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キャド・ベイン

きゃどべいん

キャド・ベインとは、映画『STAR WARS』のスピンオフ作品『クローンウォーズ』のTVシリーズに登場する人物。
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概要編集

惑星デュロ出身のエイリアン種族デュロスの賞金稼ぎ

賞金稼ぎの中でもトップクラスの実力を持ち、有力な商売敵であるジャンゴ・フェットのジオノーシスの戦いでの戦死後頭角を現す。

クローン戦争中は主に分離主義勢力の依頼を受けて活動する。

必要とあればオーラ・シングなど他の悪名高い賞金稼ぎとチームを組む事も。


クローンウォーズTVシリーズのファーストシーズン22話に初登場。ハット族の依頼でオーラ・シングら他の賞金稼ぎたちと手を組み、犯罪王ズィロ・ザ・ハットを刑務所から解放した。

彼の顧客にはダース・シディアスも存在し、ジェダイ聖堂からホロクロン(ジェダイたちが使う記録装置)を盗み出すなど高い手腕も発揮する。エピソード1以前を描いたコミックではダース・モールに雇われ、パダワンを捕縛した犯罪組織を追う一幕もあった。


また、戦闘力自体はジェダイに及ばないが、知略と強力な装備を駆使し、並のジェダイ相手なら対等に渡り合うばかりか、上述したホロクロン窃盗事件の際には評議会を務めるジェダイ・マスター達やアナキン・スカイウォーカーの予測の裏をかき続け幾度も翻弄してみせた。

その際には複数のクローントルーパーから背後を取られ、ブラスターを突き付けられた状態からトルーパーを返り討ちにした上、装甲服を奪って「キャド・ベインを射殺したクローントルーパー」を演じ、戦闘機を奪って脱出するという離れ業も見せている。

また、早撃ちの名手でもあり、作中では対峙した相手と毎度早撃ち勝負をしているが、負けたことがないという名人中の名人。

特徴的なテンガロンハット風の帽子も相まって、スターウォーズの根幹をなす西部劇風の世界観における一流ガンマンと言えよう。そのスタイルも相まって、クローンウォーズが初出という比較的新参のキャラでありながら根強い人気を誇る。

因みにテンガロンハット風の帽子はトレードマークとして認知されているようで、コルサントの刑務所から逃亡した際には、追跡にあたったアソーカから「あんな帽子誰が被るの」と突っ込まれている。


クローン大戦終結後も賞金稼ぎとして活動を続けており、クローンウォーズの続編バッド・バッチではカミーノのラマ=スー首相からの依頼でジャンゴ・フェットの完璧な遺伝情報をもつクローンを取り戻すという任務を受け不良分隊の面々と対峙。

その際、不良分隊では1番の早撃ちの名手であるハンターに早撃ちで勝利している。

だが、"獲物"の引き渡し場所でルーキーの賞金稼ぎフェネック・シャンドに襲われ、戦闘に突入。フェネックの若さにものを言わせた強引な戦法に翻弄され、最終的に"獲物"には逃げられてしまうという彼らしからぬ黒星をつけられてしまう。

すでに自身の老いや時代の変化に付いていけなくなったとも見れる実力の劣化の影が見え隠れしていたのかもしれない。


トド360編集

クローンウォーズバッド・バッチでベインの相棒を務めている小型のテクノ・ドロイド。

主に戦闘のアシストや人質の見張りといった補助を担当している。

足裏にスラスターを装備しており、浮遊することが可能。

言語版の訛りを反映するためか、日本語吹き替え版での一人称は「アチキ」、語尾に「っす」「やんす」とつける。

ベインの相棒らしからぬ軽い性格。

バッド・バッチでは捕まえたオメガに言いくるめられて破損した足の修理を任せた挙句、呆気なくショートさせられるというポカをやらかす場面も。

ベインのことは「ベインの旦那」と呼び慕っているが、おっちょこちょいな性格から爆弾にされて自爆させられる破損した足の修理を放ったらかしにされるなど、扱いは雑。






















----ここから先、「ボバ・フェット」終盤ネタバレ注意----


キャド・ベイン

「タトゥイーンはシンジケートの縄張りだ」


ついに実写版に登場。演者はドリアン・キンギ

第6話終盤に「フリータウン」と改名した鉱山の町"モス・ペルゴ"に、パイク・シンジケートの使者として単身で来訪。町の市長兼保安官であるコブ・ヴァンスに対してシンジケートのスパイス(違法薬物)取引を邪魔しないよう警告した。しかし、スパイスを嫌悪し町の近くで行われていたスパイス取引を妨害したことがあるヴァンスが警告を受けるはずもなく、交渉は決裂。自身も熟練した早撃ちの名手であるヴァンスはベインと早撃ち勝負を仕掛けるが、ベインはあっさりと勝利し、ヴァンスに瀕死の重傷を負わせた。

その後、ボバとパイクの全面戦争がモス・エスパで始まると、ついにボバの前に姿を現し彼に警告をしつつも挑発。ボバが世話になったタスケン・レイダーの部族を虐殺したのが実はパイクたちであることを明かし彼の怒りを誘うも、ボバがなんとか自制すると「年食って丸くなったな」と捨て台詞を吐いて一度は撤退した。












----ここから先、最終話終盤ネタバレ注意----


ボバとパイク・シンジケートの戦闘が始まると再びボバの前に現れ彼と一騎討ちを始める。いくら強靭なベスカー製のアーマーに守られているとはいえ、早撃ち勝負ではボバはベインに勝てず、改造ブラスターで何度も銃撃を喰らった衝撃で、一度はマスクすら剥ぎ取られ、殺される一歩手前まで追い詰められた。

ベインの方も勝利を確信したのか、「最後のレッスンだ。自分の身は自分で守りな。それができねえやつは弱いやつだ。」などと悠長に言って引き金を搾ろうとしていた。

だがその隙を突かれ、ボバがタスケン・レイダーから伝授されたガフィ・スタッフというタスケン独自の鈍器でベインを打ち倒し立場が逆転。組み伏せられたベインは、タトゥイーンの支配者として再出発を試みるボバに対し、「やっぱりお前は殺し屋だ」と呪詛の言葉を吐きつつ、激情に駆られたボバにスタッフの切っ先で胸を貫かれて絶命した。

ボバに「年食って丸くなったな」「自分の身は自分で守りな」と吐き捨てた彼が油断して死亡するという何とも皮肉な結末となった。


ちなみにクローンウォーズやバッドバッチでアソーカやフェネック相手に得意ではない格闘戦を受けて立ったり相手の接近を許して何度も窮地に陥っている。

その癖がずっと変わらなかった結果、経験に奢って嘗ての若輩に敗北したという形となってしまったとも言える。(特にアソーカは二刀流習得前の時点で負けているため、格闘戦についてはかなり弱い部類に入る)

最終的にだが自分の身を自分で守れなかった彼は自身が軽蔑していた弱いやつに他ならなかったのも皮肉と言えよう。


関連タグ編集

STARWARS クローンウォーズ バッド・バッチ ボバ・フェット

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