概要
スペルは「Plasma Cutter」。
軍隊や特殊部隊に所属していない一介のエンジニア(ただしアイザックさんは元商船海兵隊所属)が使う武器として、ネクロモーフの特性に対抗するにあたって適していた物として、『Dead Space』のシステムを特徴付けた一品。
道具も使い方次第であることを考えさせられる。
実際は単純に素手よりはマシだから使っているのだと思われるが。
Dead Space1
左、『1』でのプラズマカッター 右、この形状が実物に近い
本銃の正しい形状はトリガーガードが省略されたベレッタM92Fのダストカバー部に回転モジュール内蔵のプラズマ燃料発射装置がくっついている(後付けではなく直付け)だけである。
ただしこれはアートワーク内での形状であり、ゲーム本編の物とは異なる。
『Dead Space』で登場したものは「211-V Plasma Cutter」と呼ばれ、石村の乗員が使っていた物である。偶然アイザックが見つけたものをそのまま使用している。
最高難易度もこれ一丁でゲームをクリアできる高性能ぶり。
しかし、脱出時の宇宙船に乗り込む際に落としたのか捨てたのか不明だが持ち帰ってはいない。
これ以外を持っている場合でも落としてしまっているが、クリアデータで再開すると石村に到着して座席から立ち上がるとさぞも当然のように持っている。
何処から出したと考えるのは野暮である。
Dead Space2
『2』で登場したものはアイザックが逃亡中に貰ったフラッシュライト(懐中電灯のこと)と外科手術中に放置された手術用レーザーメス(tissue laser)を機材から取り外した物をその場で組み合わせ、作り上げた代物。
実はこのフラッシュライト、動力源がプラズマカッターと同一のプラズマエネルギーであり、フラッシュライト側の動力源と出力を手術用レーザーメスに直結しただけである。
ただ直結しただけでプラズマカッターになるわけないだろと思うだろうが、実はフラッシュライト自体がただの懐中電灯ではなく、CEC社製の溶接機らしい。
『3』でU.S.M.ユードラでのトラブル時にアイザックがノートンに渡した物がソレ。C.M.S.ユードラ内でノートンが使用している場面を見られる。
正規品ではないはずだが、何故かストアで売れてストアで買い戻せる。
なぜか正規品と同じく刃の射出方向切り替えができる。部品は内蔵型なのだろうか・・・
前作で登場したものをエリーが使っているおり、また隠しアイテムとして使用が可能。
だがリロードのモーションは今作のものである。
アイザックの合成品と正規品の性能はまったく同じである。
ラスボス戦前にハゲのジャベリンガンによる2撃を左肩と右手に喰らい、手持ちの工具を手放してしまっている。
その後拾い上げることなく脱出してしまう。
スーツは着て帰ったけどDeadSpace3では登場しない。
クリアデータで再開すると装備はストアに保管されている状態でスタート。
拘束服を身に着けた哀愁漂うアイザックさんを最初のストアで熱着すれば、一瞬でアイザックマンになることができる。
Dead Space3
『3』ではアイザックさんの護身用工具として登場した。
突然開いた玄関を見てとっさに手に取る。
直後にサブマシンガンを渡されるので事実上の初期装備である。
旧式なのか、それともアイザックの自作品なのか射出方向切り替えのモジュールが外付けになっている。
形状はトリガーガードが省略されバレルが短縮されたコルト・ガバメントのダストカバー部に外付け型の回転モジュール付きプラズマ燃料噴射装置を取り付けたもの。
大きな違いはグリップエンド上部にはキーホルダーのような金具が付いている事。
例の如くアートワーク内の形状とゲーム内の形状は違う。
クリアデータで再開すると装備右が護身用工具、装備左がカーヴァから貰う武器として登場。
ゴツい武器だと面白いかもしれない。
コンパクトフレーム(持ち手)とプラズマコア(エンジン)で完成だが水平方向固定になる。
Lowerに「回転モジュール」を取り付けることでいつものプラズマカッターになる。
プラズマカッターは大抵水平方向で使用するのでLowerには違う武器(エンジン)を取り付けたほうが戦略の幅が広がる。
銃口を取り替えることで性能が変化する。
敵のノックバック耐性が上昇+移動速度上昇に伴いこれ一丁のみで戦うのが難しくなった。
しかし今作でのリロード速度はUpperのエンジンに依存するのでリロード速度の遅いLowerを安全に運用する為にとりあえずカッターという選択肢がある。
プラズマディスパーサー
銃口をCompact Conic Dispersalに変更
装填数と連射力が低下し、高威力・幅広(≒一発当たりの出力が増加)になる。
装填数と連射力はカスタム次第で強化できるので使うならコレにしたほうが良い。
連射力は優先的に上げよう。
プラズマリピーター
銃口をCompact Directed Ejection Fieldに変更
威力と幅が低下し、フルオート可(≒一発当たりの出力が減少)になる。
連射力が上がったのはいいが威力が下がりすぎて廃残らしい。
まともに使うなら威力をかなり上げる必要がある。
幅は広くならない。
特徴
ハンドガンの様な使い勝手と扱い易さに定評がある看板武器。
カッターの名前の通り切断用の工具であるため銃弾ではなく高速のプラズマの刃を発射する装置である。
線状に攻撃するが最大の特徴で三本の青色レーザーで狙いを定める。
全武器共通だが構えることでライトが点灯する。
セカンダリは切断方向の垂直方向・水平方向の切り替え。
デフォルトは垂直方向なのだが、縦方向の脚や爪を切断する場合は水平方向にしたほうが効率が良い。
ゲームの仕様上、腕と脚と触手は2倍ダメージで、かつ弱点(爪か触手)は全部切断すると即死するため必然的に水平方向で使用することが多い。
それなりに単発威力が高い、それなりの連射が効く、装填容量もそれなり、だがリロードは全部武器中最速。
単発当たりの弾薬効率は値段の割には悪い部類である。その代わりに一回に拾える個数が他の武器より多いので探索スキルが試される。
即着弾なので遠距離攻撃も容易(特にラスボス)である。
1対1なら撃つともったいないのでステイシスを掛けて殴ったほうが良い。
『3』では、銃口回転モジュールを使用せずに合成武器にした場合、角度変更が出来なくなり横向き固定になる。
全シリーズ通してプラズマカッターは全武器中、リロード速度は最速である。
この武器の欠点
- 耐久力の低い敵には威力過多
- 一度に多数を相手できない
- 連射速度はそんなに早くない
- ノックバックは弱い
素早く脚を撃って這った状態にすると敵は突進してこなくなるので気分が楽になる。
フォースガンで横転させて時間稼ぎはよく使用される戦法。
接近されたらステイシスで動きを封じるか殴ろう。
初期武器でありながら、どのようなネクロモーフであろうと対応が出来る。
DeadSpace1では「プラズマカッター以外の武器を使わずにクリアする」という実績がある。
ラインガン
プラズマカッターよりも大型資材の切断をするための工具。
敵を貫通する横幅の広いワイドなプラズマの刃を発射する装置である。
1発当たりの弾薬単価が5倍になるのに対し威力は1.5倍しかない。
即着弾ではないので広い部屋だと避けられる。
ただし弾道を読んで避ける事はない。
広い切断幅を利用して敵の両足や両腕を一度に狙い、大ダメージを狙ったり貫通力を利用して密集する敵を一度で粉砕する等の戦法を必要とする。
プラズマカッターよりも連射力が低いので乱戦は不利、ノックバックもプラズマカッターと同程度しかない。
セカンダリはプラズマ機雷、設置型で炸裂に時間がかかるが高威力。
敵に直当てしても鈍く跳ねるだけで緊急用のグレネードランチャーになならない。
フル改造すると爆発武器としては最大の威力になる。
設置すると炸裂するまでプライマリもセカンダリも使えなくなるので注意。
DS3ではヘビィフレーム(持ち手)とテスラコア(エンジン)で作成できる。
別途でプラズマカッターの回転モジュールをLowerに装着させることで切断方向の回転ができるようになる。
弾の全武器共通化を伴い利便性が良くなった。
が、以前のものより威力と連射力が低下しているので強化せずに使うのは無謀である。
本物のプラズマカッター
現実のプラズマカッターはプラズマトーチという金属を切断するために作られたされた電気切断トーチでプラズマ化した酸素か空気を金属に当てて使う。
一般的には小型で持ち運びが可能なサイズだが、大量の電気を消費するので電源がなければ使えない。
形状はペン型またはL型をしていて切断する部位に直接当てる必要がある(つまり射程距離8cmもない)
携帯型でかつ銃型のプラズマカッターには程遠い。
ピクシブ上では
プラズマカッターで検索した場合、『1』と『2』準拠の形状のイラストが見られるが、『1』を描いたイラストは形状がほとんど間違っている。
正しい形状は下かこの画像を参照
これが一番正しい形状(回転モジュールが付いている)
左、形状が間違っている 右、これも形状が間違っている
類似武器?
ゲシュペンスト - プラズマカッターという名のビームサーベルを装備している
ゴジラ・アース - 尻尾を振って超巨大プラズマカッターを発射する能力を持つ
アイザック(グラブル) - プラズマジグソーという形状が似たような武器を扱う。