概要
第7空挺団および空挺団直属の第212突撃大隊を率いる指揮官であり、同大隊を率いるジェダイマスター、オビ=ワン・ケノービの副官でもある。大隊のシンボルカラーであるオレンジの差し色の入った装甲服が特徴で、指揮官を示す特別なバイザーがあるので一眼で一般兵と識別できる。
階級はマーシャル・コマンダー(現実世界で言うところの少将、中将相当)であり、階級としてはクローントルーパーが到達できる最高階級である。
劇中での活躍
初出は映画「シスの復讐」。その前日譚であるTVアニメ「クローンウォーズ」にも多数出演している。
劇中では一貫してオビ=ワン配下のクローントルーパー部隊の指揮官として描かれている。上司であるオビ=ワンとは深い絆で結ばれており、互いの窮地には駆けつけたり軽口を言い合ったりと501大隊のレックスとアナキンに負けないほどの信頼関係を構築していた。
アナキン配下のレックスとも何度も共同戦線を張っていたためか仲が良く、互いにタメ口で話す仲である。なお、レックスはキャプテン(少佐、中佐相当)なので、コーディの方が明かに格上であり、本来ならば縦社会の軍では許されないことだが、コーディは特に気にしてない様子。意外なことにコーディはジオノーシスの戦いには参戦していないのに対し、レックスは最初に「生産」された第一世代かつジオノーシスの戦いに参加していたことから軍歴での先輩として敬っていたのかもしれない。
また熟練の兵士でもあり、自ら先頭を切って敵陣に殴り込み徒手空拳でバトルドロイドを殴り倒していくことも。しかも彼の大立ち回りの直前によくわからないままぶん殴った結果激痛に叫んでいるうちに撃ち殺されたトルーパーがいたため、より一層コーディのチートっぷりがわかるだろう。レックスと二人で新兵のみの部隊を率いてドロイドの部隊を壊滅させたことも。
また「不良分隊」のメンバーと何度か任務をともにしたことがあり、彼らからも信頼されている。
だがクローン戦争終盤、グリーヴァス将軍を追いかけ惑星ウータパウにてオーダー66の発令を受け、脳内の制御チップに従い長く苦楽をともにしてきたオビ=ワンを砲撃、そのまま銀河帝国の傘下となった。
なお、「シスの復讐」小説版では直前にオビ=ワンにライトセーバーを渡したことを「撃つことがわかっていたら渡さなかったのにな」と後悔するような台詞があり、そのことをネタにされることがあるがその後の設定の変化などでこの設定はカノン時系列には反映されていないので注意。
クローン戦争終結後のコーディ
2021年現在、正史(カノン)作品においては帝国時代の消息は不明。クローン戦争最終盤でグリーヴァスが潜伏していたウータパウを攻略した第212突撃大隊は「クローン戦争を終わらせた部隊」として英雄視されているそうなので、多分コーディも英雄として扱われていると考えられる。なお、レジェンズ送りになったゲーム「Force Unleashed」では作中の小ネタとして、ストームトルーパーの指導教官となり、教え子たちの練度の低さを嘆く彼の手記を見ることができる。
なお、ドラマ「オビ=ワン・ケノービ」の初期案では隠遁中のオビ=ワンの相棒としてコーディが再登板するという構想があったことが製作陣から明かされた。結局その案は没になってしまったが、製作陣によると隠遁中のオビ=ワンとの関係は別れた夫婦的な感じを構想していたらしい。それはそれで見てみたかった。
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ここから先、バッド・バッチseason2のネタバレ注意
2023年1月に公開されたバッド・バッチseason2第2話「孤独なクローン」にて久しぶりの登場を果たす。元独立星系連合所属の惑星にて帝国が派遣した総督が現地の民衆に受け入れられず人質になったという事件に対し、元「不良分隊」所属で唯一帝国側に残っていたCT-9904”クロスヘア”とともに救出任務に向かう。
相変わらず指揮能力と戦闘力は衰え知らずだが、一方で帝国の支配体制への疑問を抱いており、「この新しい帝国は銀河を平和にできるのか」と自問しているなどかなり精神的に不安定になっている。
最終的に帝国の総督を監禁していた惑星の元総督と話し合いにより帝国の総督を解放させることに成功するも、解放された総督から話し合いを反故にする処刑命令を伝えられ動揺、クロスヘアが躊躇なく元総督を撃ち殺したことにショックを受けなんと帝国軍から脱走してしまった。