ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

特殊作戦群

とくしゅさくせんぐん

当項目では、日本国陸上自衛隊に設置された特殊部隊「特殊作戦群」について解説する。
目次 [非表示]

曖昧さ回避編集

  1. アメリカ陸軍特殊部隊のこと。詳細⇒グリーンベレーデルタフォース
  2. 日本国陸上自衛隊の特殊部隊のこと。本項にて解説。

もしかして:

  1. アメリカ特殊作戦軍(群ではなく軍)。アメリカ軍の陸軍、海軍、空軍、海兵隊の特殊作戦部隊を統合指揮している統合軍⇒SOCOM

部隊概説編集

平成16年に習志野駐屯地内に創設された通称“S部隊”、“S”、“SFGp”、“特戦群”、“特戦”とも呼称される陸上総隊直隷特殊部隊。

米陸軍のグリーンベレーデルタフォースを範として編成された特殊部隊であり、現時点でも高度な機密管理体制に置かれている。

陸自部内に置いてはS部隊などと呼称されている事が多い。


総戦力は推定で300人程度。かつては第1空挺団出身者を中心に構成されていたというが、現在では空挺団以外にもあらゆる職種の陸自隊員から入隊志願者を募集している。


構成部隊編集

  • 群本部
  • 本部管理中隊
  • 第1中隊
  • 第2中隊
  • 第3中隊
  • 第4中隊
  • 特殊作戦教育隊

英語版ウィキペディアによると、第1~第4中隊にはそれぞれ4個の小隊が設けられており、第1小隊は高高度降下低高度開傘(HALO)による空挺作戦、第2小隊は海上戦、第3小隊は山岳戦、第4小隊は市街戦を担当するとされるが、真実かは不明。


装備編集

前述した通りの高度な機密管理体制のおかげで、部隊の構成はおろか使用されている装備に関しても不明点は多い。しかしM4カービンEOTech 553 HWSなどの装備が報じられたり、後述のオーストラリア陸軍との合同訓練ではH&K社製HK416A5、レミントン社製M24A2の装備が確認されるなど、特殊部隊として一般的な装備は保有しているものと思われる。

複眼の鳶

また、近年では陸自にH&K社製HK417及びMP7、FN社製SCARなど様々な外国製火器が納品されているが、これらは調達向け部隊が不明なことから、同群に配備されたのではないか、という疑惑がある。ウィルソンコンバット社製ショットガンが配備されているともされる(レミントン社製M870ベースのカスタムと目される)。


2022年の演習「令和4年降下訓練始め」では、特戦群がUH-60JA多用途ヘリコプターからM134ミニガンを撃ったという目撃情報があり、写真も撮られている(参考画像)。しかしこれは特戦群を空中支援する第102飛行隊の装備品とも言われる。




その他装備としては市街戦用戦闘服なる戦闘服が存在していると言われており、機動隊の出動服に近い服装が隊旗授与の際に披露された。また、紫色のベレー帽が正式化されているという。式典などに隊員が出席する際は、バラクラバを身に着けて素顔が判別できないようにしている。


後述する「関連動画」などのメディア露出では、GPNVG-18四眼暗視ゴーグルや米国製FASTヘルメットの装備が確認されている。



訓練編集

訓練に於いては、人質を取った敵への発砲を想定して、味方隊員を的のすぐ脇に立たせた状態で、拳銃を移動しながら発砲するなど、自衛隊の一般部隊では考えられないような訓練を行っている。実弾訓練の回数も非常に多いらしく、年間の弾薬消費量は陸自1個師団に匹敵するとも。


また、基幹となる要員を定期的に米軍などに送っていたとみられ、訓練を実施したと思われる米国フォートブラッグの地元紙でも日本の軍人が空挺降下したことについての記載が見られたと言われる。その他にも自費で渡米し、アメリカのタクティカル・シューティング・インストラクターの指導を受けている隊員もいる。


ドイツ連邦軍特殊部隊KSK(特殊戦団)の設立の際には、人員を派遣していたとも言われる。



実戦編集

実戦には出動していないとみられる。しかし平成18年11月27日、自衛隊イラク復興支援群の編成を担任した22個部隊等に対して、陸上幕僚長から第2級賞状又は第3級賞状が授与されたが、特殊作戦群にも第2級賞状が授与され、イラクに於いて明確に活動していたことが明らかになった。


イラクで具体的に何をしていたのかは公表されてはいないものの、現地治安に関する情報収集や危険地域での警備及び要人警護、対テロの観点からの意見具申、一般隊員に対する教育訓練等の任務に従事したと思われる(例えば、ある駐屯地にラーメン屋の出前を装って侵入し、爆弾と想定した発煙筒を仕掛けるなど)。


最近だと2021年に起きたアフガニスタンでの政変、2023年に起きたスーダンでの戦闘にも、在外邦人救出に際して偵察や警護に派遣されたと報じられている。



関連動画編集

陸上自衛隊公式による特戦群の訓練映像。自衛隊や防衛省が自ら特戦群の動画や情報を公開するケースは少ない。

その他公式動画のリンク


オーストラリア国防省公式サイトで公開された、オーストラリア陸軍との合同訓練中の特戦群の写真(後に削除)。自衛隊や防衛省よりも、合同訓練の様子を諸外国が公開する形で姿が表に出されるケースの方が多い。


日米共同統合演習「キーン・ソード23」での特戦群。在日米空軍三沢飛行場の公式ウェブサイトにて公開されていた(当該ページは削除済)。



関連タグ編集

陸上自衛隊

陸上総隊 特殊部隊


関連部隊編集

  • 第1空挺団:同じ習志野駐屯地に所在するほか、特戦群の発足母体となったため、かつては空挺団出身者が多かった。
  • 第102飛行隊:特戦群の空中支援を担当する。
  • 冬季戦技教育隊:特戦群と頻繁に合同訓練を行っている。
  • 航空支援隊:空自の爆撃誘導部隊。特戦群と技術交流している。

創作関連編集

自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 伊丹耀司

自衛隊上がりのかーちゃんが怖い

ゴルゴタ


外部リンク編集

ウィキペディア:特殊作戦群

関連記事

親記事

陸上総隊 りくじょうそうたい

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 159758

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました