「俺たちがやらねば誰がやる」
(航空支援隊のモットー)
概要
航空支援隊とは、航空自衛隊の空地作戦部隊である。1985年、青森県三沢基地の第3航空団隷下に発足したが、現在は教導部隊全般を統括する航空戦術教導団が直轄し、福岡県築城基地に所在する。
主として、隊員が地上から空自戦闘機の飛行経路や爆弾投下のタイミングなどを指示する「爆撃誘導員」としての任務を担当するほか、陸上自衛隊及び海上自衛隊など味方部隊との協同作戦についての調査研究、陸自と海自も含めた他隊員への教育を行っている。
このため空自の中でも数少ない地上部隊の一つであり、場合によっては地上の陸自部隊に同行して最前線から爆撃誘導を行う。
かなり特殊性のある部隊故か、所属隊員数がわずか9名だった時期があったり(参照1)、基地警備専門の教育部隊である基地警備教導隊となぜか共同訓練したり(参照2)、さらには陸自特殊部隊の特殊作戦群と技術交流していたり、他にも米国製FASTヘルメットなど空自どころか自衛隊全体から見ても珍しい装備を持っていたり……と、他の部隊と比べて奇妙な点も多い。
※陸自特殊作戦群との技術交流については、e-Gov文書管理の行政文書ファイル管理簿の検索のページにて「航空支援隊 特殊作戦群」と検索すると『特殊作戦群と航空支援隊との技術交流に関する協定』なる行政文書がヒットする。
関連動画
日米豪共同訓練「コープ・ノース20」の様子。本動画に登場する自衛隊員は航空支援隊の隊員ではないかと言われる(サムネの左二人が該当)。