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R5-D4

5

あーるふぁいぶでぃーふぉー

R5-D4とは白と赤のストライプに塗装されたアストロメク・ドロイドである。

R5-D4とは白と赤のストライプに塗装されたアストロメク・ドロイドである。

劇中では、売りに出された際にルークやオーウェンが呼んだ「赤いやつ/赤いの」(The Red One)の呼び名で知られている。

登場は一瞬ながら、こいつがいなかったらいろんな意味でSTARWARSというお話が終わってたというある意味重要キャラクターであり、それゆえ界隈で色々ネタにされている。

経歴

名作ドロイド後継機種の悲哀

宇宙航行技術はRシリーズのアストロメク・ドロイドが搭載されるようになったことで飛躍的な発達を遂げた。これまでは技術者たちが航法データのダウンロードに専念する間、船を効率的に操縦するには少なくとも2人のパイロットの要求を一致させる必要があったが、ドロイドの思考技術の発達と小型化によって、生きたパイロット以上に効果的かつ信頼性の高い操縦が可能になったのだ。この大きな偉業はいくつかの航法データの組み合わせを記憶することのできる超小型演算モジュールの開発によってもたらされ、非軍事的企業だったインダストリアル・オートマトン社に、過去最大の栄誉を与えることになった。これらのテクノロジーは工場や大規模輸送の支援分野で既に展開されていたものだが、同社は特に宇宙艦船の航法操作や修理補助に適したドロイドを設計していたのである。

R5シリーズは発売当初に一時的なブームを巻き起こしたが、長い使用実績を誇り、信頼性、耐久性の面でも評価の高いR2シリーズの人気を追い抜くことはできなかった。やがてR5ユニットは徐々に市場から姿を消していく。

青いドロイド」と「赤いの」

R5-D4と名付けられた赤い小型アストロメク・ドロイドがこのシリーズで最後に製造された製品である。悪評を払拭させる決意をしたR5-D4は主人を満足させるため、サーボモーターの限界に達するまで一所懸命に働いたが、その自発性の甲斐もなく、生まれ持ったプログラムとハードウェアの能力を超えることはできなかった。その後もR5-D4は幾度となく主人を変え、ようやくアウター・リムのある富豪の下へと落ち着いた。しかし、R2シリーズなどの人気機種に嫉妬していたR5-D4は、落胆して意地が悪くなっており、宇宙船に搭載されても望み通りの性能を出すことができなかった。結局、彼にはタトゥイーンでジャワに拾われるという無残な運命が待っていたのである。

R5-D4にとってもジャワは不愉快な存在だった。前の主人に酷使されたため忍耐力には自信があったが、ジャワに突つかれることだけには我慢できず、かといって反撃しようにもすぐに妨害されてしまうのだ。友達となったパワー・ドロイドのEG-6は、おとなしくしていれば新しい主人のところに売られることになるだろうと言う。そして、新しい主人がジャワよりもましな相手であることは明らかだった。

サンドクローラー内のドロイド・プールに、新たに2体のドロイドが加わってきたのはその数日後のことである。この2体は非常に高価で整備も行き届いており、とても捨てられて砂漠を放浪していたとは思えなかった。彼が最初に出会ったのは多機能型R2ユニットであり、R5-D4は人気のあるR2シリーズに深い嫉妬を抱いていたが、同時に好奇心も持っていた。彼はこのR2に近づくようになり、意外と信頼できそうだということに気付く。R2-D2と名乗るこの勇敢なドロイドは、過去の冒険や帝国軍から逃れてきたことを簡単に説明してくれたが、ジェダイを探していることやデス・スターの設計図のことには触れないでいた。

R5-D4はR2-D2やEG-6と共に楽しい時間を過ごしていた。次に現れたC-3POというプロトコル・ドロイドはR2-D2の友人だったらしく、頑固なR2もこの金色のドロイドにだけは重要な任務のことを語っていた。R5はこの2体のドロイドが本当に反乱同盟軍のものなら、自分にも何かできるかもしれないと考えるようになる。そして、彼のチャンスはほどなくして到来したのだった。

ラーズ家に売りに出されたR5-D4とR2-D2。ジャワたちがアンカーヘッドにある水分農場の近くに開いた露店で、オーウェン・ラーズが購入したドロイドはC-3POとR5-D4だった。このときR5-D4は新しい主人に期待を抱いていたが、発信音を出して叫ぶR2-D2を見たとき、彼の持つ重要な使命を思い出した。結局、彼はR2に使命を達成させるために自分の起動装置を吹き飛ばし、敢えてジャワのところに残る道を選んだのである。

  • 正史の時系列におけるここら辺の詳しい経緯は短編集「ある視点の物語」に収録されているその名も「赤いやつ」(The Red One)という短編で描かれているが、残念ながら「ある視点の物語」は2022年1月現在未邦訳である。

「赤いの」のその後

その後、R5-D4はメイスミリアン・ウィンドゥアーテと名乗るスクイブの商人によって盗み出され、結果的にストームトルーパーによるサンドクローラーへの襲撃を逃れることができた。残されたジャワたちは皆殺しにされ、同時に多くのドロイドが破壊されてしまったのである。そして、その後もR5-D4は幾度となく主人を変え、ついには反乱軍の歴史家でありスパイでもあるヴォレン・ナールへと売却された。ナールはこの酷使されていたドロイドを修理し、情報収集ソフトウェア・パッケージを組み込んだ。これによって長年におよぶ自虐心と嫉妬が取り払われ、R5-D4は目的を手にしたのである。

R5-D4はモス・アイズリーの庁舎で情報収集ソースとして働くようになった。彼は何年にもわたってこの仕事を続け、その間反乱軍に重要な価値ある情報を提供していたのである。

後にユージャン・ヴォング大戦の時代になると、R5-D4に関する奇妙な噂が広まった。その中で彼はスキッピーと呼ばれており、ジェダイの資質を持つドロイドだというのだ。当然、これは事実に程遠い話だが、R5-D4とフォースとの関係に疑問を持つ人々は後を絶たなかった。

しかし、これらの設定はルーカスフィルムのディズニーによる買収の中でいわゆるレジェンズ(非正史)に分類されることになり、再びR5-D4の消息は不明となった...

と思われていた。

2019年に公開されたドラマ「マンダロリアン」 にてまさかの再登場。

タトゥイーンのモス・アイズリー宇宙港にある宇宙船係留用格納庫を経営している女性エンジニアペリ・モットーの下で働いていることが描写されている。

R5がいかなる手段を用いてジャワの手から逃れ、そして帝国軍の襲撃を生き残ったかは未だ語られていないが、吹っ飛ばした起動装置の焦げ跡はしっかりと残ってるのであの「赤いの」本人であることは間違い無い。

関連タグ

STARWARS ドロイド

ここから先「マンダロリアン」sesaon3ネタバレ注意

IG-11復元のため、IGシリーズのプロセッサーを求めペリ・モットーのもとを訪れたディン・ジャリングローグー

帝国の攻撃で荒廃した惑星マンダロアを探査する際のアシスタントとしてIG-11を復活させたいというディンだったが、ペリやジャワのもとにもIGシリーズのプロセッサーはなかった。

そんな中、ペリがディンにこう提案した。

「ドロイドが欲しければ、こいつはどうだい?」

こうしてR5は、ディン、グローグーと一緒に惑星マンダロアに向かうことになった。

なお、この際ペリからR5は元反乱同盟所属だったことが明かされ、その後のエピソードでも新共和国パイロット(もちろん元反乱同盟メンバー)であるカーソン・テヴァとも知り合いであることが判明している。

なお、そのつながりでテヴァにマンダロリアン一派の隠れ家の場所を教えるなど、こっそりと活動していた。

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