概要
陸上自衛隊にかつて存在していた普通科部隊の一つ。通称「西普連」(せいふれん)、または「WAiR」(ワイアー、ウェイヤー)。
その名の通り、九州および沖縄とその周辺を担当している西部方面隊の直轄部隊であり、離島奪還作戦を主要任務とする部隊として2002年に設立された。
他の部隊よりもレンジャー資格をもつ隊員が多いほか、レンジャー小隊と呼ばれるレンジャー資格者だけで構成された小隊が常設されていたとされる。今までは第1空挺団のようにレンジャー資格者の比率が高い部隊こそ存在していたが、レンジャー資格者だけで編成された常設の部隊は自衛隊に存在しなかった。
また西普連は離島奪還作戦が主な任務である都合上、アメリカ海兵隊とも頻繁に訓練を行っていたとされる。
そのせいか、特殊作戦群と同じような特殊部隊と勘違いされたこともあるが、実際は特殊部隊寄りの海兵隊みたいなものである。ただし、上記のレンジャー小隊と情報小隊の隊員には「特殊作戦隊員手当」が支給されていたとされるので、書類上はあながち間違ってない……のかもしれない。
再編
2018年、水陸機動団隷下の第1水陸機動連隊として再編された。
そちらについては次の記事を参照。
⇒ 水陸機動団