個人装具とは、身に付けるタイプの戦闘用装備のこと。
装具や個人装備とも呼ばれ
・弾薬や道具を効率的に携帯/使用するためのポーチやそのプラットフォーム
・弾丸や榴弾の破片などから身を守る防具
・他様々に戦闘を支援するもの
などが存在する。
銃や道具は該当せず、また戦闘服や迷彩服などの被服も該当しない模様。
軍服を着用しないPMCや二次元キャラ、さらには水着少女が銃と共に着用しているイラストにも付けられている。
該当するアイテム
・ヘルメット - 衝撃や砲弾の破片から頭部を保護する。顔面保護用のガードや装備取り付け用のプラットフォーム、面ファスナー(マジックテープ)を追加したものも存在する。
・ピストルベルト(弾帯)とサスペンダー - 腰回りに携行品を配置する際のプラットフォーム。
・ボディーアーマー、バリスティックベスト、防弾チョッキ(防弾衣) - ケブラーなどを用いた耐弾繊維を内部に入れ、胴体を保護する。首周りや腕、太腿、股間まで防護するものもある。内側に着込む場合もある。防弾能力は製品によって異なる。
・プレートキャリア - ポーチを縫い付けたベスト。主に弾胴体の前面背面、脇腹を保護する防弾プレートを挿入する。防弾性の代わり重量があり通気性も悪い。
・タクティカルベスト - ポーチを縫いつけたベスト。ポーチの配置を変更できるものやボディアーマーとしての機能を持つものもある。
・チェストリグ - 胸から腹回りにポーチがくるように縫いつけたハーネス。プレートキャリアより軽量で身軽に動け通気性も良いが防弾性はない。巨乳との相性が良い。
・マガジンポーチ(弾嚢)等のポーチ類 - 予備弾や携行品を入れる。ベルトやプラットフォーム上に配置できる。
・ホルスター - 拳銃の安全に携行でき、すぐに使用できるようにする。
・ランヤードケーブル(吊りひも) - 拳銃等が脱落した際に紛失を防ぐ。ヘリ等から落下を防ぐセーフティランヤード(安全帯)という物もある。
・バックパック(背嚢、雑嚢) - 予備弾や食料、衣類、寝具、折畳式担架などの様々な携行品を入れたり外側に括り付けたりして持ち運ぶ。
・ベイルアウトバッグ - ゴーバッグ等とも呼ばれるショルダーバッグやワンショルダーバックパックで、必要最低限の弾薬や医療品等を詰めておき、車両を捨てる等の緊急時にはこのバッグを持って移動する。防護プレートを入れることで簡易プレートキャリアとして使えるものもある。
・ニーパッドとエルボーパッド - 伏せ撃ちやしゃがみ撃ちの際に地面の状況に左右されないようサポートする。ニーパットにはすねまでガードするものもある。
・ゴーグルやシューティンググラス - 砂塵や空薬莢、火薬カス、光、爆弾の破片などから目を守る。
・ブーニーハットやキャップ - 雨や日差し等を遮るだけでなく射撃後の熱い空薬莢による火傷も防ぐ。人体のラインを隠して隠匿性を上げる効果も。パッチを取り付けることが出来、IFFやマーカー用のリフレクタや小型のビーコンライトを取り付けることが出来るものもある。
・ヘッドセット - 無線と接続したヘッドホンとマイク。両手が塞がらず通信が可能。
・イヤマフ - 爆音から耳を守るもの。小さな耳栓からヘッドフォンのような大型のものまでさまざま。電子式の遮音機能を持つものには周囲の音を増幅して伝える機能を持ちながら爆音を遮断する機能を持つもの。部隊や状況・予算によっては前述のヘッドセットではなくこちらの場合もある。
・暗視装置(ナイトビジョン) - 夜間の視界確保。現在はヘルメットマウントに取り付けられる製品も多い。一部は銃に取り付ける場合もある。
・グローブ - 切傷・刺傷からの防護、滑り止めや操作性の向上だけでなく熱や寒さなどからも手を保護する。
少なくとも以上のものはタグに該当すると思われる。
"現代"個人装具
近代以前の歩兵が使用していた甲冑や鎧等も個人装具の一種であるが、現代個人装具はそれらとは区別されている。
"現代"という言葉は一般に第二次大戦終結後を指すが、そうでない場合もあるようで、ベトナムや湾岸頃の旧世代の装備と分ける為か最近のウェビングを採用した物のみを指す事もあったりと若干曖昧である。
その頃の装具のイラストに本タグを付けても良いかもしれない。
また、"現代"個人装具という用語は他方には存在せず、pixivでのみ使われる。
一般的にはタクティカルギアや(個人)装備あるいは(個人)装具と呼ばれる事が多い。