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概要編集

SF映画STARWARSシリーズ諸作品に登場する傭兵賞金稼ぎ殺し屋の女性。

登場はスピンオフ作品のみ(2023年1月現在)だが、スタイリッシュなアクションや人気キャラであるボバ・フェットとの関係性から、人気を集めているキャラクターである。

初登場はドラマ「マンダロリアン」。その後もアニメ「バッド・バッチ」やドラマ「ボバ・フェット」で登場する。


キャラクター編集

元々は賞金稼ぎとして活動していたがのちに傭兵稼業、そして殺し屋稼業も始めた、早い話がスターウォーズ世界の複数の犯罪シンジケートからの仕事を請け負う仕事人である

少なくともクローン戦争終結直後には「新進気鋭の賞金稼ぎながら抜け目のない恐るべき女」として名を馳せており、それから四半世紀が経過した「マンダロリアン」の時代でも「腕利きの傭兵」「彼女を捕らえに行くのは命を捨てるようなものだ」とされており、ギルドの中でも熟練の賞金稼ぎだったマンドーでさえ苦戦する相手だった。

その評判に違わず、射撃能力体術、暗殺スキルのどれをとっても一流であり、頭も切れる。また、当時としては珍しく、賞金稼ぎギルド(賞金稼ぎに仕事を斡旋する代わりにみかじめ料を要求する組合)に属しておらず、直接クライアントから仕事をもらう数少ない賞金稼ぎだったが、それでも仕事に困らなかったあたり、彼女の技量の高さが窺えるだろう。

一方で雇われ稼業に思うところもあるらしく、ボバと出会った際に明かされた「自分たちで組織を作り、自分たちの力で裏社会を生き抜く」というビジョンに共感し、彼の最初の仲間となった。また、一度は敵対したマンドーと色々あって共闘する際には抜群のコンビネーションを見せるなど過去のしがらみは気にしないさっぱりとした性格である一方で、ボバに命を救われた恩は忘れなかったり配下のギャングたちの窮地には駆けつけたりと案外義理堅い一面もある。


来歴編集

帝国建国直後、惑星カミーノのクローン技術者であるナラ=セ博士に雇われ、重要なクローンを連れ戻す任務に従事。その中で、カミーノの首相ラマ=スーの雇った当時銀河最強の賞金稼ぎキャド・ベインと対峙し、彼と対等に渡り合っている。

その28年後には雇い主だった犯罪組織の重役が相次いで新共和国に検挙されたのを受け砂漠の惑星タトゥイーンに潜伏していたが、彼女の捕縛で一旗上げようと息巻く新人賞金稼ぎトロ・カリカンと彼に協力することになったマンドーの襲撃を受け捕縛されてしまう。マンドーが連行用の乗り物を確保しに行った隙にカリカンに取引を持ちかけマンドーを裏切るよう唆したが、そのことが裏目に出て裏切られないようカリカンに腹部を撃たれ瀕死の重傷を負ってしまう。その後、マンドーが戻ってきた頃には意識がなく、もう助からないとして彼には置いて行かれてしまった。(マンドーとしては、「死体では価値がない」とのことで彼女の命を奪うことは念頭になかった)


だがその後、マンドーたちとの銃撃戦による騒ぎを聞きつけ現場に立ち寄ったボバ・フェットに発見された。ボバは、死を待つのみの状態で砂漠に横たわるフェネックにかつて砂漠に打ち捨てられ死を待つのみだった彼自身に重ね、彼女を収容。瀕死の彼女は近場の改造医の下に担ぎ込まれ、失った部位のサイバネティクス手術が行われ、一命を取り留める。

意識を取り戻した後は、ボバに命を救われた恩から彼の愛機奪還に助力。本人としては「これで貸し借りなし」のつもりだったようだが、共に行動していくうちにボバに愛着が出たようで、以降彼と共に行動し、相棒兼副官として活動するようになる。

ボバが本格的に犯罪シンジケート設立に動き出した後は彼の腹心として常にそばに居続け、最終決戦では敵の幹部の潜伏場所に単身忍び込み、敵幹部を一人で全員始末した


関連人物編集

ボバ・フェット編集

命を救った恩人であり、現在の相棒かつ主君。共に行動するようになってからは「ボス」と呼んでいる。

一方で、主君ではあるが結構はっきりした物言いもしており、主従というよりは二人きりで行動していた頃からの対等な関係が続いている。

pixivでは二人が恋愛関係にあるのでは?とする二次創作も見られる。(公式には特に恋愛描写はないことに注意)


マンダロリアン編集

一度は敵対した賞金稼ぎだが、マンドー自身は彼女の命を奪うつもりはなかったこともあってか、それほど彼に対しては悪感情は抱いていない。逆に共闘する際には互いに背中を預けるほどの抜群のコンビネーションを披露している。


余談編集

  • 実写版における演者はミン=ナ・ウェン。1994年版映画「ストリートファイター」の春麗役や映画「ムーラン」の主人公・ムーランの声優として知られる名優である一方で、大のスターウォーズファンとしても知られる。そのため、「マンダロリアン」「ボバ・フェット」の撮影現場では大興奮しており、ボバ役のテムエラ・モリソンからオタクの顔が出ているぞ」と嗜められたことも何度かあったそう。
  • ウェン氏は同じディズニー傘下の作品である「エージェント・オブ・シールド」で主要人物の一人メリンダ・メイを長らく演じていたのだが冷静沈着で戦闘能力が高いという共通点や同作がシリーズ継続中だったこともありメイの姿がチラつく視聴者がいたとか。
  • あくまで劇中の時間経過からの推測であるが、彼女が「駆け出しの賞金稼ぎ」として活躍していたのを20歳前後と仮定すると、「マンダロリアン」での彼女はアラフィフ(48歳)である
    • 無論、駆け出しだから20歳前後と決めつけることはできないが、「バッド・バッチ」ではオメガ(13歳くらい)よりか歳上として描かれていたので、少なくとも10代後半ではあった可能性が高い。その場合でも「マンダロリアン」作中では40代半ばということになり、その年齢であの身のこなしができるというのは相当のものである。
    • ちなみにボバはオメガと同じくらいの年齢なので、時折見られるボバとフェネックのカップリングではフェネックの方が姐さん女房ということになる

関連タグ編集

STARWARS ボバ・フェット 賞金稼ぎ アサシン

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