・テヴァ大尉を演じているポール・サン=ヒョンジュ・リー氏は大のスターウォーズファンであり、そのことを知る旧友にして本作にも携わるデボラ・チョウ監督の紹介で出演が叶った。ポールは後に「スター・ウォーズ・ユニバースに韓国系カナダ人が出演するということは、多くの人々に、夢は叶うという希望を与える。実現可能なのだと。要するに、それこそが私にとってのスター・ウォーズだ」と万感の思いを語っている。
    • なお、テヴァ大尉は1話限りの出演にとどまらず、キャラ・デューンと同じオルデラン出身であり、彼女を共和国の保安官に再度ヘッドハントするなど重要な役を担っている。また、実質的続編である『ボバ・フェット』でも再度出演し、通信越しながらマンドーと再会すると言うなかなかエモい演出がなされた。
  • season2で登場した惑星コルヴァスを支配する監察官を演じたダイアナ・リー・イノサント女史は、かのブルース・リーが興したジークンドー(截拳道の継承者であるダン・イノサント氏を父に持つ武術の達人。彼女が惑星の解放を試みる者と繰り広げた殺陣は一見の価値あり。
  • これらに加え、フィローニ監督自身も劇中に登場する新共和国所属のXウィングパイロット、トラッパー・ウルフ役でカメオ出演している。また、1回目の出演においてはその僚機として登場した2人のパイロットも、本作の監督であるデボラ・チョウ監督(3話・7話担当)、リック・ファミュイワ監督(2話・6話担当)が演じている。なお2回目の出演では上記のテヴァ大尉が僚機だった。

メディア展開編集

ドラマ本編編集

2019年11月にseason1が配信開始(Disney+のサービス開始と同時)。

翌2020年10月に続編のseason2の配信が開始されたほか、2021年12月に実質的な続編である「ボバ・フェット」が配信開始。

またseason3が制作中であることが告知されており、2023年2月公開予定。

  • season1予告(吹き替え版)

 

  • season2予告(吹き替え版)

 

  • season3特報(吹き替え版)

 


コミックス化編集

月刊ビッグガンガンにて大沢祐輔の手で漫画化されたものがVol.6(2022年5月25日発売)から連載中。内容はドラマ本編をそのままコミカライズしたものである。

ちなみに同時にスター・ウォーズビジョンズの漫画版も連載開始。

ルーカスフィルム監修ウォルト・ディズニー・カンパニー原案表記。


後に同作は、2024年に今までのシリーズも受賞したことがある『星雲賞』のコミック部門にノミネートされた。


評価編集

season1は配信サイトであるDisney+の運営開始の目玉タイトルとして配信が開始された。

当時は2017年の「最後のジェダイ」公開時のショックの影響も尾を引いており、「スターウォーズ」シリーズにとっては決して順風満帆な時期ではなかった。

そんな大変な時期だったものの、公開されるや製作陣の深いシリーズ愛と熱意に溢れた作風から従来のファンからも高い評価を得たことを加え、ベビーヨーダの愛くるしさや主人公マンドーとの絆に魅せられた新たなファン層の獲得にも成功。

ディズニーのCEOからも、Disney+運営開始時のユーザー数増加に「ワンダヴィジョン」と共に最も貢献したタイトルだと評価されている。


また、本作での成功を踏まえ「ボバ・フェット」「アソーカ」など並行して展開するドラマシリーズも制作され、「マンダロリアンバース」という一大シリーズを構築。2023年4月のレセプションでは、これらシリーズを総括する劇場映画の構想が語られるなど、社会現象とも言える隆盛を見せた。

本作を境にスターウォーズは「スカイウォーカーの夜明け」でスカイウォーカーサーガが一区切りついたのを最後に、しばらくは限定配信ドラマシリーズに注力するようになり、「オビ=ワン・ケノービ」や「キャシアン・アンドー」などが制作されることとなった。


関連項目編集

STARWARS 西部劇

マンダロリアン ディン・ジャリン ザ・チャイルド

  • 子連れ狼
    • 幼い子供を連れて各地を放浪する武の立つ男性、という点から本作の紹介や解説に際して例示されることも多い。戦闘シーンになると、付き従ってる子供が乳母車に隠れると言う点も共通。
    • なお、『子連れ狼』の拝親子が実の親子であるのに対し、マンドーとザ・チャイルドに血縁はないものの、マンドーの氏族の掟によりチャイルドはマンドーの一族に迎えられ、マンドーが彼の「親」となっている。そして...

子連れ狼マンダロリアン

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