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クローントルーパー

くろーんとるーぱー

『スター・ウォーズ』シリーズのキャラクター。新三部作に登場する銀河共和国軍の戦闘部隊で、ジェダイ達と共に分離主義勢力率いるドロイド軍団と戦い抜いた。
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STARWARS(スター・ウォーズ)』シリーズに登場する、旧共和国(後に銀河帝国)軍に所属する兵士たち。惑星カミーノの施設で生まれたクローンである。ヨーダオビ=ワン・ケノービジェダイの指揮下で独立星系連合との戦いに従事し、旧共和国側の主戦力として通商連合率いるバトルドロイド軍等を相手に宇宙の各所で戦闘を繰り広げた。戦争中期からは元シス卿ダース・モールが、ダース・シディアス抹殺のためにシャドウ・コレクティヴと呼ばれる組織を立ち上げて第三勢力として台頭し、共和国と独立星系連合の両者を相手に武力介入を行った。
この戦役は彼らの名前をとってクローン大戦と呼ばれることになった。

概要

クローントルーパーは戦闘民族マンダロリアン出身で銀河系で有数の腕利きとされる賞金稼ぎジャンゴ・フェットの遺伝子を元にして「製造」されており、決められたプログラムに従って動くことしかできないバトルドロイドと比べて高い応用性を持つとされている。
また、遺伝子操作により通常の人間と比べると2倍の速さで成長するため誕生から10年程度の短期間で実戦投入が可能となるという大きな利点がある。しかし、これは一方で老化による消耗が早いという弱点にも繋がっている。

能力

生命を人工的に生み出し戦争の道具にするという、倫理的に逸脱した発想で生み出されたクローントルーパーだが、その戦闘力は苛烈そのものである。
クローントルーパーは生まれたときから一流の兵士となるべく教育プログラムを施されているため、優れた戦闘技術と死を恐れない獰猛な戦意を備えた理想的な兵士となったのである。クローン故に身体能力面で個体差が生じにくいため、安定した戦闘力を維持できるという強みもあった。これにジェダイの特殊能力と優れた戦術指南が合わさることで、数で勝るドロイド軍団に対しクローントルーパー達は互角以上の戦いを展開することが出来たのである。
クローン達は共和国に対する忠誠心も厚く、民主主義と社会秩序を守るという使命感を胸に秘めている。そのため、共和国が銀河帝国に再編されてからは退役後に帝国から離反したクローンも少なからず存在したことが確認されている。

個性と自我

約320万ユニットが製造されたクローントルーパーは全ての個体が同一の遺伝子を元にしたクローンであるため、非常に似通ったや体形をしている。独立心を弱めて忠誠心を高める遺伝子操作が加えられ、遺伝子に刻印された製造番号によって管理されているため、当初は全く個性が無いように考えられていた。
しかし、訓練や実戦での経験、そしてジェダイとの交流を通して一般の兵士においても、そのほとんどの個体が自我に芽生え、名前を持ち髪形を変えたり刺青を入れる、装備品に独自の装飾を施すなど自身の個性を主張するようになる。さらに、上官の命令に異を唱え、戦場でもジョークを飛ばす、自分たちを製造番号で呼ぶ者に対し嫌悪感を示すなど、人間と変わりない個性を発揮するようになった。これに関して、カミーノの技術者たちはジェダイとの交流が彼らの抑えられていた自我を開花したと考えている。実際、クローン大戦当時のジェダイ騎士団のグランド・マスターであるヨーダは部下のクローンたちに「顔は同じでもフォースにおいては大きく異なっている」と語るなど、ジェダイの中には自らクローンに人間としての名前を与えたり、フォースや自分達の教義に基づいた訓示を伝授する者も少なからず存在した。
指揮官クラスや特殊部隊など、戦場でのより高い判断力を求められる役職に充てられる個体の場合は最初から独立心を抑制する操作が緩められており、他の個体と異なる特別な訓練を受けていることから性格などに個体差が見られ、最初期から製造番号とは別に人間的な通称を与えられていた。
自我を持ったクローントルーパーの中には、一般兵として製造されながらも大戦中に武勲を挙げ、指揮官への昇進や特殊部隊への転属を認められる個体も存在した。しかし一方では、自分達の境遇を疑問視し脱走兵となったり、欺瞞に満ちた共和国を裏切り敵に内通する個体も現れている。そもそもクローントルーパーという存在自体が生命を軽んずる発想の元に生み出されている以上、無理からぬ話である。

装備

クローントルーパーは後のストームトルーパーに受け継がれる全身甲冑のごとき白いアーマーに身を包み、ロングライフルのようなブラスターを装備している。
このアーマーはジャンゴ・フェットが属するマンダロリアンの伝統的な装甲服を参考に設計されており、T字型のバイザーにその名残が見られる。ただしこのアーマーは人間とは体形が大きく異なるカミーノアンによって設計された物であるため可動性などに問題点が多く、クローン大戦時には共和国の技術者によって人間工学に基づく改良を施した新たなアーマーの開発が進められていた。
アーマーはクローン達の嗜好や階級に合わせてカスタマイズされたり、部隊ごとに個別の塗装を施されたりとバリエーションに富んでいる。
余談だが、後のストームトルーパー達のアーマーはクローンの時代に比べ質が落ちているらしく、アニメ「反乱者たち」にて反乱同盟に属するクローン兵が潜入任務のためにストームトルーパーのアーマーを着た際に性能や着心地の悪さをぼやく一幕があった。

成立とその目的

映画エピソード2から遡る事10年前、惑星ナブーが通商連合により封鎖された事件の際にそれまで滅びていたと思われていたシスの存続が判明した事を知ったジェダイ・マスター・サイフォ=ディアスは共和国が全面戦争に備えた兵力を保持する必要があると考え、大規模なクローン製造施設のある惑星カミーノにクローンの兵士を極秘裏に発注した。
だが、ジェダイ評議会との関係が良好では無かったサイフォ=ディアスはこの事を報告しておらず、直後に外交任務の途中で謎の死を遂げたためにクローントルーパーは共和国にその存在を知られないまま製造が続けられており、ジャンゴ・フェットが語る所によると「ティラナス」と名乗る人物が遺伝子提供者の選別を行ったという。

しかし、実際にはシスの暗黒卿であるダース・ティラナスドゥークー伯爵)とダース・シディアスシーヴ・パルパティーン最高議長)がその背後で暗躍していたというのが真相であった。
シディアスは最高議長としての表の顔を使ってドゥークーのジェダイ時代の友人であるサイフォ=ディアスを唆し、クローンを発注させた(あるいはサイフォ=ディアスの名を騙って自分が発注した)後、ドゥークーのシスへの転向の意思を確かめる踏み絵もかねてドゥークーにサイフォ=ディアス殺害を命じ、クローンの製造計画を乗っ取ったのである。
その真の目的はジェダイを戦争で疲弊させ、殲滅せんとするダース・シディアスの作戦であり、最後の仕上げとしてジェダイを背後から抹殺するという命令「オーダー66」を実行させる事であった。クローンたちは「命令に従った」だけであり、その行動には「悪意」や「殺意」などジェダイが感知できるような「感情」を伴っていなかったことから多くのジェダイが不意の攻撃に対応できず、ケノービやヨーダらごく一部をのぞく大半のジェダイが為す術無く殺害されてしまった。
「クローンウォーズ」「反乱者たち」のアニメではこのオーダー66がプログラムされた行動抑制チップがクローン達の製造段階で脳内に埋め込まれ、パルパティーン最高議長の声による命令をトリガーとして作動するようにセットされていたことが明らかになっており、それが誤作動したトルーパーがジェダイを射殺する事件が起きた。このチップは表向きには「ジャンゴ・フェットの持っていた凶暴性を抑制するための物」とされていたが、事件を調査していたARCトルーパー・ファイブスは真相を知り、ジェダイに伝えようする。だが、クローンの製造に携わっていたカミーノアンとシスの妨害に遭い、結果暗殺され、全てが闇に葬られたかに思われた。

しかし、ファイブスの死の直前の言葉を耳にした彼の上官レックスは自身が指揮する第501大隊の一部クローン兵と共に独自に調査を進めた。それでも最終的にオーダー66そのものの阻止には至らず、約1万人いたジェダイの殆どが殺害された。レックスもオーダー66に従い彼のアドバイザーとして協力していた元ジェダイのアソーカ・タノの殺害を迫られるが、最後の理性を振り絞りアソーカにバイオ・チップの情報を伝えたことで彼女の手でバイオ・チップが取り除かれる。その後、レックスとアソーカは互いの命を守りながら第501大隊の部下達の殺害を避けつつ戦い続けたが、同じ船内にいたダース・モールが船を破壊し逃亡。レックスとアソーカは船の墜落から辛うじて脱出し、自分達が3年間命を預け合った千を超えるクローンたちの命を犠牲にすることで死を装いオーダー66を切り抜けた。これはレックスとアソーカにとって苦渋の決断であり、部下達が死んだ後、アソーカとレックスは死なせてしまった第501大隊全員をその場に埋葬しライトセーバーを供えて、墜落現場を去っていった。この墜落はダース・ベイダーアナキン・スカイウォーカーだった頃にクローン戦争の3年間を共に戦い、心を許していた数少ない元パダワンや部下達の大半を失ったことを意味した。数年後、墜落現場の調査に訪れたダース・ベイダーはこのライトセーバーを回収している。

一方でダース・ベイダーことアナキンはこの出来事の直前、パルパティーン最高議長がグリーヴァス将軍に拉致されたとの急報を受け、第501大隊の一部部隊を自身やオビ=ワンと共にコルサントへ帰還させ、クローン・コマンダー・アポーを指揮官として議長の奪還やコルサントの防衛に従事させていた。こちらの部隊はダース・ベイダーへと変貌したアナキンと共にジェダイ聖堂を襲撃して数多くのジェダイを殺害。帝国初期の時代にも引き続きダース・ベイダーの直属部隊としてジェダイの生き残りや帝国の成立に反発する反抗組織の鎮圧に当たり、「ベイダーの拳」の異名で恐れられる事になる。

上記の行動抑制チップの設定が公表される以前に制作されたレジェンズ(非正史)作品では、オーダー66発令時に極一部のトルーパーが当人の意思でこれを拒否し、ジェダイの逃走を助けたことになっている。

後身

後に銀河帝国軍の主力となるストームトルーパーは、クローントルーパーの後継とされ、映画エピソード3やアニメ「クローン大戦」「クローンウォーズ」ではクローントルーパーの兵装が後のストームトルーパーに近い物へと移り変わっていく様子が描かれている。
しかし、一方で「クローン・ウォーズ」では良質なクローンの製造・訓練を維持するための費用が共和国の財政を圧迫している事が語られており、その影響や老化が早い点なども踏まえ、戦争終結と同時にクローンの製造は中止された。ストームトルーパーへの移行後は一般人からの徴兵や志願兵を多く採用し、クローン達は段階的に退役していった。退役したクローン達は帝国に残りつつも一線を離れ教官や事務の仕事をする者もいれば、帝国を離れ家族を持ち、第2の人生を送るものもいた。しかし、いずれにせよ多くのクローンがオーダー66で自分達が戦友として認識していたジェダイを自ら抹殺した悪夢を忘れることができず、後悔の念を抱いて生きていくことになる。

エピソード4の約5年前以降を描いたアニメ「反乱者たち」では、320万人いたクローン兵たちはこの時代には既に全て退役・解散となり、各々が銀河各地で余生を過ごしているという認識が帝国内における定説となっている事が語られている。しかし、一方で実際には数えるほどにごく少数のクローンが帝国軍内で活動し続けていた事も確認されている。一例として、ダース・ベイダーはクローン大戦時にまだ実戦投入段階にない「子供」だった個体や、クローン製造が打ち切られる直前に新造された個体によるクローントルーパーの「最終世代」を集め、自身や尋問官達の配下としてオーダー66を生き延びたジェダイの抹殺を専門とする暗殺部隊「パージ・トルーパー」を組織してジェダイ狩りの補佐に当たらせた。また、クローン大戦に参戦したクローンの生き残りの中にはストームトルーパーやその指導教官として軍務を続ける道を選んだ者や、シーヴ・パルパティーン皇帝や帝国の最重要拠点を護衛する親衛隊「ロイヤルガード」の隊長として彼らを指揮していた個体も確認されている。とはいえ、一般市民だけでなく帝国軍将校の間ですら「クローンがすべて退役した」という認識が一般化されていた通り、軍内でもその姿を見かけることは稀であり、偶然にも見かけた際には驚愕する者さえいた。

クローン軍時代の指令系統や部隊などの多くはそのまま帝国にも引き継がれており、クローンたちが独自に作り上げた規律までもが帝国でも継承されていたほどである。また、クローン戦争を生き残ったクローン兵たちは帝国のストーム・トルーパーや一部の将校たちから英雄視されており、わずかに帝国で活動していた彼らと任務を共にすることを栄誉あることだと考えるストーム兵達が作中で描写されることもあった。

一方で、上述した通り帝国樹立後に退役したクローンの中には、その後帝国の方針に疑問を抱いて反抗組織に参加し、反乱同盟軍の結成やその後の銀河帝国の打倒に寄与した人物も存在している。
また、帝国に対し反旗を翻し、反乱同盟軍の結成に携わったり参加した人々の中にも、同盟軍の中心的な指導者を務めたモン・モスマやベイル・オーガナを筆頭に、チャム・シンドゥーラ率いるライロス解放運動の主要メンバー達や、同盟軍結成後には距離を置き、過激派組織パルチザンを独自に指揮していたソウ・ゲレラのように、クローン大戦時に共和国側として参戦しクローン・トルーパーと共闘したり彼らに命を救われた経験を持つ者も多く存在している。そのため反乱同盟軍側でもクローントルーパーについては分離主義の侵略から故郷や人々を救った存在として英雄視し、ストーム・トルーパーとは別物として敬意を払う者が多い。

関連項目

STARWARS クローンウォーズ
ジャンゴ・フェット ボバ・フェット クローン
銀河共和国(STARWARS)

オーダー66 ストームトルーパー


クローンヤクザ

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