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飛行教導群

ひこうきょうどうぐん

航空自衛隊における戦闘機による戦闘における仮想敵機部隊(アグレッサー部隊)のこと。かつては飛行教導隊と呼ばれていたが、2014年(平成26年)に航空戦術教導団隷下へと改組された。

概要編集

戦闘機パイロットの技量向上を目的に1981年に設立されたアグレッサー部隊で、かつては宮崎県の新田原基地に所属していたが組織の再編成によって石川県の小松基地へ拠点を移した。

全国の戦闘機パイロットの中でも突出した技量を持つ人員が所属しており、日本最強の戦闘機パイロット部隊として知られており、各基地の部隊に対して指導巡回や部隊へのスカウトを行っている。


当初は当時の東側戦闘機の主力であるMiG-21とシルエットが似ているT-2が使用されていたが、空中分解事故による隊員の殉職をきっかけにF-15へと変更。視認性を高めるための独特のカラーリングを施している。

F-15J  教導隊仕様

その技量はさすが日本最強と言うべきか、指導を受けたパイロット曰く「同じ戦闘機(F-15)を使っているのにやたらと速い」とか「気がついたら後ろにいた」など。また頑張って撃墜判定をとっても、その過程にいたるまでの状況で徹底的にこき下ろされるなどといった話も。

前述の空中分解事故にいたっても、パイロットの操縦に機体がついていけなかったからという噂すらあるとなど、空の逸話に事欠かない部隊である。


2014年(平成26年)に新たに航空戦術教導団が設立され、その隷下となった。この再編によってそれまで純粋な戦闘技量向上を目的とした訓練だけでなく、地上の防空部隊やレーダーサイトなどとの連携による電子戦下での戦闘や対地攻撃、対空攻撃脅威下による訓練も可能となった。

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