概要
左、アイザックさんの社員証(推定) 右、アイザックさんの経歴
プレイヤーが操作することになる、本作の主人公。
船舶株式会社の一般社員で伝説の傭兵でもスーパーソルジャーでも人型ロボット兵器でもない。
ただのしがないエンジニア。
その他大勢の一般兵士が苦戦するバケモノを単身でどんどん駆逐していく姿からユーザーからは兵器扱いされたり、独特のスーツデザインとそのヘルメットのセンサー部分からなのだろうか、何故かネタ(もとい萌え)キャラ扱いされたりする。
余談だが顔部分の線の数はエンジニアの階級を表しており、DS2でDS1のLv3スーツに類似したものを着ているので中級エンジニアだと思われる。
左、DS1のLv3スーツ(正式名称はIntermediate Engineer RIG)
右、DS2以降のEngineering Suit(DS1より細め)
エンジニアスーツのヘルメット部分は溶接用保護面に類似している。
ファンからは「アイザックさん」というように「さん」付けで呼ばれる事が多い。
ゲーム本編における彼は非常に冷静かつ無口、というより台詞そのものが用意されてない。
かと思いきや続編こと“DEADSPACE2”以降ではキャラクター付けがなされ、他の登場人物たちと会話するようになった。
同時に、状況が悪化するとしばしば「ファック!」とか「シット!」とか悪態をつく場面も見られるように。何度も化け物屋敷に閉じ込められると流石に人間荒むようである。
もう少し真面目な概要
Concordance Extraction社(C.E.C)で働いているしがない宇宙船舶担当のシステムエンジニア。
工学および宇宙船機構の専門家。地球のアメリカ共和国の東海岸地方生まれ。
建築家の父ポール・クラークと母オクタビア・クラークの間に生まれる。
成績は優秀で有名なエンジニアスクールに推薦されたが、財政上の理由(後述)から一般のスクールに通っていた。
卒業後、GUMMCS(Galactic Union Merchant Marine Coop:銀河連邦船舶株式会社)に入社し、2年後には高い地位へ出世した。
ニコール・ブレナンと数年同棲していた。
父ポールの業務記録は行政命令で機密扱いとなっている。
母オクタビアは後にユニトロジー教会へ入信し、家財を売り払い、遂にはVested-levelランクを購入した。
“1”における、エンジニア時代のアイザック・クラーク
惑星採掘艦「USG 石村」(←ゲーム内でも漢字)からの救難信号に応じるために選任されてきた。
またイシムラ艦内で働いている恋人でもあるニコルにSOSとも取れるメッセージを送られていることも彼がイシムラに向かった理由のひとつになっている。
1のアイザックさんの素顔をじっくり見れるのは2回だけ。
1回目は石村行きの宇宙船が墜落してからヘルメットを被るまでの間、墜落後はカメラが顔のほうまで動かせるので見てみよう。
2回目はラスボスを倒した後のヘルメットを外してからスタッフロール前まで。
この時のアイザックさんには台詞がなかった(叫び声はVoiceではなくSE)。
と思いきや最終章でCome on!と(ボソッと)言っている。
船舶会社という一般企業の人間なだけあって物理攻撃と踏みつけの動きが素人っぽくアグレッシブさがなかった。
年齢は逆算して41歳だと思われる。
“2”における、サバイバー時代のアイザック・クラーク
左、Deadspace2のアイザックさん 右、同左、スーツはアドバンスドスーツ
左、フラッシュライトと手術用プラズマカッターをその場で組み合わせたもの
右、最高難易度ハードコアクリア特典のハンドキャノン
宇宙を漂流していた中、救助され命は取り留めたものの当時の惨事によって重度のPTSDと認知症を患っている。
また、レッドマーカーによる幻覚を頻繁に見るようになった。
しかも前作のエンディングでイージス7から脱出した後の3年間の記憶を全て失っており、
なぜか今度は同じ人類からも命を狙われている。
3年間昏睡状態に落ちていたが、木星の衛星タイタンの宇宙ステーション「スプロール」(Sprawl)で目が覚め、ネクロモーフがまたもや発生してしまったことを知る。
そして再度生存のため死闘を繰り広げることになる。
今作は前述したようにちゃんとした台詞(ただし叫び声はVoiceではなくSE)や性格も付けられることになった。
顔つき(骨格とか)も前作とはかなり変わっている。というか若返っている(厳密には声優の顔に似せた)。
ちなみにこの時のアイザックさんは45歳。
拘束施設では物体の時間を遅くするステイシスを利用したベッドがあり、それを常用させられていた場合はもっと若くなる。
今回からはダイレクトハッキングなど、エンジニアらしい作業を行う。
“3”における、マーカーキラー時代のアイザック・クラーク
エリー・ラングフォードと共にコロニー・スプロール脱出後、エリーと同棲していたが破綻、エリーは出て行ってしまった。
隠れている間に確立されたMarkerの製法は広まってしまい、ユニトロジスト達の暴動によりいくつものコロニーが滅んでしまっていた。
あるコロニーで隠れ住んでいたところで「マーカーキラー」としてジョン・カーヴァー軍曹達と共に行方不明になったエリーを探すことになる。
今回は廃材から複数の装備を組み合わせた武器を自作、廃棄された宇宙船を修復するなど、2以上に普通のエンジニアらしい仕事をしている。
ただし2P担当の軍人カーヴァーも普通に修復作業とダイレクトハッキングはできるので実質的能力差はない。
前作の3年後のようなので年齢は49歳(前述によりもっと若い)。
髭のせいか前作よりもだいぶ老けて見える。
相方のカーヴァーさんとアイザックさんの仲はいい感じ。
ストーリー詳細はこっちのほうが情報が豊富
というか結末まで全部書いてある
アイザックさんの装備
プラズマカッター
鈍器として使用しても壊れない、信頼性の高い小型工具銃。
小型資材(鉱物)の切断に使われ、水平または垂直方向に高速のプラズマの刃を発射する。
ハンドガンに近い使い勝手なので初期装備にもかかわらず総合的に使いやすい。
単発高威力なので軟らかい敵には威力過多、面制圧できないので囲まれると厳しい。
これ一丁だけでクリアしようとするとそれ相応の立ち回りが重要になってくるが、対処しづらい敵やステージが存在しないオールラウンダー。発砲すると即着弾なので遠くからの狙撃も容易。
ドロップあたりのスタック数が他の武器より多いので弾薬が非常に集まりやすい。
リロード速度はシリーズ共通で全部武器中最速。
この工具を武器として使うが、拾った得物が工具だっただけで普通の銃器(パルスライフルとか)も使える。
素手よりははるかにマシと判断して使用しているのだと思われる。
またフラッシュライト(懐中電灯)と青色のレーザーサイトが全武器標準装備である。
RIG
アイザックさんやその他登場人物が背中にくっついているもの。
宇宙時代の必需品でバイタル管理・生命維持装置の動作管理・身分証明(戸籍証明も)・装備の維持管理・動作制御などを統括している。宇宙での遭難時はRIGが目立つよう発光する。
スーツ一体型と後付け型の二通りがあり、閉所に進入して作業することを想定してるであろう細身のEngineering Suit系は一体型、それ以外は後付け型である。
DS3のEngineering Suitの説明欄には「古い型、RIGによる生命反応モニターシステムを最初期に搭載したスーツ」と書かれている。ゲーム内では一体型スーツはEngineering Suit系のみである。
キネシス
マーカーから得られた謎技術で重くない物を浮かせたり発射できる。
DS1では爆発物の射出やマグロの出荷に役立つ。
DS2以降では細い棒や活動停止したネクロモーフからもぎ取った爪をレールガンの如く射出できる。
DS3ではさらに飛んできたロケットランチャーを掴んで発射できる。
(これを利用して死んでるネクロモーフと死んだふりをするネクロモーフの判別が出来たりする)
ステイシス
マーカーから得られた謎技術で物体の時の流れを遅延させる。
基本的に荒ぶるギミックでアイザックさんが粉々にならないようにするために使う。
ネクロモーフに使うと動きがゆっくり(遅延)になる。
ただし、ゆっくり殴られたりゆっくり斬られると運動量保存の法則に従いダメージを受ける。
名前の由来
著名なSF三大作家、アイザック・アシモフ、アーサー・C・クラーク、ロバート・A・ハインラインのうち2人の名前をもじったものと思われる。
ほかのゲームにおけるアイザック
マーカーの見せる幻影なのか、それとも人気キャラだからなのか、様々なEAゲームにゲストキャラとして参加していおり、EAの看板キャラともなっている。
その他情報
アイザックの戦闘能力
船舶株式会社の一般社員でありながら格闘・射撃・サバイバル技術など一般歩兵に求められるスキル、つまりエンジニアでありながら一般兵士並のスキルを持っていると考えられる。
時代が時代なので宇宙船操縦は免許があれば誰でもできそう。
鈍器パンチ
鈍器を大きく振り回す。隙が大きい。DS2以降は隙が小さくなり連打可。威力は5。
ストンピング(踏みつけ)
黄金の脚で踏みつける。隙が大きい。DS2以降は連打可でかつ隙が小さくなり一撃に全体重が乗っている。威力は10。
3~4連打程度するとFack! Shit! Die! Mother fucker!のいずれかを叫ぶ。
鈍器パンチとストンピングは200年前の銃の構え方すら知らない二等兵でも同威力
スーツについて
ただの服とアイザックさんが着ているような密閉式スーツの二通り。
ただの服でも背中にRIGは付けるし、個人用酸素ボンベというのも一般的。
DS2の拘束服アイザックさんのように薄型の外付け型、DS3の私服時はスーツ用外付けRIG、DS3のダニックのようにRIG一体型の服もある。
この時代のファッションはRIGを一体型にするか、外付けにするかで大きく変わるようだ。
エリーは背中どころか背骨内蔵型のRIGを使用している(DS3エンディング)。
このタンクトップ、どうゆう構造なんだ……
密閉式スーツは生命維持装置が標準装備だしスラスターも付いてる(DS1以外)。
胸には必ずモニターが付いているのだが、サイズがとにかくでかい。
うつ伏せで寝るとモニターで胸が痛い、腹這いで寝ると外付けのRIGが肩甲骨の間で邪魔をする。
とにかく密閉式スーツは着用したまま寝る事を想定していない。
DS1ではスーツとヘルメット部分が別で自分でヘルメット装着しているが、DS2ではスーツ内にヘルメットが内蔵されている。
しかしDS3でその謎が解決し、スーツを自力で着用する場合はヘルメットも自分で装着し、機械に入って着せてもらう場合はヘルメットはスーツに内蔵されている。
無重力状態でも床(無重力だから壁や天井、はたまた宇宙船の外壁や岩の上かもしれない)に立てるため重力靴になっていると思われる。
重力がある場所は床に引力発生装置が這い回っている。
この引力装置は出力を逆転させると反発装置になり、上を通過しようものなら問答無用で天井に打ち上げ粉々に粉砕してしまうほど高出力である(ゲーム内で実際にあるギミック)。
歩く姿勢
基本的に猫背姿勢だが、敵の攻撃に備えて姿勢を低くするのは兵士の一般的な歩行姿勢なのでアイザックが猫背というわけではない。
無操作で放置すると普通に背筋を伸ばす。