概要
連隊とは原則旅団ないし師団の下位におかれ大隊や中隊の上位に当たる。
原則として指揮官は大佐ないしそれに相当する階級の人間である。
戦争が封建領主の特権的行事から国民の職務となるに当たって最初に導入された単位が連隊であると言われており、兵士らは連隊の名の下に募集され、連隊の名の下に戦い、そして連隊の名の下に給与を受け取っていた。
戦争の組織化が進むにつれて上には旅団、軍団、下には大隊、中隊が発生し、戦闘単位としての連隊の役割は小さくなっていく。
しかしながら平時における募集、維持管理上の単位としては未だに連隊が現役である。戦闘を想定しない維持単位であるため、所属地域の需要に応じて大隊より小さい連隊や、旅団よりデカい連隊も結構合ったりする。
そんな中で陸上自衛隊は現代でも連隊を戦闘単位として扱っている稀有な軍隊である。
4~6個中隊、1500~1000名から成る連隊が、諸外国において大隊が担う戦術単位・指揮結節点としての役割に位置している。また普通科連隊(軽)の様に、ほぼ大隊と同規模ながら連隊と名乗る場合もある。
同様の編成にはフランス陸軍の例がある。